2024年08月23日
Le Pendu-吊るされた男-(6)
「がっはぁあっ!?」
弱い部分を責められて、すっかり弛緩していたところに、まともに腹の中央部めがけて強い衝撃を食らってしまった。自慢の8パックはいとも簡単に破られ、内臓の奥深くまで拳がめり込んでいった。
「いいぞ、この腹筋をかき分けて奥まで突き抜ける感覚、もう1発だ。」
「ぶふぅぅぅ。」
またも胃液が歪んだ唇から滲み出た。拳はグリグリと、まるで内臓を素手で触っているかのように腹を抉っている。
「おう、腹筋が悲鳴を上げてるな。」
と指で腹筋自体をつまむ。
「あ、あああぁ。」
腹筋のうちの一つが千切れそうな感覚。腹筋の割れたところに指がズブズブと入っていき、腹筋のパーツをはがそうとしているかのようだ。
「おいおい、腹にしっかり力込めろよ、ボコボコの腹筋が壊されちまうぞ。」
崇は腹に力を入れようとしたが、普段であればパキパキパキと氷が割れるかのようにキレイな溝を造り上げることができるのだが、うまくいかない。
「随分とほぐれたようだな。そろそろ本気を出すか。」
「ふぐぅぅぅっ!!!」
強烈な右膝蹴りが防御能力を喪失した腹筋を突き破り、奥深くまでめり込んでいった。悶絶してのた打ち回ろうにも吊るされているからそれすら許されない。
「おらぁぁぁ!!!」
「喰らえぇぇぇ!!!」
「まだまだぁぁぁ!!!」
連続で重い膝蹴りが容赦なく腹にめり込んでいく。
「かっふぅぅぅ。」
「がふぅぅっ。」
「けへぇぇぇっ。」
最早吐き出す胃液すら枯渇し、呼吸すら困難な状況だ。そして、それっきり、記憶はそこで途絶えた。
寒くてハッと気が付いた。雄鶏の鳴く声が遠くから聴こえてきた。
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2024年08月11日
Le Pendu-吊るされた男-(5)
「吐きたいだけ吐いておけ。吐くものがあればなぁ、ククっ。」
見上げると嗤っている。何のために、なぜ俺が、声に出したいが、口は動いても声にならない。呼吸をするのが精一杯だ。
「いいぞいいぞ、ずいぶん真っ赤になったな。いい色だ。」
やられた中央部を中心にして真っ赤になっている腹を手の甲で撫でている。
「ふぅぅ、ふぅぅぅ。」
と、
「ここだぁ!」
と脇腹を連打された。
「うぐぅ、うぐぅぅ、うぐぅぅ、うがぁぁぁ!」
脇腹への力の入れようが分からず、4発目が耐えられずに声を上げた。
「はぁぁ、はぁぁぁぁ。」
手を上で縛られているのでガードなどはもちろんできず、避けようにも身を捩る程度しかできない。そして、身を捩れば捩るほどに、そこだけを集中して狙われて殴られる。若干涙目になり、口からよだれが流れ落ちていた。汗も尋常ではないくらい搔き、床にボトボトと垂れ落ちている。
「いい色になってきたな。」
8つに割れた腹筋の中心部が青く変色し、その右側が赤く変色している。右側がさっきから集中的に狙われた脇腹だ。両サイドからスポットライトで照らされて、自分のつるされているところだけが明るく照らされている。コンクリートでできた地下室、静寂の中を自分が吐く息と、時折流れ落ちる汗の落ちる音だけが聞こえてくる。
「ほぉぉぉ、腹責めが感じるか。」
崇は自分自身では意識していなかったが、一物は若干硬さを増し、床と平行程度まで上がってゆらゆらと様子を窺っている。決して性感帯ではない、ただ悶え苦しんでいる時間がずっと続いているだけだが、なぜか自分の意に反して崇のそこだけは元気である。
「そうかそうか、ふふふ。」
と、指先が崇の硬く引き締まった胸の上にある小さな先端部分に触れる。限界まで脂肪を削り取って硬く鍛え上げられた胸の中で、その一点だけが淡い桃色に輝いていたが、指先がそっと触れただけでキュッと硬く引き締まり、ビクビクっと体を震わせた。そして、その下の一物はカチ上げるかの如く存在感を示した。
「こっちはどうだ?えっ?」
反対側の尖った先端にもそっと指先が掠める。
「ククっ。」
もちろん何も抵抗できずにただ快楽が体中を突き抜けていく。腹部へのあれだけの衝撃の後のこの快楽、体中の血管に強炭酸水が入り込んだかのようにジュワっと不思議な感覚が駆け巡った。そして、
「今だぁ!」
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2024年08月06日
Le Pendu-吊るされた男-(4)
崇の体から汗が滴り落ちた。まだ長袖を着ていても少し寒いくらいだが、崇もこういう得体のしれない恐怖からの冷や汗といったものは初めての経験だった。暑くもないのにドクドクと体の心底から湧き出てくる。
「フフフ、いいじゃないか。思っていたよりもいいぞ。」
と崇のパキパキに割れた腹筋を指先でずっとなぞっている。崇は食が細いということもあるが、普段からボクシング部でありながら、強いボクサーになりたいのではなくてボクサー体型のような魅せる体になりたかったので、特に腹筋などは見栄えは良かった。シャドーボクシングをしているとその自慢の腹部の筋肉が引き締まり、打つ動きに合わせてその腹筋が波打つ様は恰も彫刻が動き出したかのようだった。汗が腹筋の溝に沿って流れていく。腹筋は見た目からして石のようであり、ちょっと触っただけでもその堅さを思い知ることだろう。上から下まで、そのボコボコした腹筋は割れに割れまくり、その間に走る筋繊維は決して並大抵のものではない努力と鍛錬を物語っていた。腹斜筋もまたその腹筋を更に引き締まった印象にしていた。ただ、ボクシングの練習というよりは基礎トレーニングの賜物であった。というのも、美しく見せる筋肉と打撃を伴うボクシングは真逆であり、崇は決してボクシングに情熱があるわけではなかった。ボクサー体形を目指していたのだ。しかし、その引き締まった体が今回はどうやらマイナスだったようだ。
と、どうやら攫ってきた男も服を脱いで全裸になっているようだった。崇はゲイ寄りのバイなので、そういう性的に何かされるといった恐怖心はなかったし、そのこと「だけ」で済むのだったら、さっさと済ませてしまいたかった。しかし、その考えとは少し違った。
「ガフッ。」
いきなり腹を殴られた。ボコボコの腹筋をしているからと言って、崇はよくありがちな腹打ちの特訓のようなものをしていない。殴られるということが筋肉繊維に良い作用を及ぼさないということもあって、ボクシング部の割にスパーリング経験すらあまりないのだ。だから、部員と言いつつ実質マネージャーのような役割をしているに過ぎない。けれど、そうはいいつつも、見た目通り筋肉の塊でできているので、筋肉が殴られて痛いというだけで、俗にいうボディブローのような痛みではない。
「おお、固え、固えな。いいぞ。でも、少しほぐしておかないとな。」
ほぐす?と男がちょっと後ろに下がった。そして・・
「うらぁぁぁ!」
「ぎゃん!!!」
男は助走をつけて、勢いよく崇の生まれたままの状態の股間を蹴り上げた。二つの玉が競りあがって喉元のあたりまでせり上がって来たのではないかというくらい、とんでもない衝撃だった。
「はゎゎゎ。」
ギュンと股間とその周辺部が縮こまるような感覚で、目の前が途切れ途切れのスライド写真のように、断続的に見えた。
「よしよし、これでいい。」
と言って、すぐに
「おるぁぁぁあ!」
と、男は今度は8パックに割れた腹部の中央上に拳をめり込ませた。先ほどと違って、メリメリとそのキレイに割れた腹筋をも突き破っていった。
「かはぁぁぁ!」
唾液が周囲に跳ねとんだ。
「ククク、今度はしっかり腹に入ったな。これでオマエが腹に力を入れたところで、もうそうはいかないぞ、一旦ほぐしちまうとな、クククク。」
「はぁぁ、はぁぁ。」
崇は呼吸を整える。次が来る、ボクシング部だから腹の強さも弱さも知っている。一見、鍛えこまれた腹ならどんなに打撃を食らおうが平気だと思われがちだが、実は脂肪が乗っていたほうが緩衝材になる。それに、表面的には防いでいるように見えても、衝撃波がしっかりそのすぐ裏に控えている内臓に伝わる。男の腕は腕が太くて力こぶも半端ない。崇の足よりも太いかもしれない。息を吐き切ったときに、
「うるぅぅぅあぁぁぁ!」
と、また腹に強い一撃を食らった。
「がっ、がふっ」
息ができない、息が、思いっきり吸い込んだところで、
「どうだぁぁぁあ!」
「かぁぁ、かはぁぁぁぁ・・・」
こみ上げてきたものを吐き出した。喉がヒリヒリする、薄黄色い液だった。
「ああ、あぐぅぅぅ、おうぅおぅううぅっ。」
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2024年08月01日
Le Pendu-吊るされた男-(3)
急に顔に冷たい液体がかけられた。目を開けると辺りは真っ暗だった。夜?アンケートは昼だったなと思ったが、首を持ち上げたところを「お目覚めか」という言葉とともに左手首を急に持たれて立ち上がらされた。カチっと音がして、両手首を上の架柱に固定された。半分寝ぼけていた頭も目覚めた。どこか分からないところに両腕を固定されて動けない状態にされた自分がいる。そして、何も身に着けていない。状況が全く把握できていないところに、「そろそろゲームを始めるとするか。よく来たな、今日は長い夜になりそうだ、ゆっくりしていけ」という声が聞こえた。どこだかわからないが、どこかの地下室のようで、湿っぽくてカビ臭かった。前方に階段が見えて上が明るい。「うわぁぁぁ。」と声を出した。地下室内に自分の声が響き渡り、そして反響して吸い込まれていった。身動きができない状態で、地には足が付くのだが、肩幅程度に開かれてダンベルで括られていて自由には動かせない。すると、誰かが下りてきた。そして、地上との扉が閉められて、懐中電灯の明かりだけが見えている。誰かが近づいてくる。
「誰、誰ですか?僕が何かしたでしょうか?お金も何も持っていないし、こんなことをされる覚えがないです。人違いですよ、人違い。」
目の前にいるだろう懐中電灯の向こう側に向かって、半ば叫ぶように言ったのだが、何ら反応はなく、また静けさが戻った。懐中電灯は少し手前で止まり、代わりに左右の壁から弱いスポットライトがこちらに向けて照らされた。
「なかなか良さそうだ。これは楽しめそうだな。」
近づいてくるが、こちらからは逆光になっていてよく見えない。しかし、先ほどの浅黒い男なのだろう。手の甲を使って、腹のあたりに触れ、そして撫でまわした。
「何する気だ!」
「まあ、そんないきり立つな。どうせ叫んでも喚いても、外に声など洩れないし、誰も来ることはない。それに・・」
男はクククと笑うと、
「そのうちもっと叫びたくなる時が来る。叫びたければいくらでも叫べばいい。」
また、男はクククと笑った。
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2024年07月30日
Le Pendu-吊るされた男-(2)
LINEで連絡を取ってみると、まず身長や体重、年齢等を聞かれ、会って話を聞きたいと言われた。ジムができるのではなく、ジムを作りたいと思っていて資金集めをしている段階なので、トレーニングはまだできないが、ニーズを調査しているのだという。崇はジムのマシンを実際に使ってみて、その使い方とか効果をいろいろ聞きたいと思っていたのだが、どうも一方的なアンケートのようだったので断ろうとしたところ、相手がアンケートの謝礼として5000円支払うというので、今日は偶々時間が空いていたから行ってみることにした。待ち合わせ場所らしきところまで自転車で来たが、住所ではコンビニを指していた。駅とも全然違う方向だった。指定の時間になったのでキョロキョロしていると、赤い乗用車からガッチリした浅黒い男が下りてきた。黒いポロシャツとジーンズ姿、年齢は40代後半くらいだろうか。真っ黒なサングラスをかけていた。「君が、崇君?」そうだというと、体を嘗め回すように見て、「早速だけれど、いくつか聞きたいことがあるので、外じゃなんだから、乗ってくれる?」と自動車を指さした。こんなところでアンケート?とも思ったが、先に5000円札を渡されたので、車の後部座席に乗り込んだ。アンケートといっても、年齢はともかく、住所や電話番号、通っている大学といった個人情報を書かせようとしていたので、書けないところもあると告げると、「ああ、大丈夫、書けるところだけで。これ、ちょっと飲んでくれる?」と小さな紙コップを渡された。プロテインドリンクなのだろうが、粉が全部溶けておらずに周りにも附着していた。「試供品だから。」プロテインかと聞いたが答えなかった。アンケートもこのマシンは使ったことがあるかないかといった単調なもので、難しく考えずに書いていったが、強烈な眠気が襲ってきて、睡魔には勝てずにアンケートを全部答えないうちに意識を失った。
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2024年07月25日
Le Pendu-吊るされた男-(1)
崇がアルバイトから帰ると、郵便受けに一通のチラシが入っていた。この近くにパーソナルトレーニングジムができるらしく、そのモニターにならないかという案内だった。崇はそもそも大学のスポーツ施設でトレーナーとして働いている。ただ、トレーナーとしての資格を持っておらず、それにその大学にはスポーツ健康学部というのがあり、社会学部の崇からしてみれば、正直トレーナーと呼ばれるのはこそばゆかった。大学の施設は、経済的に困窮している成績優秀な学生を援助するために優先的にアルバイトとして雇用しているのであって、決してトレーニングの知識があるからではなかった。それでも持ち前の真面目さと凝り性な性格から、専門書を読み込んで、スポーツ健康学部の学生からも一目を置かれるくらいの知識を得たが、それでもあくまで我流であった。また、自身もボクシング部に所属していて、体を動かすということは好きだったのだが、崇自身は拳闘の試合というよりは、トレーナーとして筋肉質な体を維持しなければならないという使命感から副次的に入っていたもので、格闘技としてのボクシングには興味関心がなかった。パーソナルジム、おそらくは月に結構な額を取られるのだろうが、無料でモニターというのは悪い話ではないし、いろいろ話が聞けて好都合だ。それにしてもどこだろう?駅の近くと書いてあるが、詳しくはLINEで友達登録をとQRコードが書いてある。
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2024年07月22日
ウルトラマンジャック(8)
さて、ウルトラマンジャックがこうして人々の記憶から忘れ去られた頃、ゼラブ星人の故郷、第八銀河系では、ある見世物が大賑わいであった。(注:登場人物が主としてゼラブ星人ばっかりになるので、ここからはゼラブ星人の声を地球の言葉に訳して記載している。)陳列されているものは、遥か地球から持ち去られたいろいろな動植物であった。緑色をして恒星の発する光を栄養に変えて地から生えてくる植物、この星にはない水の中を泳ぎ回る魚、有害な酸素で満たされた空間で生きる動物、中でも一番の見世物は他でもない、ウルトラマンジャックショーであった。ウルトラマンは第八銀河系でも伝聞で知られていたものの、実物が一体どんなものかは想像の範囲でしかなかった。いろいろな等身大フィギュアが作られ、それはそれは大好評であり、ゼラブ星人と闘うウルトラマンジャックも放映されていた。攻撃されて動物が交尾時に喚くかのような嬌声を上げて喘ぐウルトラマンジャック、そしてなぜか得体の知れない体液を流すウルトラマンジャック、このおかげでウルトラマンの故郷、M78星雲では二度と銀河系にウルトラマンを派遣しないことが決議されたのだった。恥を知れ、ウルトラマンジャック、また来いよ、ウルトラマンジャック。
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2024年07月21日
概要(2024/7/21)
概要
初めて読む人のために、この小説集の概略を書きます。全部にゲイが主人公で登場しますが、タイプはいろいろです。「構想中」っていうのは書いているのですけれど、まだアップはしていないです。「執筆中」はアップしているのですけれど、まだまだ続きます。いろいろ並行して少しずつ気が向いたら書いているので、気になるタイトルがあれば言ってください。
「川辺にキラリ」
一応、処女小説。短篇です。別れを自分の中で消化しようとする過程を描いたつもりです。
「短かった夏」
これも短篇です。別れ話がこじれ、何も言わなくなった相手に思い出話をするっていう話です。
「優先順位」
中編小説です。家庭と不倫の両立ができなかったって話です。主人公は中年のマッチョです。
「愛しているって言って」
中編小説です。一話一話で完結するように書いています。恋愛小説であり、SMの話ですけれど、そんなにエグい感じではないです、たぶん。
「ハサミムシ」
これも中編小説です。一話一話で完結する感じです。この小説だけ、特に取り柄のないクズ人間が主人公です。いろいろなクズを集めて書いていけたらなと思っています。
「夜明け前」
短篇小説です。深夜のゲイバーで繰り広げられたちょっとした恋愛小説です。
「そんなに仕事が大事?」
短篇小説です。失恋を中心において、仕事で追い詰められていく様子と織り交ぜて書いてみました。
「とことん付き合って・・いけるか、俺?」
中編小説です。完璧主義でシンメトリーが大好き。神経質で疑問点はとことん探求するという主人公とそれに振り回される彼氏との関係を描く、一話完結型の恋愛小説です。
「耐えてみろ!」
長編小説です。スジ筋とマッチョの二人を、主人公を入れ替えたりして書き進んでいます。腹筋ベースでちょっとSM小説チック、主として腹責めです。
「落ちるところまで堕ちて」
長編小説です。一応SM小説で、主人公はマッチョな大学生で、金をきっかけにして自ら進んで壊れていく過程を書いていきます。
「終わりの見えないデスマッチ」
長編小説です。SM小説で、中でも金的メインです。主人公は二人ともスジ筋で、マッチョが脇役で出るって感じです。
「終わりの見えないデスマッチB」
長編小説です。基本、金的メインとかは変わらないんですが、主人公や登場人物が大分入れ代わります。
「終わりの見えないデスマッチB12」(構想中)
短編小説です。スピンオフで些細な諍いから腹パンをし合うって話です。
「終わりの見えないデスマッチC」
中編小説です。「終わりの見えないデスマッチ」の話の続きですが、主人公は弘一だけになります。Bと登場人物は違いますけれど、時系列ではパラレルで進んでいきます。
「終わりの見えないデスマッチD」(構想中)
中編小説です。Bの続きですが、主人公は世代交代しています。
「終わりの見えないデスマッチE」(構想中)
短編小説です。時系列上はDとパラレルですが、主人公は、かませ犬上等の八百長請負人です。あと、これだけ腹パンメインですね。
「終わりの見えないデスマッチB12」(構想中)
短編小説です。Bのスピンオフで腹責めです。
「終わりの見えないデスマッチ 外道列伝」(構想中)
中編小説です。こんなん書いていいんだろうかって気もしますが、基本、売られていく男の末路の話です。
「デリバリー」
中編小説です。主人公二人ともマッチョです。ま、焦らし系小説ですね。全然話が進まないじゃないかってくらい時間が止まっているような話ですけれど、これが小説の醍醐味だと思ってもいます。時間がもっとゆっくり進むといいのに、と思っている人向けですね。
「デリバリーB」
中編小説です。宅配便配達員の巨根スジ筋が拉致られるけれども、立場が逆転してって話です。SM小説です。
「デリバリーC」
中編小説です。宅配便配達員の巨根スジ筋が気のいい青年マッチョを無理矢理手籠めにするって話です。
「デリバリーD」(構想中)
中編小説です。人気みたいなので続編を書こうと思います。宅配便配達員の青年マッチョがクレーム対応をする話です。
「灰色の空間」
中編小説です。SM小説で、拷問系ですね。これも韓国を舞台に書いています。
「代償」(構想中)
中編小説です。ゲイ差別を受けるけれど、立ち向かっていく話です。
「ゴーグルマン」(執筆中)
長編小説です。マッチョなノンケがゲイビデオに出演する過程を想像で勝手に描いています。ノンケと言ってもね、ですけど。
「スプラッシュ」
中編小説です。マッチョがいびられる話です。
「僕の彼氏は韓国人」
中編小説です。「愛しているって言って」と同じく一話完結の恋愛小説ですが、韓国人の特性みたいなものも織り込んだつもりですんで、韓国人の彼氏が欲しいという人はご参考までに。一応、これは実体験に基づく私小説的なものですんで。
「台南の風に吹かれて」
中編小説です。イケメン台湾人と旅先で恋に落ちてしまうという恋愛小説です。これも「僕の彼氏は韓国人」に引き続き、実体験に基づく私小説のようなものです。
「眠らない街バンコク」
中編小説です。イケてるタイ人と旅先でイチャイチャする話です。これも、実体験的私小説です。
「ブルースリーに恋して」
中編小説です。イケてる香港人と旅先で・・そればっかですけどね。どれもこれも、恋多き、そしてイケメンマッチョ好き筆者の実体験に基づく私小説です。
「ソラシドエアでひとっ飛び」(構想中)
中編小説です。関西人のよー君とイチャイチャする話で、またもや実体験的私小説です。最早自分のために書いている感じもしますけれど。
「まだまだ若い者には負けんぞい」(構想中)
中編小説です。ジジイばっかりが登場しますんで、面白いかどうかは俺も疑問です。
「よくあるファミレスでのできごと」
中編小説です。2丁目にあるファミレスという設定でオムニバスな感じで書いていきます。
「栗の香りに囲まれて」
中篇小説です。ハッテン場の従業員のつぶやきです。
「一石二鳥のアルバイト」
中篇小説です。趣味と実益を兼ねた、M的要素の強いマッチョが金的調教をされる話です。
「こんなはずではなかった」(構想中)
中編小説です。ある事件がきっかけで人生が大幅に狂ってしまった人の回想記です。
「家庭教師」
中編小説です。勉強そっちのけで悶々とする思春期高校生と家庭教師の危ない情事です。
「サイマル商事」(構想中)
中編小説です。急にカミングアウトしたOLとその周囲の戸惑いを書いていきます。
「女子ゲイ大」(構想中)
短編小説です。女子大がなぜかゲイを受け入れる、その経緯説明と学生との質疑応答を書いていきます。
「疑心暗鬼」
中編小説です。日中戦争中にある中尉が巻き起こした事件の顛末を書いていきます。
「疑心暗鬼B」(構想中)
短編小説です。スピンオフもので、日中戦争中の、中国人捕虜を人体実験に使う話です。
「熾天使アブディエル」
中編小説です。ちょっとファンタジーな感じですけれど、アブディエルの数奇な物語を描いています。
「イスラエル王ダヴィデ」
中編小説です。「熾天使アブディエル」の続きです。これも史実に基づいているわけでもなく、全くのファンタジーです。
「仕置人」(構想中)
中編小説です。世の中の理不尽を解消するための裏家業を書いていきます。
「ブルーボーイ」(構想中)
中編小説です。戦後まもない東京を舞台にしたウリ専の話です。
「ダッハウ収容所」(構想中)
中編小説です。ドイツの実験的収容施設の中で起こった出来事を書いていきます。
「黄昏に包まれて」(構想中)
中編小説です。都会者をターゲットに小銭稼ぎをする不良少年の話です。
「ウルトラマンジャック」(執筆中)
中編小説です。ヒーローものですけれど、史上最弱、全戦全敗のウルトラマンの話です。
「ウルトラマンジャックB」(構想中)
中編小説で、こっちは怪人を続々登場させていければと思っていますが、一応ウルトラマンが勝つことはないです。
「ショッカーなめんな!!!」(執筆中)
短編小説です。まあ、想像通り、正義の味方が嬲られるって話です。
「天下一武道会」(構想中)
中編小説です。ドラゴンボールの登場人物がそのまま登場しますが、筋は当たり前ですけれど違います。素朴な疑問を書いただけのことです。
「ちょっとだけ怖い話」
中編小説です。実体験の私小説、と言いたいところですが、憑りつかれてもクレームが入ってもどっちも困るので、場所、人物、設定は架空ということにしておきます。
「青陵大学応援団」
中編小説です。応援団長の表と裏の話を書いていきます。簡単に言うと金的です。
「ソウル陥落」
短編小説です。朝鮮戦争真っただ中のソウルを舞台にした話です。ゲイ要素は薄めです。
「押忍、俺たち腹筋部」(構想中)
中編小説です。まあ、タイトル通りの腹責め小説ですね。
「川商風紀向上委員会」
中編小説です。川崎商業高校を舞台にした、ヤンキー共に焼きを入れる熱血教師物語です。結局、仕返しされますが。
「だって夏じゃない」
中編小説です。ライフセーバーが出てくる時点でまあやられるよなっていうくらい、王道のテーマですけれど。
「だって夏じゃないB」(構想中)
短編小説です。ちょっとね、書き足りなかったのでもう一度よくある話を擦ってみました。
「シーン32、テイク無量大数」(構想中)
短編小説です。アクション映画のワンシーンを撮影中の出来事です。
「デスマスクに花束を」(構想中)
短編小説です。特高警察にとらえられた社会主義者の話です。
「コンクリートにキス」(構想中)
中編小説です。詐欺を働いた男が捉えられて、ヤクザに腹パン拷問を受けるという、これもよくありがちな設定ですけれど、俺も書いてみました。
「平田屋一家」(構想中)
中編小説です。戦後間もない頃、飢饉のあった年のある集落で起きた窃盗事件の話です。
「テキエロキサス」(構想中)
中編小説です。デスノートの魔法版みたいなもの?(自分でも何書いていいかわからないですけれど。)
「キサース」(構想中)
中編小説です。イスラム法が適用されるテヘランで起こった争いごとの顛末を書いています。
「タワー・ド・ボンバイエ」
中編小説です。空手部のいざこざからマッチョ部員が生真面目な部長にケンカを売る話です。
「サカーリバ朝」(構想中)
短編小説です。奴隷から王にまでなった男の復讐劇です。
「囲まれたファルコ」(構想中)
司令官ファルコの惨めな最期を描いた話です。
「Le Pendu-吊るされた男-」(構想中)
短編小説です。最近はイラストを描いていて、この小説はイラスト先行で、そのイメージを膨らませて書いたものです。スジ筋が腹パンの責苦を受ける話です。
「Le Pendu-吊るされた男-B」(構想中)
短編小説です。柔道部員が先輩に腹パンを受ける話です。
「待ちわびて」
中編小説です。マッチョ教師が不良に絡まれて電マされるといった話です。というか、前にも似たような話、書きましたけど、ゲイ要素がそこそこ強めです。
「待ちわびてB」(構想中)
短編小説です。イラスト先行で執筆したので、続編を作成しました。ある出来事をきっかけに、不良同士が懇ろの関係になるという、珍しくショタ系の話です。
「待ちわびてC」(構想中)
短編小説です。これもショタ系で、生徒会長が電マされる話です。
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登場人物(2024/7/21)
登場人物
基本的に、誰が主人公とかはありません。小説ごとに主人公も違いますし、設定も全然違います。
ただ、同じ名前なら同一人物です。大抵は架空ですけれど、実在の人物をモデルにしているものもあります。(ま、俺しか知らないけど。)あと、年齢は悩ましいところで。アップした当時の年齢ってことでお願いします。
高梨 啓太郎(たかなしけいたろう)
売れない劇団員で主にバイト生活。高校時代はグレていたが更生し、大学時代は空手部。33歳。「川辺にキラリ」「タワードボンバイエ」「待ちわびて」で登場。
大戸見 邦史(おおとみくみふみ)
世田谷区図書館でアルバイト。特技はフルートが吹けること。28歳。「川辺にキラリ」で登場。
池尻 翔太(いけじりしょうた)
大学を出てフリーターだった。享年23歳。「短かった夏」で登場。
中村 敏夫(なかむらとしお)
中堅企業の派遣社員だったが、鬱病を発症しリストラをされる。享年42歳。「短かった夏」で登場。
馬淵 昇平(まぶちしょうへい)
妻も子どももいるが、実態はセックルレスの仮面夫婦。享年36歳。「優先順位」で登場。
住谷 和明(すみたにかずあき)
昇平のセックスフレンド。世話好きで料理が趣味。享年33歳。「優先順位」で登場。
高坂 悟(こうざかさとる)
コンビニでバイト生活。29歳。結構ドSで茂人に様々な要求をしていく。けど、実はネコ。「愛しているって言って」「待ちわびて」で登場。
北村 茂人(きたむらしげと)
悟に言われるがままに従うドM。だけどタチ。「愛しているって言って」で登場。
鈴木 克利(すずきかつとし)
フリーター。資格試験を受けると言う名目で定職に就かず、コンビニ等でバイトをして暮らす。32歳だが、長年の不摂生が祟り中肉中背キューピー体型。しかし、本人はイケている、モテると思い込んでいる。「ハサミムシ」で登場。
加藤 光男(かとうみつお)
フリーター。人とコミュニケーションをとるのが苦手で定職に就かず、ハッテン場でバイト生活をする31歳。「栗の香りに囲まれて」で登場。
柄谷 努(からたにつとむ)
県立高校の数学講師。28歳。曲がったことが大嫌い、神経質で凝り性の完璧主義者。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。
小林 圭一(こばやしけいいち)
百貨店で経理を担当している。努の彼氏。31歳。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。
坂上 明(さかがみあきら)
IT会社SE。31歳だが外見は20代前半と言っても通るくらいの童顔イケメン。「夜明け前」で登場。
新庄 智幸(しんじょうともゆき)
ゲイバーのママで、そこでは幸子という名で通している。まだ26歳と若いのだが、夜の生活が祟り、30代に見える。「夜明け前」「堕ちるところまで堕ちて」で登場。
北村 慎吾(きたむらしんご)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。バレー部員。19歳。「耐えてみろ!」「押忍、俺たち腹筋部」で登場。
伊藤 陽一郎(いとうよういちろう)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。ウエイトリフティング部員。21歳。「耐えてみろ!」で登場。
横溝 崇(よこみぞたかし)
法政大学社会学部の学生。ボクシング部員。大学のスポーツ施設でアルバイトをしている。21歳。モデルはセクフレ。「耐えてみろ!」「押忍、俺たち腹筋部」「Le Pendu-吊るされた男-」で登場。
丸山 恭太(まるやまきょうた)
法政大学経済学部の学生で、寮では慎吾の隣の部屋で暮している。陸上部員。19歳。「耐えてみろ!」で登場。
黒川 大志(くろかわだいし)
法政大学法学部の学生。「腹筋部」という聞いたこともないサークルに入ることになる。「押忍、俺たち腹筋部」で登場。
鈴木 浩輔(すずきこうすけ)
明治大学商学部の学生。水泳部員。23歳。「堕ちるところまで堕ちて」「スプラッシュ」「一石二鳥のアルバイト」「月光仮面は誰でしょう」で登場。自分がM体質だということに気付かされる。
若松 太一(わかまつ たいち)
51歳。アル中で肝臓を患っていて、常時赤い顔をしている。表の顔は廃品回収業の社長だが、ゲイの裏社会に精通している情報屋として暗躍する。モデルは某社の営業部長。「堕ちるところまで堕ちて」「終わりの見えないデスマッチ」で登場。
沢村 耕太郎(さわむらこうたろう)
佐川急便の配達員。朝から晩まで弱音も吐かずに働く、武骨でまっすぐな好青年。28歳。「デリバリー」シリーズで登場。
一条 達彦(いちじょうたつひこ)
一部上場企業の課長。ジムが日課で、高級スーツの下にはマッチョなカラダが隠されている。35歳。「デリバリー」で登場。
門田 淳平(かどたじゅんぺい)
佐川急便の配達員。朝から晩まで働かされて待遇に不満を持っている26歳。人知れず、実はかなりの巨根。「デリバリー」シリーズ、「だって夏じゃない」「シーン32、テイク無量大数」で登場。
苫米地 篤(とまべち あつし)
33歳。4年間結婚生活を送っていたが、性の不一致により2年前に離婚。男に興味を持ち始めたのは最近。自動車修理工。「デリバリー」続編で登場。
齋藤 信明(さいとうのぶあき)
中堅企業の営業マン。営業成績は振るわず、課長に怒られてばかり。43歳。「そんなに仕事が大事?」で登場。
権 基哲(クォンギチョル)
明治大学商学研究科に通うイケメン韓国人留学生。26歳。日本語はまだまだ勉強中。とても短気で自己中だけど情熱的。モデルは元彼。「僕の彼氏は韓国人」で登場。
何 志強(ホージークン)
エリックと皆から呼ばれている香港人。イケメンでお調子者だけれど、実は政治学専攻の院生。「ブルースリーに恋して」で登場。
宮下 健一(みやしたけんいち)
ギチョルの彼氏、32歳。韓国人のギチョルに何とかついていこうと必死。一方で単身旅行中に台湾人の治文にも恋してしまうし、サムットやエリックにも手を出してしまう根っからの浮気者。モデルは恥ずかしながら俺自身。「僕の彼氏は韓国人」「台南の風に吹かれて」「ブルースリーに恋して」「眠らない街バンコク」「ソラシドエアでひとっ飛び」「ちょっとだけ怖い話」で登場。
金 大権(キムテガン)
韓国の左翼系新聞社の記者。31歳。「灰色の空間」「ソウル陥落」で登場。
三反園 弘一(みたぞのこういち)
IT会社契約社員。資産家の息子で駅前のタワーマンションに一人暮らしをしている。24歳。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。続編はその5年後の設定。
西條 智哉(さいじょうともや)
川崎工業高校3年だが、後に中退する。弘一のトレーニング相手。17歳。「終わりの見えないデスマッチ」シリーズで登場。
坂井 亘行(さかいのぶゆき)
中堅企業の技術マンで趣味が筋トレ。33歳。モデルは俺のセフレ。「終わりの見えないデスマッチ」では弘一に金的を執拗にやられる筋肉野郎として登場。「ゴーグルマン」「終わりの見えないデスマッチ」続編、「シーン32、テイク無量大数」で再登場。
定岡 光和(さだおかみつかず)
川崎商業高校の数学講師。30歳前後。「終わりの見えないデスマッチ」「川商風紀向上委員会」「だって夏じゃない」シリーズで登場。
三上 洋一(みかみよういち)
スカウト兼カメラマン兼ディレクター。43歳。「ゴーグルマン」「吊るされた男」「耐えてみろ!」で登場。
謝 治文(シェジーウェン)
台湾の和風喫茶で働く長身イケメン台湾人。27歳。モデルは前彼。「台南の風に吹かれて」で登場。
范 志強(ハンジーチャン)
広東省出身で、地下格闘技場のオーナー。日本に留学経験はあるが、日本語はそんなにうまくない。「終わりの見えないデスマッチ」の続編で登場。35歳。
西条 実来(さいじょうみくる)
ソープランドで産まれ、親を知らずに育つ。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場し、その後もオーナー補佐として地下格闘技場運営に関わる。
宇津木 健(うつぎたける)
母子家庭で育つが、小1のときに母親が若い男と蒸発してしまう。実来の5歳上。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場。
ジャナバル・インジェ(いんじぇじゃなばる)
トルコ人。人間だが、生まれたときから腕が4本あり、育児放棄をされてここにやってきた。実来の4歳上。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場。
ナデート・メーキンタイ(めーきんたいなでーと)
タイ人。全身が黄金色の毛で覆われていて尻尾もあるが、れっきとした人間。カラダの構造上2足歩行があまり得意ではない。実来と同い年。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場。
サムット・ポープラムック(さむっとぽーぷらむっく)
普段はバーで働く24歳のタイ人。「眠らない街バンコク」で登場。
シディーク・カシュバル(しでぃーくかしゅばる)
インド人。見た目は華奢だが、動体視力や瞬発力、記憶力に長けている。実来の5歳上。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場。
大早田 昇(おおはやたのぼる)
金のために負ける、八百長ファイター。その分、金が絡まない試合は、日ごろのうっ憤を晴らすためか容赦ない。「終わりの見えないデスマッチ」続編で登場。
末次 高志(すえつぐたかし)
不動産業を営む40代。バブルの余韻が残り、茶髪でロン毛を未だに守り続けているが、髪の量は当時と比べて薄くなり、額も後退した中年男性。「一石二鳥のアルバイト」で登場。
佐埜裏 茂樹(さのうらしげき)
死刑判決を受けて執行の日を待つ24歳。「こんなはずではなかった」「走馬灯が止まらない」で登場。
下田 航翔(しもだかずと)
私立暁星高校2年生。受験を控えているが、思春期で勉強に手がつかず、成績が低迷。「家庭教師」で登場。
窪塚 撤平(くぼつかてっぺい)
国立B大学理工学部2年生。普段は無口でクール。趣味はプラモデル作成。高校時代は水泳部に所属。「家庭教師」で登場。
星野 一樹(ほしのかずき)
何でも屋だけれど実は裏の顔を持つ。「仕置人」で登場。
星野 泰平(ほしのたいへい)
何でも屋を手伝っている。一樹の異母兄弟。「仕置人」で登場。
アブディエル
熾天使で、ルシファーの配下だったが大戦争の時に神側につき、ルシファー(物語中ではサタン)の怒りを買った。「熾天使アブディエル」で登場。
サタン
元々はルシファーと呼ばれていたが、神に背き地獄に落とされた堕天使。「熾天使アブディエル」で登場。
ダヴィデ
数多くの武勲を上げてイスラエル王となったがサタンにそそのかされる。「イスラエル王ダヴィデ」で登場。
塩月 徹平(しおつきてっぺい)
江ノ島在住の高校生。授業についていけず非行に走り、東京からやってきた観光客をターゲットに小銭を稼いでいる。「黄昏に包まれて」で登場。
三島 幹生(みしまみきお)
東大文科に入ったばかりの前途有望な少年。しかし兵役に就けないほどの貧弱なカラダつきがコンプレックス。「ブルーボーイ」で登場。
井手 隼人(いではやと)
科学特捜隊隊員で、実はウルトラマン。科学特捜隊一のマッチョだが、筋肉美を保ちたいので、ケガをするような武術はしない。「ウルトラマンジャック」に登場。
沢登 大地(さわのぼりだいち)
青陵大学3年生で応援団長。厚い胸は小さい頃から続けている水泳によるもの。虚栄心が強く、人目を気にする小心者。「青陵大学応援団」「コンクリートにキス」に登場。
堂ヶ尾 洋平(どうがおようへい)
東京在住の関西人。上京して10年が経つ。超がつくほどかっこいいけれど、自分ではかわいい系だと思い込んでいる。「ソラシドエアでひとっ飛び」で登場。
白川 宏和(しらかわひろかず)
池袋を管轄する暴力団、坂下組の若頭。経済系に強く、ビジネスヤクザと呼ばれている。「だって夏じゃない」「コンクリートにキス」に登場。
伊佐木 公一(いさききみかず)
元ボクサーで、暴力団から足を洗ったものの、違法な裏稼業に手を染めている。「耐えてみろ!」「コンクリートにキス」に登場。
左右田 一騎(そうだかずき)
青陵大学空手部1年生。早熟でエロ一騎と呼ばれている。卒業後は教師を目指す。「タワードボンバイエ」「待ちわびて」で登場。
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2024年07月16日
雑記帳(2024/7/16)
1年ぶりの雑記帳です。1年間に4作品、どうですかね?3か月に1作品か、まあいいペースなような。こんな感じでこれからも載せていけたらなと思っています。あと、今まで書いたものを整理しています。簡単に言うと、読みやすくするように一作品を一つのページにまとめていきたいと思っています。一話完結とか、ストーリーによっては場面転換のあるようなものもありますから、個々の対応はマチマチですけれど、一応このライブドアブログを今後も使っていけたらなと思います。というのも、過去に描いた作品もちょっと自分なりに読み返したいっていうのもありまして。だって、ここ最近は金的ばっかりですからね笑。初心を取り戻さないと。ま、そこからまたアイディアも生まれてくるかもしれませんので、決して後ろ向きな理由ではございません。あと、ピクシブで絵入り小説を書いていますが、あちらはモザイクかけていきますが、こっちのライブドアブログではモザイクなしで載せていきます。なんでね、いつしか消えてしまうブログかもしれませんから、今のうちにどうぞ。突然消えてしまったとしても、原稿は残っていますので、またどこかでお会いしましょう笑。
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2024年07月05日
ソウル陥落(7)
戦争というのは暴力対暴力、正義の戦争なんて果たして存在するのだろうか。先ほど捕らえられた偽朝鮮兵3人は雑兵というか韓国軍の指揮下にもなく、ただ戦争ということを利用して生き抜こうとしていたのだろう。韓国軍の機密を訊き質したところで得られるものなどなかろう。普通は捕虜となって強制収容所で思想改良をされるのだが、見つかった時に略奪と性犯罪を行おうとしていたのが徒となり、戦犯としてではなく犯罪人として扱われることとなった。正式な裁判などなく、見つかったのは規律を重んじる北朝鮮軍の精鋭部隊、これから臨時首都となるソウルを統治するためにやってきたのであるから、こうした粗暴な犯罪人はとっとと始末したいのだ。見せしめに3人は漢江の土手に磔にされた。軍人としてであれば銃殺だが、この3人は卑劣にも北朝鮮軍の軍服に着替えて避難民から強奪行為を働いたことから、戒めの意味でその罪を粗末なベニヤ板で作られた立て看板に書かれ、その磔台の横の眺めのいいところに半死半生の状態で置かれた。晒台がすぐ横に置かれていた。晒首、なんていう野蛮な風習は既に日帝統治前に廃れていた。しかし、何かが置かれている、いや、あっという間にカササギがついばんでどこかへ飛んで行ってしまった。置かれていたのは、もぎ取られて抜かれた、6つの青白くてウズラの卵のような形をした臓物だった。川向うでは煙がたなびき、散発的に乾いた銃声が聞こえてくる。陽がゆっくりと山の向こうへ落ち込んでいく中、小さな子供が、死にかけている3人に向かって小石を拾っては投げ続けていた。
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2024年06月27日
ソウル陥落(6)
大権にとって幸運だったのは、司令官にあたる人物が大権のことを知っていて、北朝鮮の従軍記者として前線でスパイ活動をしていたのだと証言したからだ。大権はこの司令官の下で再びカメラマン兼記者として働くことになった。ソウルは既に北朝鮮の支配下となり、軍政を敷いてソウルの直接統治に向けていろいろ動いていた。司令官から、ある軍事機密を知らされた。既に核兵器が開発されていて、アメリカ軍が追い詰められた時には朝鮮半島が核攻撃の対象となるであろう。そういうことになると、朝鮮民族はそれこそ存亡の危機にさらされることになろう。武力による制圧ではなく、人民自らの手で革命を起こして、新制中国のような民衆の圧倒的な指示に立脚した国家を作らなければ、それこそ我々朝鮮民族は地球上から消滅することになる。そこで、工作員を養成して要人を拉致し、機密情報を引き出しだすことで、戦争を優位に進めるのだと言われた。まあ、確かに、軍事機密は暗号化されて解読もなかなか難しいし、要人を殺すならまだしも、生きたまま拉致するなんてなかなか容易ではないのではないかと思われたが、ゲリラ戦を生き抜いてきた上層部は、そうしたことを大真面目に考えていた。ただ、大権のカメラマンとしての役割は、どちらかというと軍の宣材写真、いわばこういう写真を撮ってくれというものをただ撮るだけで、どちらかというと記者としての速記能力を活かすこととなった。要するに、前線に赴かない従軍記者というのは、もう軍の記録係としての機能でしかなかった。
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2024年06月24日
ソウル陥落(5)
追っ払っても殴られても、家族らしき女子供がまとわりついて離れない。まあ、撮れと言われるままに撮っているが、レンズの向こうでは明らかに軍専用のトラックが次々にここを通り抜けていった。これは、と思った時にはもう遅かった。まとわりつく女の衣服を剥ぎ取っているところに銃口が向けられた。北の進撃は想定よりも遥かに速く、よく見ると歩兵が数百メートル置きに立っていた。「お前、北の兵士か?」そうだ、と声を震わせて答えている。まあ、友軍だと主張した方が賢明だと思ったのだろう。「乗れ。」友軍だと認識したのか分からないが、兵士に囲まれながら、トラックの後方の荷物置き場へと連れて行かれた。もちろん、大権はその様子を撮っていたのだから、連れだと思われたのだろうか。しかし、大権のカメラは没収され、後ろ手に縛られた。はっと気づいた時には遅かった。韓国軍の腕章をしていたのだ。しかし、最早何ともしようがない。そのトラックにわが身を委ねるしかなかった。
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2024年06月08日
ソウル陥落(4)
「おい、従軍記者。」振り向くと、どこで手に入れたのか、3人とも北朝鮮軍の軍服に着替えている。おそらく死体からでもはぎ取ったのだろう、ベースは濃緑色だけれど色あせているし、名前が刺繍してあるけれどバラバラだし、大体大権は北にいたからわかるのだが、その軍服はモスクワ派のものであって、今は誰もそんな服を着ていない。韓国兵が誰もいないとわかっているし、いたとしても見たら顔色を変えて退却するに違いない。「これから親日分子の処刑を行うから、その様子をカメラに収めろ。」見ると、大八車に荷物を載せた家族が泣き喚いているのを長い木材で追い払うかのほうに乱雑にたたき、一方でおそらくその大八車を引いていた、親子であろう男2人が命乞いをしている。親日分子というのは名ばかりで、単に大八車に満載された家財道具一式が欲しいから難癖をつけたのだろう。しかし、市民から略奪して惨殺しようとするとは、これは記事にしたら面白いことだろう。それにしても、それを北のせいにするとはどこまで性根が腐っているのだろう。まあ、それほど軍紀が徹底していないというか、元からそのつもりで軍に入ったのかもしれない。
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2024年06月05日
ソウル陥落(3)
大権は、図らずも韓国軍付きの御用記者として働くこととなった。逃げ出せば銃殺だ。ソウル撤退間近の韓国軍、しかし敗走する兵隊、混乱する市民を撮るわけにはいかない。今まで撮っていた貴重な写真は全て没収されてしまった。首都防衛軍のトラックが砂ぼこりをあげて、けたたましいサイレンと共に至急の避難を呼びかけているが、ソウルをめぐる攻防、そして北と南が入れ替わる構図に民衆は疲れ切っていた。と、兵士たちがボロをまとった男たちを引き連れてきた。興奮した声で、レジスタンスだと言っている。もう一人は赤だ、別の一人は脱走兵だと、バラバラだ。何のことはない、ボロをまとっているようで貴重品を身に付けているから、それを手に入れようとしているだけのことだ。大体、韓国兵は撤退してとっくのとうにいないのに、退却する素振りもなく、おかしいとは思っていた。このどさくさに紛れて盗みをしようとしたが、探しても探しても金目のものがなかったとみえて、強盗に切り替えたのだろう。しかし、遅きに失している。金を持っている奴ってのは日帝統治時代に日本人に平身低頭、ゴマすってたらふく儲けて、負けた途端にとっくに日本に渡っているんだから。
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2024年05月31日
ソウル陥落(2)
大八車を引いて逃げ惑う群衆、しかし、逃げるといってもどこに逃げていいかはわからない。漢江にかかる橋は全て軍によって収用管理され、一般人は通ることはできない。また、ソウルから北に行こうにも、地雷が至るところに仕掛けられており、命の保証はない。ソウル市民はソウル市内を右往左往しながら北朝鮮軍の再占領を待つしかないのだ。ソウルから急いで南へ撤退する軍は、背に腹は代えられず、民家に入って目ぼしいものを略奪している。そんな混乱、カオスな状況にあるソウルの一部始終をカメラで片っ端から撮っていった。ソウル市民にとっては北も南もない。軍隊が来れば収奪し、去る時には略奪する。逃げるにも逃げ場もなく、ただ略奪されるのを黙ってみているだけ、普通の人間だったら気が狂うような空間だ。正義は何もない、ただ暴力が吹き荒れるだけで、民衆は群衆となってさまようだけなのだ。と、度重なるシャッターチャンスの到来で周囲を見ていなかったので、周りを韓国軍に囲まれていることに全く気付かなかった。
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2024年05月28日
ソウル陥落(1)
「大韓民国国民に告ぐ、大韓民国国民に告ぐ、敵はソウル北方50キロまで迫っている。大至急、避難せよ。繰り返す、国民に告ぐ、国民に告ぐ、首都ソウルに向かって共産軍が進撃している。大至急避難せよ。」アメリカ軍の仁川上陸作戦によって韓国軍は中国国境の鴨緑江まで到達し、ソウルは戦勝ムードに沸き立ち、朝鮮半島統一の次は中国共産党支配下の朝鮮民族居住地の奪回と息巻いていたが、すぐさま中国軍の反撃にあって韓国軍は総崩れになり、北朝鮮軍はソウルに向かって進軍を続けていた。金大権はソウルをめぐっての攻防を取材する、カメラマン兼記者であった。大権の政治信条は、正直自分でも分からなかった。日帝統治がようやく終わり、いよいよ自民族の国家ができるというときに、内戦が勃発した。大権は、元々は従軍記者であって北からソウルへと入ったのだが、そのまま残り、そして今回、また二度目のソウル奪還の場に立ち会うことになろうとしていた。兵士は既に士気を削がれて、首都を防衛する気などまるでなく、ただサイレンと繰り返し流されるレコーダーがむなしく響いていた。
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2024年02月05日
待ちわびて(8)
「次、俺、俺っ!」
ともう一人が手を挙げた。
「コイツの恥ずかしいところ、もっと撮ろうぜ。」
と言って、一騎の一物をグッと握った。
「あっ・・ん、止めろ!」
一騎の一物は、自らから湧き出してきたヌルヌルした自然のローションでギラギラと黒光りしていた。ただでさえ敏感な先端を握られて、それこそ活きのいいウナギのように手の中でウニョウニョと蠢いた。
「おぅぅお!!動いてる、チンポ動いてる、気持ち悪っ!」
と離してしまった。確かに、他人の一物なんて握る機会などないだろうから、それこそヌルヌルしていたら気味が悪いだろう。
「やって!撮ろうよ。恥ずかしいよ、なんせ手コキっしょ?」
「なんだよ、じゃあ俺がやるよ。」
と電気あんましていた悟が代わってチンコをガンガン扱き始める。
「止めろ、止めろ!」
「え、その割にはコチンコチンになってきたけどな。」
「ちょっとさぁ、俺、帰るわ。もう遅いし。」
一人はそう言って、振り返りもせずに自転車に乗って帰ってしまった。残された二人が見つめあう。
「俺、コイツの乳首弄る。」
啓太郎がボソッと言う。
「ああ、それは、それは、・・」
一騎はなんていったって、乳首が病的なまでの性感帯で、逆に自分でも触らないくらいだった。乳首を弄るなんて言葉を聞いただけでもう・・
「ダメだ、もう、ダメ、イクイクイクイク!!!!」
という言葉とともに、すごい量の白濁とした液体をその筋肉でまとった体に撒き散らした。ドクドクと流れる液が腹筋の溝にはまってそれぞれジグザグに流れていく。
「ダメだ、俺、我慢できない。」
「俺も、もう・・」
悟と啓太郎、二人が同時に自分のチンコを出すか出さないかのうちに、二人とも絶頂を迎えたが、若いだけあって飛距離がとんでもなかった。
「はぁ、はぁあ、はぁぁ。」
三人がそれぞれ疲れ果て・・しばらくは誰も何も言えなかった。
ふと横を見ると、一騎のチンコは硬いまま、ヒクヒクと波打っていた。
「すげえ。」
「どうする?」
「どうするって、なあ?」
「好きだねぇ、君も。」
もう一度、両足首を持つと、
「あの、あれさ、あの・・」
「ん?」
「俺も、・・お前の電気あんま受けてみたい。」
「それは、次回のお楽しみ。次、オマエやる?」
「おう、俺の電気あんまもスゲエぜ。」
「楽しませてくれよ。まだ、コイツ、活きがいいから、たっぷり楽しもうぜ。」
一騎も、もう止めろとは言わなかった。そしてこの空間はそれこそオスの臭いで満ち溢れ、そしてねっとりとした亜熱帯のような湿り気を帯び、そして時折野獣のような咆哮を交えて緩慢に、そして時に激しく時間が過ぎていった。
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2024年02月01日
待ちわびて(7)
一騎のそんな必死の懇願も意に介さず、悟は一騎の股間に足を力強く踏み込んだ。
「おぅぃぃ、キンタマの感触、こんな筋肉してたら、さぞかしキンタマも鍛えちゃってるんだろうな?うらうら、右も左も、どっちの玉も俺の足から逃げられないぞ。」
「ひぃぃぃぃぃ、キンタマが、キンタマだけは、マジ、んがぁぁぁぁぁあっ!!」
逃げ回る二つの玉は、悟の足の裏に見事に捕まり、そして執拗に苛む。素足で電気あんまをしているので、そのゴロっとしたキンタマの感触がよく分かる。隙間から逃げようとするキンタマを見事に踏みつぶす、このキンタマが潰されてひしゃげる感覚がビリビリと足の先から伝わってくる。そして、自身の勃起したモノにまで振動が伝わり、悟は、他二人がいなかったならその一物を開放して、すぐにでも果てたいくらいだ。疲れではなく、興奮で息も荒くなる。道路工事でアスファルトを固めているかのように、二人が激しく縦揺れをしている。
動画を撮っている啓太郎も、二人さえいなければ動画など撮るのを止めて、それこそ自分の一物を握ってやりたいくらいだったし、こんな電気あんまだったらやられてみたいとさえ思っていた。二人は言わずとも相手の気持ちがわかる、息の合ったダンスをしているようにさえ見えた。
一騎はさっきのスタンガンとは異なる性質の電気が体中を駆け巡っているように感じた。中学の頃にふざけていきなり電気あんまをかけられたことがあったが、そのときのえも言われない甘酸っぱいあの感覚が甦った。
もう一人は、この異様な空間にただただ驚いて、展開についていけずに呆然としていた。
「スゲエ、マッチョが電気あんま食らってやがる。すげえっしょ、俺の電気あんま、すげえっしょ、ざまぁ。」
「あぁぁぁ。」
「おいおい、こんなマッチョだけどキンタマ弱いんだ。勉強になるぅぅ。」
「あひぃぃぃぃ、止めろって。」
「止めるかよ、ボケェ、こんな高校生に男の大事なところを踏まれちゃって、恥ずかしいなぁ、オラア!!俺の力はこんなもんじゃないからな!」
「うぎょぁぁぁぁぁぁ!」
一騎は細い眼を見開いて、その惨めな様子を涙目になって見つめている。その足を除けようとして掴んでいた両腕も、いつしか離れてされるがままになっている。
「やめてくれ、頼むから、はうぅぅぅぃぃぃ、キンタマ、俺の、マジで、俺の、はわぁぁぁぁぁ!」
頭のてっぺんから足のつま先にかけて、ビリリと鋭い刺激が駆け巡る。爪先でそして踵で、ゴロゴロと逃げ場もなく踏みつぶされるキンタマ。歯を食いしばってその屈辱と苦悶に耐えている。体はずっと痙攣していた。そして時々その痙攣が激しくなる。その激しい動きで腋毛から伝ってきた汗が雫となって滴り落ち、周囲に甘美なオス特有の匂いを醸し出している。男らしい顔つき、逞しい体をしているが、それでいて艶のある色っぽさが全体から滲み出ている。頬がぽおっと赤らんでいて、吐息が時折喘いでいるようにも聞こえる。
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2024年01月12日
待ちわびて(6)
「電気あんま?久々じゃね、そんな言葉聞くの。じゃあ、俺やるよ。得意~。」
と悟ががニヤニヤしながら手を挙げた。
「よっしゃ、テメーにマジの電気あんまを見せてやるぜ!!」
と寝て一騎の両足を取ると、足を股間に当てた。足先に、しっかりとヒンヤリとした玉二つが確かにあった。その感触を楽しむかのように足の指を使ってその玉二つをいたぶるかのように弄る。
「ああ、止めろ、止めろ。」
一騎は懇願するが、もちろん聞く耳など持っていない。股間に嫌な圧力が徐々にかかってくる。足を股間で踏みつけられるという屈辱、しかし、そんなことよりも股間へ加わる圧力への恐怖心も徐々に高まってきた。
そして、悟は片足を股間にガンガンと叩きつけるようにして電気あんまをし始めた。一騎は、
「止めろ、止めろ、止めろって!!」
と両手で何とか足を抑えようとするが止められない。一騎の頭の先から口元も肩、腕も小刻みに揺れ、胸板にたっぷりと付いている筋肉もユッサユッサとゆっくり揺れている。顔は羞恥半分恐怖半分で真っ赤になっておでこの辺りに青筋が立っている。高校生に大の大人が全裸で電気あんまされているのがよっぽど恥ずかしいのだろう。それに、悟の力加減如何で地獄を見るかもしれない。なんせ、無防備で男の弱点を晒してしまっているのだから。
「ああ、止めて、あっ、止めて、いやっ!」
頭を両手で抱えて、明らかにおかしな声に変わった。潰れんばかりに踏み込まれて痛いのだが、振動でその痛みが波動のように広がっていく。それに、電気あんまをしている悟も見てわかるほどにはっきりと勃起しているし、撮っている俺はご多分に漏れず早い段階でフル勃起しているから股間が痛む。
「オラオラオラァ、まだまだいくぜ、オラオラオラァ!!」
「止めてくれ、止めて、もう、おかしくなる。」
ズム、ズム、ズムとリズムカルに足がビートを奏でている。そのビートは一騎に、そして悟の脳天にも響いていることだろう。
と、腹のあたりを見ると、腹毛がその一物から出た大量の透明な液でキラキラ輝いている。二つの玉がテンポよく踏まれて、赤黒く光った太く短い棒がその引き締まった臍の下を上下左右に跳ねて引き締まった腹を乱打し、とめどなく流れ出てくる透明な液体がその周りに飛び散って陰毛を濡らしている。
「あっ、ああっ、はぁぁあ、うはぁぁぁあ!!」
こんな男臭い奴がこんな声を出すとは。今まで聞いたことのないような質の声が無機質なコンクリートの建物内で反響する。顔が炎のように紅潮し、汗でしっとり濡れている。ブルブルと震えているのは電気あんまの振動だろうか、それとも自らが震えているのだろうか。
「うっふぅぅぅ。」
悟は動きを止めると、敏捷な動きで跳ね起きて、またも両足首を掴んだ。この体勢が疲れたのではなく、その有様を自分の目でも見たかったからだ。
「オラオラ、今度は全体重をかけて、激しくいくぜ!!」
「ああ、止めろ、止めろ、本当に止めろ、男の最大の急所、オマエも分かるだろ、やばいって。」
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