一石二鳥のアルバイト

2018年08月19日

一石二鳥のアルバイト(1)

アパートの一室にあるトレーニングルームで、浩輔はせっせとベンチプレスに励んでいた。かれこれ2時間になるだろうか。そこに置いてあるバナナを2本食べ、筋肉増強用プロテインのドリンクも飲む。元々水泳を幼い頃からやっていて、骨格は逆三角形なのだが、水泳をするようなカラダでは最早ない。手のひらは豆が積み重なって固くなり、肩も腕も不自然に盛り上がっている。浩輔の自慢は胸だ。胸を中心に鍛え上げたために、かなり重度の肩こりと偏頭痛がするほど、そしてプールに入ったら間違いなくブクブクと沈むくらいの筋肉、そしてその下にはバキバキに割れた腹筋を身にまとっている。しかもこれは成功報酬のアルバイト。筋肉をつければつけるほど金がもらえる。なので、プロテインも多少無理して飲んで、汗をダラダラかきながら黙々と筋トレに励んでいる。たった一人で、備え付けのビキニパンツを履きつつ、地道にトレーニングを続ける。

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2018年08月23日

一石二鳥のアルバイト(2)

「ガチャ」と唐突にドアが開いた。この部屋の借主であり、浩輔の雇い主だ。髪はオールバックにし、金の太いネックレスをつけ、金色の腕時計をしているが、トレーナーとジーンズというラフな格好にはアンバランスでかえってその金色が悪趣味で際立って見えた。「おい。」「お疲れ様です。」浩輔は若干ビクつきながら返事をする。「おい、どうだ?」「はい、順調です。」「こっち来てみろ。」浩輔はその声に応えて高志のところへ小走りで駆け寄った。「おうおう、いいじゃねーか。」と肩、そして胸をベタベタと触り、握って固さを調べる。「腕上げろや。」言われるがままに上げると、高志はその汗でうっすら湿った腋毛をまじまじと見る。「おら、両手を頭の後ろで組め!」腕を上げて指示通り組む。「なんだ、オマエ、言われないとやらないんか?足も開けよ!」と粗雑に足をこじ入れて開かせる。そして、メキョっという音と共に浩輔が後方に崩れ落ちた。手は後ろ手で組んだままで尻餅をついた。高志は金的に膝蹴りを喰らわしたからだ。しかし、すぐにまた立って同じ姿勢をした。すると、今度は助走をつけて足を大きく振り上げて、足の甲で思いっきりまた金的を蹴り上げた。今度は浩輔はバランスを崩すことはなかったが、若干前かがみになり、膝がガクガク震えていた。

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2018年08月26日

一石二鳥のアルバイト(3)

「いいじゃないか、え?」ニタニタと笑いつつ、高志は自らの服を脱ぎ去った。一糸乱れぬ姿は一言でいうと中肉中背、中年特有の体型であった。しかし、元柔道部主将の名残はそのカラダつきに刻まれていた。昔はあったであろう筋肉が今では贅肉に変わったのであろうが、それが筋肉であった頃を彷彿させる、浅黒くて脂の乗りきった、そんなカラダであった。しかし、浩輔のこの鍛えに鍛え抜かれたカラダと比較すれば、脂肪ばっかりの中肉中背の中年体型以上の何物でもなかった。「どうだ、痛いか、痛いだろ。」苦痛に歪む浩輔の顎を掴み、当たり前すぎる質問をした。内臓が腐ったような口臭がツーンと鼻腔を刺激した。「俺が柔道部にいた頃はこんなもんじゃなかったぜ。」この台詞、そしてその後の話は毎回聞かされて、それをただ痛みに耐えている状態で聞いている。きっと、その柔道部のしごきでも同じような光景だったのだろう。

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2018年08月29日

一石二鳥のアルバイト(4)

問わず語りに高志は話を続けた。「練習中に先輩から、内股をかける前に反動で玉を蹴られるなんてのはかわいいもんだ。岡本って1年上の先輩がいて、そいつはそもそもカラダがただデカいだけで動きが鈍くて、まあ動作も鈍ければそれに輪をかけて頭の回転も遅いから、普通に乱取りやってても投げられる練習台にしかならないくらいどうしようもない奴なんだけどよ、そいつとまともにやりゃ、そりゃ俺らの方が強えわ、けど先輩だから一応稽古つけてもらわにゃならんってことで、ま、こっちも手加減するんだけどよ、なんせ基本がなってねーもんだから技をかけたんだか何だか分からないもんで、仕方ねえからワザとかけられた体で受け身を取ったわけさ。そしたら周りが爆笑。」何がおかしいのだが分からないが、苦痛で顔を歪めたままの俺に、ゲタゲタ笑いながら話をし続ける。脂で歯は全体的に山吹色をしており、上の前歯が欠けてそこから虫歯になって黒く変色している見にくい歯を気にするでもなく、刺激臭を時折吐き出しながら。
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2018年09月01日

一石二鳥のアルバイト(5)

「でさぁ、恥をかかされたってんだぜ?俺が避けたからうまく大外刈りができなかったっつーんで。大外なんか誰だってできるじゃねーかな。できない奴なんてまず、いないだろ。な?」といいつつ、手を頭の上で交差させていることを確認してから、俺から数歩後ずさっていく。で、右手で軽く横に仰ぐような動作をする。そっか、内股気味になっているから開けって言ってるのか。深呼吸をして心を落ち着かせようとするが、鼓動はどうしても速く落ち着かなくなっている。そして、軽く助走をつけてこっちに向かってくると思いっきり金的目がけて膝蹴りをしてきた。一部始終を見ていたので、思わず反射的に腰を引いてしまった。高志は思いっきり膝を振り上げたものの、空振りした反動で重心が不安定になり、そのまま無様に後ろ向きに倒れ込んだ。その有様を見て、浩輔は失笑してしまった。すると、高志は顔を真っ赤にして激高しだした。
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2018年09月02日

一石二鳥のアルバイト(6)

「ちょっとさぁ、違うよなぁ。」頭をボリボリ書きながら、甲高い声を張り上げている。フケが窓から差し込む太陽光に照らされて、ダイヤモンドのかけらのようにキラキラと輝いて落ちていく。そして、首筋や脇腹を掻き出し、あっという間にミミズ腫れになっていった。「ちょっと、寝ろや。」肩甲骨のあたりも体毛でうっすら覆われていて、最早血がうっすら滲むほど引っ掻いている。浩輔は言われたとおりに仰向けに寝た。「足開けよ、足!言われなくてもちゃんとしろや!」頭では分かっているが、どうしても無防備で晒したくはない箇所だけに臆してしまう。もちろん、ビキニパンツの中身も、鍛え抜かれたカラダとは正反対の行動を取って縮こまっている。「岡本もさぁ、弱いくせにさぁ、すっげえ弱いのよ?あいつが試合で勝ったの、見たことねーんだよ。そいつがさぁ、恥かかされたっつってさぁ、後で呼び出されてよぉ、こうやって足を掴んでよぉ。」と踝辺りを掴むと、かかとを垂直に股間目がけて振り下ろした。
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2018年09月05日

一石二鳥のアルバイト(7)

「あぁぁぁ!」手で股間を押さえてもんどりを打っている浩輔を尻目に、話を続けた。「でさぁ、痛えだろ、痛えだろ、分かるだろ、俺の痛さ。玉をやられたときの痛みもそうだけどよぉ、実際はな、痛さじゃねぇんだよ、男の象徴を踏みにじられる屈辱というかさ、ずっとずっと大事に大事に守ってきたものが踏みにじられたっていう感じがさ、たまんねえだろ?」そう言いつつ、剥き出しになった高志の股間は、さっきまで夕方の朝顔のようにしょんぼりしていたものが打って変わって、赤銅色に染まり、硬くそそり立っていた。浩輔は、股間へのかかと落としの衝撃がなかなか取れずに七転八倒していた。あまりにも痛すぎて、声も出ないくらいだった。
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2018年09月08日

一石二鳥のアルバイト(8)

「手、手は除けろ、で、しっかり股開け。」とまたも同じ格好をするように言われ、ズキズキとした重い痛みに襲われつつも先ほどと同じ体勢になった。「岡本がよぉ、言うんだよ、分かるか、俺の屈辱が、分かるのかよ、えって。もちろん分からなかったし分かるわけがないって思っていたけどよ、今ではその弱っちい岡本の言うことがさ、分かるようになったんだよ。シンパシーオブソウルっつーの知ってっか、お前?それだよ。分かってもらう奴が欲しかったんだよ、岡本はさ。」高志は浩輔の股間に右足を置いて、グリグリと足指で揉み解すかのようにしだした。「うはぅ。」声にならないような声を上げ、浩輔は先ほどとは打って変わって警戒を一気に解いた。頭の中で炭酸水の泡が急に瓶の口からドクドクと溢れ出していくかのような、痛みでずっと押さえつけられていた快感がどっと湧き出して血流に乗って全身を駆け巡った。「昔の岡本のことを知らねーんだけどよ、きっと岡本も同じようなことを先輩にされてきたんだろ。それをカラダで教えようとしたんだろうな、カラダでさ、このカラダでよ。」と、踵で強めにグリグリとし出した。そして、足の指で、もはやはっきりと硬直して形が浮き出ているモノを挟んでなぞった。「恥って何だろな、恥ってよ。」と、股間をガンガンと踏みしだく。そして、その何度目かで快楽の絶頂と共にビキニがぐっちょり濡れて、その獣のような薫りが辺りに漂っていった。
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2018年09月12日

一石二鳥のアルバイト(9)

「おい、憎いか、俺のことが憎いかよ。」まだ股間を踏みしだくが、段々投げやりになってきた。「来いよ、その憎しみを俺にぶつけて来いよ。大事な大事な玉を潰されたその屈辱、悔しいだろ、切ないだろ、オマエの玉、もうねえんだよ。俺が潰してやったんだよ。」おそらく、射精したことを自分の中で潰された設定に勝手に置換しているらしい。浩輔はいくつかの星が頭上をゆっくりと回っているような快楽に浸っていたが、高志の方は違うスイッチが入ってしまい、こちらのことを構わずに一方的に喚いている。「何だよ、その筋肉無駄じゃねーか、玉なし、玉なし、オマエは玉ついてねーんだ、おら、かかって来いや!俺はオマエみたいな根性なしじゃねーんだぜ。」と、股を開いて仁王立ちになっている。ポッコリ膨れ上がった腹の下に剥き出しになった股間は、既に天井に向かって若干湯気のようなものを立ててそそり立ち、そして二つの大きな玉が何の防御する術もなくぶら下がっている。「やれよ、潰してみろよ、俺のタ、タ、玉を。岡本ぉぉぉ、来いやぁぁ、オマエにできんのかよぉぉぉ。」最早、浩輔を岡本と同一視して、目は既に焦点が合っていない様子で、口の周りは若干泡立ち、絶叫している。
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2018年09月15日

一石二鳥のアルバイト(10)

浩輔は起き上がるとゆっくりと近づき、そして渾身の力を込めて無防備な股間へと膝蹴りした。上方を向いて威嚇しているモノとは別人格であるかのように、傲然とぶら下がっていた玉を確実に仕留めた。大きく垂れ下がった玉はその衝撃でひどく歪み、そしてカラダへ押しつぶされた。「ギニャァァァァ!」獣のような雄叫びを発したが、高志はその姿勢を保ったままだった。「ゲヘェ、ゲヘヘヘェ、全然じゃねーかよ、何だよ、しっかり狙えよ、無防備じゃねーか、俺の玉、見えてんのか?あるだろ、テメーと違ってちゃんとあるだろうがよ、潰せよ、ゲヘヘ、しっかり狙って・・」そして、その言葉が言い終わらないうちにもう一度、膝を高志の股間へと食い込ませた。あの若干湿ってまとわりつく、テニスの軟球を踏みつぶしたような独特の感触があった。と、高志は後ろ向きに倒れた。白目を剥いて、開きっぱなしの口からは舌が出ていたが、股間からはドクドクと濃厚な液が流れ出して黒いマットを濡らしていた。「ふぅっ、終わった。」これがアルバイトの1ターム。シャワーを浴びて濡れたビキニを置き、代わりにそこに置いてあった万札を掴み取って、まだ伸びている高志を横目にここを出て行った。


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