2019年09月
2019年09月07日
デリバリーC(7)
と、淳平の舌が勢いよく耕太郎の口に忍び込んでいった。そして、手が乳首に触れると、耕太郎はカラダをビクつかせた。
「やべえ、カワイイっすよ、耕太郎さん。女みてえ。」
ふざけんなと心の中では叫んでいたが、一方で暴力から解放されて優しく扱われていることに順応して、ひどく全身が敏感になっているのも事実で、実際はもう何をされてもいいような、そんな感じにさえなっていた。淳平の指先がちょっと触れるだけでカラダは痙攣するように激しく震え、声を出すまい出すまいと意識していても、どうしても漏れてしまうのだった。淳平は手錠を二つとも外したが、耕太郎はそのままなされるがままにしていた。重量感のある胸に乗った乳首を丹念に指で転がす度、耕太郎は吐息を吐き、呻いた。そして、淳平が服をシャツを脱ごうとすると、耕太郎は急かすかのようにズボンを脱がしにかかった。耕太郎の眼は、ズボンの膨らみに気付いていた。何か詰め込んでいるのではと思うくらい張りつめていたからだ。そして、現れたのは、想像を遙かに超えた、とんでもなくデカい、丸太のようなモノだった。淳平の臍の上に渦巻く臍毛をなぞるかのようにユラユラと蠢き、透明な液が臍毛とつながって細い糸を引いている。耕太郎はカラダが急に火照るのを感じた。心音と一緒になって、その反り返った棍棒は振動して引き締まった腹を押していた。ねっとりした液が次から次へと溢れていた。
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2019年09月04日
デリバリーC(6)
下腹部から突き上げるような痛みが耕太郎を襲った。淳平の拳が耕太郎の無防備な股間にまともに入ったのだった。
「いい声、やれば出せるじゃないっすか。もっと聴かせてくださいよ。」
と、股間にめがけて正拳突きを繰り返し喰らわせた。耕太郎は腰を引いて庇おうとするが、もちろん無駄な努力で、狙い通りに正確にヒットした。
「あっ、ああぅ、ああぁぁぁ。」
と、悲鳴に近い甲高い叫びが倉庫に虚しく響いた。
「やべえ、こんな筋肉してるくせに女みてえな声出してやがる。もうすぐ本物の女にしてやっからよ。」
と、またも正拳突きを股間へとめり込ませた。さっきのボディブローとは違い、しっかりとしためり込むような感触が手に感じられた。腰を引いて少しでも避けようとするそのポーズが、日頃の益荒男ぶりの耕太郎とは打って変わって対照的で滑稽だった。
「止めろ、もう止めろ、本当に潰れるから止めてくれ。」
「何、こんな小さいもん、いっそのこと潰したって構いはしねーんじゃないっすか?潰しちゃいましょうよ、わけないっすよ、こんなの。」
と、また一撃を喰らわすと、
「ひぃぃぃ。」
と気管支の奥から漏れ出てきた悲鳴のような、さらに甲高い声を上げた。
「こんな小さくても男の痛みっつうのは同じなんっすね。勉強になるわ。いやらしいっすよ、耕太郎さん。」
乱雑にその小さな股間を揉みあげる。耕太郎の褐色の筋肉が汗でじっとりと濡れて、その一部が雫となって床に滴り落ちていた。倉庫のやけに突き刺すような白色灯が、筋肉のくびれや苦悶を一つ一つ浮かび上がらせて芸術的に煌めいていた。鍛えられた太い足をキュッと閉じて、腰を引けるだけ引いて痛みに耐えていた。苦悶に引き攣る顔が、どうしようもなく愛おしく感じた。
「キスしていいっすか?」
「・・・。」
「それとも、まだやられ足りないっすか?」
と拳を股間にそっと当てたので、首を大きく分かるように横に振った。
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2019年09月01日
デリバリーC(5)
と、ポケットの小銭を握ると、その鍛え抜かれた腹へと拳をめり込ませた。
「うわ、硬え。効かねえっしょ、俺のパンチ。屁でもねえっしょ?」
と、何度も何度も腹へとパンチを繰り出すが、確かに拳の方がダメージを受けている感じだった。腹筋を日頃から鍛えているからと言って、殴られたら痛みを感じるのは当たり前だった。それに、さっき執拗に蹴られた腹の、また同じところをワザと狙って殴っているのだった。
「ふう、すっげえ。ビクともしねえ。さすがっすね。」
耕太郎は手錠で固定されているので、身じろぎするのが精一杯だった。しかし、手錠を外すのは自力では困難で、鍵は淳平が持っているのだろうから、ここは大人しく言うことを聞いて、解放されるのを待つのが得策だろうと考え、ただ向こうのされるがままになるだけだった。
「燃えてきた、燃えてきた。いいねえ。」
と、ベルトを外してズボンを脱がしにかかった。止めろと言ったが、もちろんそんな要望が受け入れられる余地はまるでなかった。一気に脱がすと、そのゴツいカラダとは対照的に可愛らしいものが顔をのぞかせた。耕太郎にとってはこれが何よりも屈辱的だった。
「マジっすか?小せえ。へぇ、ゴツゴツのカラダしといて・・天は二物を与えずって本当っすね。」
と、躊躇せずその人差し指程度に股から生えているものを握る。
「へえ、前からっすか?小せえって言われません?そっかあ、でも、これはこれでアリだな。ギャップがなんかそそるわ。」
言葉で自分の一番のウィークポイントを詰られ、そして無造作に弄られて、耕太郎は恥ずかしさで直視できなかった。
「じゃあ、筋肉ムキムキのマッチョさんのいいところを見せてもらおうかな。」
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