2019年09月

2019年09月30日

栗の香りに囲まれて(4)

さてと、さっきの子が来ている。真面目だな。それに、何、結構タイプなんだけど。分からないっていうけど、たぶん口で言って説明するようなものじゃないんだよね。実地。俺がカラダで教えてやった方がいいのかな?でも、聞いてみたら、タイプじゃないからってお断りしても全然聞いてくれない人がいるんだとか。なるほど、なるほど。もしかして入口のところでこっちを見ているおデブさん?ま、見るからにモテそうもない感じの白豚メガネだけど、彼?うわ、こっちをニタニタして見ていて、どういうことなんだろ。すみません、つきまといお断りなんですよね。「え、ここハッテン場ですよね?」迷惑している人がいるので、止めてもらっていいですか?「あの、だからハッテン場ですよね、って言っているんですけど、意味分からないんですけど。」迷惑行為は禁止ですので。「だから、ハッテン場でハッテンしないっていうのはなんですか、ハッテン場として成立していないということでは?それっておかしいのでは?システム的に。」まくしたてるように言う割には主張がよく分からないわ。あの、守れないようでしたら退店いただいているのですけれど。「はぁ?こっちはお金払ってちゃんと入っているのですけれど。不可解、不可解ぃぃ。」なんだコイツ。って、さっきのイケメンちゃんは逃げるようにして帰っちゃったし。「うっせーよ、ブス。こんなところにもう来ねーよ。二度と来るか。」と捨て台詞を履いて、その白豚メガネも追いかけるようにして出て行った。ま、目的の相手が帰っちゃったしね。

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2019年09月28日

栗の香りに囲まれて(3)

急いで受付に戻ると、なんだか薄汚れたオヤジが。見た感じ50代後半かな?申し訳ありませんが、今年から基準が厳しくなっておりまして、見た目が40歳以上の方はお断りしております。他の施設を利用してくださるようお願いします、とマニュアル通りにすらすら抑揚なく言うと、「はい?」と怪訝な声が。もう一度同じことを言う。「年齢制限?この前入れたんだけど。」この前入られた方でもお断りすることがあります、とまたもマニュアル通りに答える。「いや、この前入れたのに今回入れないなんておかしくない?見た目って書いてあるだろ。」いやいや、見た目だったらどう考えてもアウトだろと思いつつ、他の施設の利用を薦める。「なんだ、こんな店に誰が来るかよ。潰れたらいいや。二度と来るか!」と捨て台詞を吐いて出て行く。いやいや、二度と来て欲しくはないから大丈夫ですけどね、それに、あんたみたいなのがいると客足が遠のくから願ったり叶ったりなんですよ、こっちは。

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2019年09月25日

栗の香りに囲まれて(2)

「あのー、すみません。」いやいや、今清掃中なんで。よくいるんだけどさ、見て分かるとおり清掃中なんですけど。他が汚いからここ使いたいってのは分かるんだけど、今、一生懸命清掃してるでしょ?どうせまたすぐ汚すんだから一緒だと思っているんだろうけどさ。「あのー。」うるさいっつーの、もうちょっとかかるよって振り向くと、結構若くて今風のイケメンじゃない?「あのー、ちょっと聞いてもいいですか」「何でしょう?」「僕、初めてこういうとこ来たんですけど、どうしたらいいか分からなくて。」え、そんなの、したい人とやればいいんじゃない?「でも、なんだか仕組みがよく分からなくて。」ま、ちょっと清掃中なんで、そういう面倒くさい質問はちょっと・・Yahoo!知恵袋かなんかで聞いたらいいんじゃないの?ドアのチャイムがなっている。基本俺一人しかいないんでね。じゃ、受付で説明するから、後で来てよ。

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2019年09月23日

栗の香りに囲まれて(1)

アルコール消毒液をスプレーで噴射し、薄汚れた雑巾でせっせと今日も光男はマットを掃除する。はぁぁ、切ないというか何ていうかね。何で俺が人の出した体液を掃除しなけりゃならんのか。プラスチック製のゴミ箱には堆くティッシュが積まれて山になっている。薄手のゴム手袋をはめているとはいえ、人の体液のついたティッシュをつかむのは未だに慣れない。薄い板1枚で隔てられた向こう側からは過剰なまでに演出された喘ぎ声がすごいボリュームで聞こえてくる。普段からそんな甲高い声を出すのだろうか?でも、どうせ腹の出て頭の禿げあがったオヤジなんだろう。ティッシュがローションと相俟って一塊になっている。ゴミ箱にまで貼りついているし。どんだけ濃いのを出したんだか。で、マットももうビシャビシャ。こんなんじゃ次の人が入れないわ。あんまり消毒臭をさせると良くないんで、100円ショップで買ってきたセスキを水で溶かしたものを振りかけて雑巾で拭く。固まっちゃうと取れにくくなるんだけれど、これで拭くとよく取れるんだよね。
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2019年09月22日

雑記帳(2019/09/22)

結構書き進めました。とりあえず、「僕の彼氏は韓国人」「ハサミムシ」を載せ、これから新作「栗の香りに囲まれて」「家庭教師」「熾天使アブディエル」を順次載せていきます。概略と人物も更新しました。熾天使アブディエルは初めて人間以外のものを書いてみました。面白いんだかどうだかは読者の判断に委ねますけどね。ちょっと短いので書き足してもいいかなと思っています。「終わりの見えないデスマッチB」はそろそろクライマックスで、並行して「終わりの見えないデスマッチC」を書いているところです。載せるのはまだまだ先ですけど。

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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)雑記帳 

2019年09月21日

ハサミムシ(9)

ダイソーで買ったブルーシートを敷いて寝ている。小バエがさっきから2,3匹、追い払っても追い払っても、引っ付いてくる。風は心地よいと言うよりはちょっと寒い。高台からは電車の通る音がひっきりなしに聞こえる。遠くからは少年野球の掛け声らしき、甲高い声が聞こえてくる。ただ、周囲は鬱蒼とした葦やススキに囲まれている。足元には人工池があるが、ときどき枯れ草の堆積物が出すような生暖かい腐敗臭が漂ってくる。
よく晴れている。昨日大雨が降ったからかいつもよりも格段に澄んだ青空だ。
克利は伸び過ぎて若干折れ曲がった乳首の周りに生えたひょろ長い毛を弄りつつ、空を眺めていた。飛行機が上空を飛んでいるのが見える。3,4日洗っていなくてゴワゴワになった髪は小バエにはご馳走なのかもしれない。さっきより若干羽音が大きくなったような気がする。肌は濃淡があるにせよ全体的に土色で、数箇所剥がれ落ちたかのようにピンク色の箇所がある。大きく盛り上がった腹、そしてその先にはかなり細いビキニのパンツをはいている。日焼けするためにここにわざわざ寝ているのでは決してない。土色の肌は元からなのだから。開放感がそうさせるのだ。この、俺だけが占有する場所と時間、そして上へ果てしなく突き抜けるような空間、そう思うとビキニの中のモノが膨らみを増し、はち切れんばかりになった。
克利はおもむろに携帯を2つ取り出した。一つは厳選したエロ動画用、そしてもう一つは動画撮影用だ。動画撮影用の携帯は、自撮棒をガムテ等で改造したスタンドにつける。そして、エロ動画を片手で持ち、それを見ながら自分でビキニに収まりきれなくなったモノを取り出し、そしてこれでもかというくらい激しく手を上下に動かす。手の動きが見えないくらい高速で動かしてそこからもう時間をおかず、白濁した液が地面へと吸収されていった。そしてモノは元の位置に自然と収まっていく。ただ、さっきと異なり、赤いビキニにはっきりとシミが付いているが。
悪寒を急に感じ、ブルッとした。なぜか尿意がもたげてきたので、克利はいつものようにビキニを剥ぎ取って、沼に近寄っていった。そして、その中へと放尿した。澄んでいた水は黄色い液体と巻き上がる泥によってみるみる濁り、ジョボジョボという音に伴って、泡立ちが拡がっていくのが見えた。
「痛っ。」
何か臀部に小さなものがぶつかった。振り向いたけれど特段・・
「痛っ。」
今度は左の方向から、明らかに石が投げつけられたのが分かった。人がいる。よく見ると、どうも中学生くらいの子どもが草むらに隠れているのが見える。どうしたもんか、こういうのは下手に注意をするよりは、怖い思いをさせて二度とこんなことをしないようにしてやった方がいいよな。
「うおぉぉぉぉ!!!」
と突進していくと、わぁぁぁという声と共に四方八方へと散っていくのが見えた。
「ハハッ、まだ毛も生えてないようなガキが、俺様に楯突こうなんて百万年早いわ。」
と、さっきの沼のあたりまで戻ると、何か違う。ブルーシートが沼に落ちてしまっていたが、丸まっているので風の仕業ではなさそうだ。というか、ジャージもないな。と、周りを見ると、
「ワーイ、ワーイ。」
とジャージとビキニを持って、押しつけ合ってふざけ合っている子どもの姿が見えた。
「バーカ、バーカ。」
と、また石が投げられてくる。本当、ガキは一度痛い目を見させてやらないと分からないようだな。
「くぅぅらぁぁぁぁ!!!」とその方向に走っていくと、遠くから悲鳴が聞こえてきた。見ると、女子高生らしき3人組が立ち止まってこっちを見ていて、その後ろを巡回中の警察官らしき男が自転車をちょうどそこに止めるところだった。
「バーカ、バーカ。」
と遠ざかっていく中学生、そしてこちらの方に近づいてくる警官、仕方がなく、全身にブルーシートを巻いてその場で立ち尽くしていた。女子高生も同じく立ち尽くして、それからどうなるのかを見守っていた。

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toppoi01 at 07:30|PermalinkComments(0)ハサミムシ 

2019年09月18日

僕の彼氏は韓国人(8)

朝は洋食。今日は俺の方が早く起きた。っていうか、たぶん蹴飛ばされたから
ギチョルの寝相は独特で、大の字ってこういうのを言うんだなって感じで寝ている。
寝るときは俺に腕枕しようとしたり、俺を抱き枕かのようにべったり腕と足両方から絡め取られ、顔もほぼくっついたまま、すごい密着してくるんだけれど、しばらくして寝付くと、今度は俺を邪魔者扱い。蹴飛ばされて俺は布団の端の方に追いやられる。
こんなにくっつかれても寝られないし、で、蹴られてぶたれて寝られないし、どっちにしたってギチョルが寝付くまで寝られない。一人で寝たいんだけど、韓国人ってやたらベタベタとしてくる。時折、ふと目が覚めると、ギチョルが俺の顔をジッと見ていることがある。何?って聞くと、決まって「寝顔を見ていた。」と。無防備な顔とか見るの止めて欲しい。
で、ギチョルは冬でも夏でも一糸まとわぬ姿。俺は必ず寝間着を着るんだけれど、冬はオンドルで過ごしてきたギチョルに室温を合わせているので、俺にとってはかなり暑い。起きたときはもう喉がカラカラ。トーストにジャムを塗っていたらギチョルが寝ぼけ眼のまま通り過ぎてトイレに行った。もちろん、何にも着ていないし、朝って言うこともあって、自慢の透き通るくらい真っ白なブツは怒張したまま。朝からそんなの見るものではないな。で、俺に抱きついてくるし。いいんだけど、固いモノがバシバシ当たっているから。パンツくらい履いてくれ。キスも無理。歯を磨いて。朝からじゃれついてくる。いつもそんなに甘えたりしないじゃん。って、朝は俺、忙しいの!
ギチョルはスープがないと食べられないというので、瞬間湯沸かし器でお湯を沸かす。
また俺のことをジッと見ている。あの、頼むから顔がむくんでいるときとか見ないで。
「ここから毛が出ているよ。」
って頬から出ていた1本の毛を引っ張る。だから見ないでって、恥ずかしいから。鼻毛とか出ていないか鏡でチェックしないとな。もう時間ないや。シャワーをってギチョルも入るの?もう、一人でテキパキと洗いたい。洗いっことかしないよ。ちょっと股間とか俺洗うからいいから、カラダ拭くのも自分でやるって、なんで股間だけ拭くよ、時間ないって、本当に。
洗面台ではギチョルが真っ裸で髪を整えている。ギチョルは髪だけで10分は余裕でかかるからね。もう、俺もドライヤー使うんだけど。この分じゃ、今日も駅までダッシュしないと間に合わないな。ピンセットで頬の毛を抜くのだけは忘れないようにしないと。

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2019年09月16日

雑記帳(2019/09/16)

SM系というか、まあタマ責め系の小説を書き始めた。4つ同時に書き進めているけれど、そういや書き終わっていない小説って18もあるんだよね。全部終わりが見えないわ。まあ、何の小説でもそうなんだけどさ、例えばタマ責めテーマだったらシチュエーション違っても、結局タマ責めじゃんっていう、水戸黄門パターンになるんだよね。まあ、何でもそうでね、エロビだって結局セックスするんだろみたいな待っている自分がいるんだし、そもそも書きたいって衝動からこれを書いているんでね、果たしてタマ責め大好きマニアの人たちを喜ばせるのが書けるだろうか・・。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)雑記帳 

2019年09月14日

デリバリーC(9)

淳平も意外に思うほど、スムーズに入って行った。耕太郎のカラダが悪寒が走ったかのように激しく痙攣している。ある程度入ったところで、急にスイッチが入ったように耕太郎は腰をくねるように動かし始めた。どうやら感度の良い箇所に到達したようだ。
「当たる、すげえ当たってる。」
淳平もそれに答えるように突き上げる。激しくピストン運動をした後、耕太郎は抜き取って今度は仰向けになって両足を手で掴んでここに入れろとケツを見せた。すかさず正常位から入れた途端、
「イク、イク、イキそう、イク!!!」
という言葉と共に耕太郎は果てた。白濁した液は耕太郎の鍛え上げられた腹筋の溝を伝って床に流れ落ちた。
「耕太郎さん、俺もイキそう、イッていいっすか?」
「かけてくれ、俺の腹の上に。」
「いいっすか?いいっすか?」
と、抜いて二、三回扱くと、腹どころか耕太郎の下顎を直撃し、そして顔をベチョベチョに濡らした。
「すげえ、すげえ飛ぶな。」
とねっとりした液を手で拭っていった。その予想を超えた勢いと量に満足気の様子だ。近くにあったタオルで顔を拭うと、
「また、やりたいな。」
「俺もっす。」
「けど、今度は優しめで頼むわ。」
「もちろんっす。でも、またあの声、聴きたいっす。」
人気のない倉庫で、二人は軽めだけれどしかし時間をかけたキスを交わした。さっき痛めつけた部位を摩りつつ、どちらかが飽きるまでキスをし続けていた。

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toppoi01 at 08:00|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年09月11日

デリバリーC(8)

耕太郎はその棍棒を横から咥えつくと、ゆっくりと上から下へ舐め回した。淳太郎の両手を自らの手で組み合わせ、そして決してしゃぶりきれるものではないが、半分近くを口に収めると、ゆっくりと棒アイスキャンデーを舐めるかのように味わうように頬張った。耕太郎のそれも、小さいながらも硬くいきり立っていた。さっき苛まれた金玉は腫れて見てくれは一人前になっていた。
「俺、早く耕太郎さんと一つになりたいっす。」
というと、耕太郎は四つん這いになって受け入れる体勢を作った。
「いいっすか?こんな俺で。」
こんなゴツイガタイをしたのが四つん這いになる光景は爽快だった。吊ったままでも入れるつもりでいたのだが、その耕太郎が自分を受け入れたのだった。淳平は耕太郎の腕を取って立ち上がらせ、両手をコンクリートの壁に付かせた。そして、バックからそのまま手で宛がうことなく、その熱くなった棍棒を入れたのだった。

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toppoi01 at 07:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 
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