2019年07月

2019年07月31日

灰色の空間(1)

正座した状態で後ろから蹴られ、前につんのめった状態で目隠しを外された。
冷たいコンクリートの床、周りに窓はない。ただ、裸電球が数個、この10畳くらいある広い部屋を照らしているだけだ。
「おい。」
木製の椅子に、背もたれに腕を載せた男が言った。
「ここがどこだか分かるか?」
「・・・。」
テガンには大体見当がついていた。大通りでいきなり目隠しをされ、車に詰め込まれて、ここまで連れてこられた。
移動中、30分ばかりの間、後部座席で頭を自分の膝下につける姿勢のまま拘束された。少しでも身動きしようものなら、両脇にいる男からこぶしで殴られた。
ドアが開くと強い力で引っ張られ、よろめいて倒れた。
「立て!」
怒号と共に足蹴りにされ、また両脇を抱えられて地下室に連れてこられたのだ。
こんなことをするのはKCIAくらいだろう。大韓民国中央情報部、通称KCIA。朴政権に反対する者を連行し、取り調べる機関。
そしてここは南山・・五体満足で生きて出る人は皆無といわれる、人々から恐れられている場所。

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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年07月24日

堕ちるところまで堕ちて(24)

最初に出たのはコーヒー。一応人肌まで冷ましてあるものだ。漏斗に丁重に注いでいく。すぐになくなる。まあ液体は楽勝らしい。
次のカードはサラダ。マカロニサラダ。詰め込もうとするが、ちょっと量がかさばるのでなかなか入らない。漏斗を深く差すとさすがに浩輔も痛みで顔を歪める。しかし、こぼしてはならない。こぼしたり入らなかったりしたらギャラはゼロだ。ジャガイモ、いや、この感触はマカロニか?どんどん異物が入っていく。3人目、次はパンか。空腹で来たのだが、ケツから吸収なんて土台無理な話なのかもしれない。いや、そんなことより集中集中。棒状のものでパンがなんとか押し込まれる。浩輔は供託金で既に12万の借金があるのだった。抜けられないシステムになっているんだな、そう気づいたのは結構前だが、反面、その環境に満足する自分がいた。ボウルが運ばれてきた。今度は上の口の方から食べるのかな?堕ちるところまで堕ちてやる、底なし沼に棲む悪魔にそう毒づいた。

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2019年07月15日

堕ちるところまで堕ちて(23)

9か月後、浩輔はまたここに来ていた。ジャングルジム状の格子に向かって後頭部、そして首から肩の部分を下につけて、ケツを突き出した格好で逆立ちになり、その両足は格子で縛られている。浩輔からは自分の両足を見上げる形だ。もちろんビキニパンツは履いているが、突き出したある部分は丸く破られて、そこから業務用の金属製の大きな漏斗が入れられている。前の丸いテーブルにはいろいろな惣菜が用意されている。ナポリタンスパゲッティー、カレー、マカロニサラダ、ヨーグルト、パン、コーンスープ、コーヒー、牛乳、ショートケーキ。どれもコンビニで売られているのかレトルトなのか、安そうでおいしくはなさそうな感じだ。
5人の中年がセッティングをまだかまだかという様子で待っている。工作用の厚紙で作られた手製のカードを一枚ずつ引いていく。そのカードに書いてあるものを浩輔に食べさせていくらしい。ただし、下の口から。

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2019年07月13日

堕ちるところまで堕ちて(22)

次の企画はこよりをただ置いてあって、それで何をしてもいいというもので、今度は最初から全裸で、ただ床に寝ていた。これも前回同程度の人数が集まり、そのうち半分以上は前回のリピーターだった。
こよりは紙でできている市販品で、そうめんよりもちょっと太い程度の細さで、糸よりは固いけれどそうめんよりはしなやかなものだった。そして、浩輔に声を出させたらもう1回チャンスが与えられるというルールだった。想定では耳や鼻に入れてくしゃみをさせたりくすぐったりさせようとしたのだが、これはもう一人目からモノに何とかこよりを通そうとしていた。声を出した時点で負けなので、何とかよがって抗うが、二人目は尿道を開かせてうまいこと通し、ズブズブと奥の方まで入った。初めての経験だったのでモノを針で突き刺したかのように激痛が走った。とても我慢できる類のものではなくて、思わずその入れている手を掴んでしまった。干からびたいかにも気が弱そうなオジイサンが悲しげな眼をしてこっちを見ていた。してはいけないことをしたのかみたいな目をしてオドオドしていた。
「すみません、続けてください。」
浩輔がそういうと、オジイサンは再びこよりを取ってぐりぐりと捻るように捻じ込んでいった。しかし、最初程の痛みはなく、何とか耐えて最後まで続けることができた。


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2019年07月10日

堕ちるところまで堕ちて(21)

浩輔が持ち込んだ企画は、一見何の関係もなさそうなものを使って、これで何をしてもいいというものだった。
今までの結果ありきのものではなくて新鮮味があったからか、3回に分けて行われた。
一つは生卵とゆで卵が、どっちがどっちか分からないように置いてあって、それで浩輔に何をしてもいいと言うものだった。浩輔はただビキニパンツを履いて床に寝ているだけだ。
一人目の禿げ頭のシミがすごいオヤジは、ローションみたいに卵まみれにさせたかったようだが、取ったのはゆで卵で、結局脇に入れて万力のように割って、それを食べていた。
二人目は顔中皺だらけのオジイサンだったが、やはり生卵希望だったようだけれどゆで卵だったので、自分で割って浩輔と半分ずつ食べ合っていた。
三人目もゴルフ焼けで真っ黒く日焼けした太目のオヤジだったが、やはりゆで卵で、添い寝して腹筋の辺りをじっくり見つめながらゆで卵を食べていた。どうやら生卵は当たり扱いのようで、ほぼゆで卵なんだなと後のオヤジたちも理解したようだ。生卵を割られてしまうと次以降のダメージが強いことから、ゆで卵ばかりにしていたのだった。
最後から3人目が生卵で、その勤勉そうな黒眼鏡をかけた親父は、ゆで卵だと思い込んでカラダとカラダで挟んで割ったところ生卵で、その流れでカラダをこすりつけながらヌルヌルプレイを楽しんでいた。


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