ゲイなんすっけど、小説書いてみました。

ゲイ系の小説を書いてみました。素人が書く小説ですし、発表するほどのものでもないのですが。エロい内容も若干含まれていますので、気にされる方はお勧めしません。コメント残してくれるとうれしいです。

2017年05月

終わりの見えないデスマッチ(18)

「トレすんぞ。」「もうっすか?」弘一は着ていた服を全て脱ぎ捨てる。智哉もそれに倣った。正面で向かい合う。2週間ぶりに会ったが、智哉は日に日に成長している様子が分かる。腹筋なんか、前は高校にあがりたての初々しい、板チョコのような見た目もきれいな感じの腹筋をしていたが、今では洗濯板のようなエグイ彫りをみせている。その下に垂れ下がったモノも、最近はちょっと右に曲がって蛇のようなグロテスクな形をしてきた。予め、黒いマットが2枚敷いてあり、そこが自宅兼練習場だ。先に手を出したのは智哉だ。さっき蹴りを喰らった左脇腹を狙ってフックを喰らわした。嫌がってバランスを崩したところを両足で挟み込んで倒そうとする。しかし、弘一は智哉の方へと倒れ込み、肘をその鍛えこまれた腹筋にめり込ませた。思わず両手で腹をかばうが、そのときには既に智哉の玉は弘一に握られていた。「何だ、その腹筋は見せ掛けか?」玉から離して、また等距離を取った。ゆっくり呼吸を整えつつ、智哉は立ち上がる。今度は弘一がミドルキックを智哉に喰らわせるが、それをがっしりと捕まえる。しかし、弘一の拳がまたも智哉のみぞおちの下あたりに喰い込んだ。たまらず持っていた足を離して崩れ落ちる。鈍痛がカラダの中央部から広がるように苛む。「おい、これで終わりか?」足の裏で智哉の股間をいたぶる。
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終わりの見えないデスマッチ(17)

思えば最初の試合、弘一は油断から負けを喫したのであった。練習を積んでいて、初戦の相手を見た途端、余裕で勝てる、そう思ってしまったのが敗因だった。相手はごく平凡な、髪が長めで若干痩せ気味の、どうしてここに出てきたのか分からないくらい凡庸な相手だった。瞬殺だな、そう思うのも無理はなかった。デビュー戦でもあり、華々しく勝利を飾りたかった。だから、練習していたハイキックで華麗に決めよう、そう思って臨んだ。しかし、実際始まってみると、相手の警戒は凄まじく、距離を取られた。何度か試みたが、全然当たらなかった。距離を詰めなければならない、そして廻し蹴りを喰らわすか、そう思い、踏み込んで、勢いをつけて廻し蹴りを試みたところ、相手はそれを察してしゃがみ込み、さらに踏み込んで弘一の股間へと拳を打ち込んだ。弘一にとって、初めて喰らう金的だった。ドリルで下半身を下から抉られるような、そんな鈍痛が急激に襲い、後ろに倒れこんだ。相手がさらに襲い掛かってくる素振りを見せたので、戦意喪失した弘一は自らタップをした。帰り際、浴びせられる罵声、そして飲み終わったワンカップやら空き缶やらを投げつけられ、惨めな形でのデビュー戦となったのである。振り返れば大した試合ではなかったが、今でもまざまざとその光景が思い浮かんでくる。しかし、それがあったからこそ、今があるのだ。
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終わりの見えないデスマッチ(16)

「ギャッ!!」下腹部からキリッと抉られるような痛みが全身を貫いた。「スキあり、ですよ、弘さん。」またもやニヤリとする智哉の顔が。想いを馳せていたら背後から智哉に玉を握られたのだ。智哉を軽く小突く。汗も引いて既に肌寒くなっていた。シャワーはあるがお湯が元々出ない。さっと浴びると素早く着替え、ファイトマネーと賞金を手にして、智哉と車に乗り込む。「何食べます?」「いや、今日の反省をしてからだ。」川崎市M駅前にあるタワーマンションの36階が弘一の住まいだ。東京タワーとみなとみらい地区の観覧車がどっちもよく見える。広いワンルームマンションには必要最低限の物しか置いていない。弘一が入ると、智哉はいきなりキスをしてきた。濃厚なキス、智哉はうっとりした目を浮かべている。「あっ!!」智哉は跳ね飛んで、「今日はスキ多いっすよ、弘さん。」キスをしつつ、拳で弘一の股間を殴りあげたのだった。手加減したとはいえ、やはり急所は急所である。特に油断しているときの金的は堪える。弟分の前で情けないような声をあげてしまった。「そういう弘さん、かわいいっす。」7歳も年が離れている奴にバカにされたような口調で言われると、悔しいけれど寛容な気持にもなる。

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終わりの見えないデスマッチ(15)

眉がほとんどなくて顎がしゃくれた男は、またさっきと同じことを言うと、同時にかがんで思いっきりその毛むくじゃらな股間へと正拳突きした。「グッ。」そして次に控えていたシンナーのせいで前歯が数本欠けた奴が、すぐにエナメルの白い靴を振り上げて股間を蹴り上げる。「あっつー。」定岡は甲高い声で痛みをこらえる。「止めて、ここだけは止めてくれ。お願いだ。」涙声でそう喚く。「何だよ、お前それでも男かよ。」「根性見せろや。」3発目もやはり股間を狙って蹴り上げられた。とっさに腰をクッと引いたが、逆にモロに入ったようだ。「あー、汚ねえ!!!」羽交い絞めをしていたリーゼントが定岡を振り解く。定岡は小便をジャバジャバと放出し出し、そして頭を地面につけて土下座して「ごめんなさい、ごめんなさい、許してください。」そう、泣きながら叫ぶように言った。さすがに見ていて、情けない思いがした。いくらなんでもこんなすぐに根を上げるのか。この程度の奴にいろいろ指導されていたのかと思うと、何やらこっちも悔しかった。「何だよ、コイツつまんねーわ。相手すんのがだせーよ。もう、行こうぜ。」ケツを出したまま、自分の撒いた小便の水溜りの上で、頭を濡らして土下座する定岡に愛想が尽きたのか、4人は揃って築山の向こうへと消えていった。見えなくなっても、なお定岡は泣き喚いて土下座を続けていた。
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終わりの見えないデスマッチ(14)

「顔は止めとけ、サツにチクられても面倒だからよ。」さほど焼きを入れられたようには見えないが、殴られて若干唇が切れたらしく、定岡は口から血を垂らしながら言った。「お前ら、こんな卑怯な真似して恥ずかしくないのか?男だろ?」「うっせーな、テメーに言われたかねーんだよ。」また殴られる。「おい、コイツが男かどうか、試してみようぜ。」と、合法ドラッグの吸いすぎなのか、甲高い声を出してフラフラとしていた金髪が言う。ヤンキー共はそれで全てが分かったのか、何やらニヤニヤしていた。タバコを吸っていたヤンキーの一人が、定岡のウェットに手をかけると、いっぺんにずり下した。課外活動の帰りかどうか知らないが、そんな格好で現れるのがそもそも不用心だったといえる。全てを一気にずり下ろされて、毛むくじゃらなモノがボロンと露わになった。結構毛が濃く、剛毛に隠れて、正直そのモノはよく見えなかった。「アハハハ、ご開チーン。」「やべえ、定岡、笑える。」「超小さくね?」「何だよ、これ、おもしれー。」ヤンキー共は、意外と小さかったモノを見て、口々に囃しだした。「お前ら、止めろ。止めろ。」定岡はその恥ずかしさからか、さっきより声を抑え目にして言い放った。「おい、定岡よ、お前が男かどうか、試してやるよ。」

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終わりの見えないデスマッチ(13)

まだ、あの色黒のセミロングはエッエッとえづきながら泣いている。鼻血と鼻水が入り混じったものを無様に垂れ流しながら。この光景、そういや4年前の地元の成人式でも似たようなものを見た。成人式が終わって、久々に開かれる高校の仲間との懇親会まで時間があったから、トイレのついでに裏にある小学校に行ってみた。校舎が増築工事の最中で、時折ドリルでコンクリを砕く音が聞こえた。「おい、オラァ」と工事とは違う方向から声が聞こえた。半分埋まったタイヤの向こうの築山からだ。「分かった、お前らのことを誤解していた。謝る。」鼻血を出して詫びを入れているのは高校のときの数学講師の定岡だ。まだ30そこそこの若い教師で、俺が3年の時にD高からH商に赴任してきたから、正直あまり馴染みがない。ただ、門で毎朝服装や髪をチェックしていたり、カバン検査をしたりと生活指導に力を入れていた印象がある。特に不良の取締りには厳しかった。パーマをかけてきた奴をバリカンで刈ったり、タバコを吸った奴を一列に並べて殴っているのを見たことがある。だから目をつけられたのだろう。「テメー、何目線なんだよ?」「反省してねーだろ。」成人式とは思えない派手な服装の男4人が取り囲んでいた。イケイケな教員だから、まだ教師気分で指導しようとしているんだろう。この街の成人式後の一大イベントを知らないようだ。金髪に染めたリーゼントをカッチリ決めた細身の奴が背後から羽交い絞めにする。「やっちまおうぜ、コイツ。」
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終わりの見えないデスマッチ(12)

「あれはラッキーだったな。」「狙ってましたよね?最初から。」弘一はそう言ってニヤリとする智哉の頭を撫でた。智哉は弟分でもあり、弘一のスパーリング相手でもあった。いくら裸同士だからと言って、そう簡単に金的は狙えるものでもない。そして、こっちにも同じ弱点が残念ながらついている。弘一のモノは若干被っているとはいえ膨張時には軽く20cmくらいはあって、普段服を着ているときでさえとぐろを巻いたようなシルエットが相当目立つ。俺が狙うように、相手が狙ってくるのもお互い様だ。互いに急所を曝け出して戦っているのだから。かといって、守ってばかりでは勝てない。金的すらも反則ではないのだから、もうルールなんて全くないようなものである。それに、ルールって何だ?試合ではなくて、喧嘩だったらルールなんてそもそもない。試合でいくら強くたって、実際は金的打ったら反則負けだなんて過保護なルールで守られている勝者だ。金的打たれてのた打ち回って、結果反則勝ちしてそれが勝ったと言えるのか?自分の急所すら守れないようで、何が何に対して強いと言えるんだ?そんな疑問が常々あった。いや、誰だって普通に考えればそうだろう。それに、それを餌に勝機をつかむのも作戦のうちでもある。普段から持っているモノなのだから、日頃から急所は誰だっていつだって曝しているのだ、それも無防備に。それが奇跡的に、平和理に危険にさらされないという日常が、偶然にも継続しているだけのことである。不特定多数がルールを守ってくれるなんて保証は一つもないのだから。

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終わりの見えないデスマッチ(11)

戻ると、帽子をかぶった、まだあどけなさを残した顔をした少年が、タオルとタバコを持って待っていた。「また出ましたね、玉潰し。」弘一は試合が終わってホッとしたのか、クスって笑った。「またって何だよ。俺が卑怯者みたいな言い方だな。」「だって、この前もだったじゃないですか。」3週間前、今回の相手よりも腕の太さとか比較にならないほどの筋肉量を誇る、口ひげを生やしたハゲた重量級バルクマッチョと戦った。腕を上げて、何とか掴みかかってこようとする。こんなデカイ相手に押さえ込まれでもしたら、とてもじゃないが逃げられないし、力任せに何されるか分かったものではない。バカ力で骨を折るくらい軽いものだろう。それに、打ち込んだところでこの筋肉の厚さでは効きそうにない。相手を目潰しでひるませ、顔を上向きにして避けたので目を直撃しなかったにせよ、顔を背けようとして集中力が削がれたところを、膝で思いっきり金的を狙って振り上げたのだった。功を奏し、見事に膝で玉を潰され、厳つい顔立ちのバルクマッチョは苦悶の表情を浮かべて股間を押さえ、スローモーションでも見るかのようにゆっくりと座り込み、正座を崩したような状態でずっと重低音のようにジワジワと襲い掛かってくる痛みをこらえていた。10カウント後もずっとこの姿勢のまま、涎を垂らしながら沈黙し、ずっとその痛みをこらえたままだった。

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終わりの見えないデスマッチ(10)

「あっ、ああぁぁぁ!!!」俺のかかとは今回はしっかりと急所を直撃した。相手は仰向けのまま股間を両腕で押さえて足をばたつかせ、七転八倒している。さっきまでの威勢はどこに消えたのだろうか。喉の奥から絞り出すような声がまだ聞こえている。大の大人が、人前で急所を押さえて苦悶する姿ほどみっともないことはない。まして、見た目からして屈強な男が、たかが股間への一撃でこのような醜態を晒すのは滑稽で無様である。今まで何をそこまで鍛え上げてきたのかと問わずにはいられないような醜態だ。相手は、片手で股間を押さえつつ、もう一方の腕を振り上げた。タップしようとしているのか、させるか。二つ目のタップする手を捕え、俺のもう一方の拳はアッパーを喰らわすかのように、片手では庇いきれていなかった玉を正確にえぐった。「ひゃぁぁぁ。」気管支から息が抜けたかのような声が聞こえ、そして、「あが、あがっ」と痙攣しながら息も絶え絶えに断末魔をあげて、エビのように背を丸くしている。俺が股間を守っている両手を無理矢理剥ぎ取ろうとすると、「無理、無理、やめてくれぇ。」と哀願され、かばうように手で股間を守っている。「避けると余計痛い思いをするからさ。」そんな願いは聞くわけもなく、先ほど言われた言葉を小声でつぶやくように反芻して言うと、手をはがして現れた相手の玉を細長い指でしっかりと握って包み込み、指の先を立てて爪をめり込ませて一気に力を加える。「ギィヤァァァァ!!!」と切り裂くような悲鳴を上げ、もう自分の玉を守ることなくリングに仰け反った。大きな悲鳴の向こうでコングが三回鳴った。タップしたのか。これからだったのにな、と汗ばんで一段と白く輝いているカラダを反転させて、リングを降りて行った。相手はリングの中央で、股間をずっと握りしめたまま蠢いていた。弘一とは違った汗で、黒い肌が照らされて輝いていた。対角線上のコーナーには無傷のジャンパーがかけられたままだった。
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終わりの見えないデスマッチ(9)

相手はアナウンスの間、ロクにこちらを見ることもなく、コーナー附近を落ち着かない様子でずっとうろついていた。コングが鳴る。相手はよく聞き取れない雄叫びを上げつつこっちへ向かってくる。その声の大きさに圧倒され、俺は中央に出る間もなく、一気にコーナーに追い詰められた。フェイントで相手の突進をとりあえずかわすが、右、左と相手はパンチを交互に打ち込んでくる。足のステップは前のめり気味に、目は俺の顔面をずっと見据えていたが、相手は顔面狙いと見せかけて俺の左脇腹に打ち込んできた。「ガッ。」相手は前につんのめって惰性で俺の左脇へとよろけた。俺は脇腹を腕でガードし、同時に相手の金的に蹴りを入れたからだ。そんなクリーンヒットと言うわけではなかったが、足の甲が相手の玉にめり込む感触があった。すぐさまカラダをひねって後方回し蹴りを喰らわすと、相手はそれを避ける余裕がなかったからか肩の辺りに入り、その勢いで仰向けに倒れた。俺は、相手の左足を持ち上げた。相手は関節を決められると思ったのか、すぐに起き上がろうとして俺の手を放そうと試みたが、俺のかかとは相手の無防備に曝け出した股間にめがけてふり下された。

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