2019年08月24日

デリバリーC(3)

今日も集荷の仕分けをしていた。翌日は祝日だったので、集荷はあっても翌日の配達はあまりなく、結構皆早く帰ってしまっていたが、淳平はいつものように黙々と作業をしていた。耕太郎は真っ先に明日の準備を終えていたが、約束していた時間まで少し間があったし、いつものように淳平を手伝っていた。カートに荷物を整然と積み込み、それを耕太郎が倉庫に入れているときに、淳平は倉庫の鍵を内側からかけた。そして、予め用意してあった手錠を持ち、背後から近づくと、いきなり右手首と運んでいたカートへ手錠をかけた。耕太郎は、カートの真ん中あたりに右手を固定されたので、若干かがんだ状態で振り向き、「何するんだ!」と言った途端に、腹を蹴られた。バランスを崩して倒れそうになるが、手錠がそうはさせずに何とか持ちこたえたが、淳平は無言で耕太郎の腹ばかりを執拗に狙って蹴った。動く気力さえ萎えたところに、もう片方の手首にも手錠をかけられ、違うカートへと括られた。
「くっそっ、、、俺になんの恨みがあるんだ?」
と声を絞り出すように言うと、
「恨みなんてないっす。ただ、アンタをこうしてみたかっただけっす。」

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toppoi01 at 07:30│Comments(0)デリバリーC 

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