2019年07月24日

堕ちるところまで堕ちて(24)

最初に出たのはコーヒー。一応人肌まで冷ましてあるものだ。漏斗に丁重に注いでいく。すぐになくなる。まあ液体は楽勝らしい。
次のカードはサラダ。マカロニサラダ。詰め込もうとするが、ちょっと量がかさばるのでなかなか入らない。漏斗を深く差すとさすがに浩輔も痛みで顔を歪める。しかし、こぼしてはならない。こぼしたり入らなかったりしたらギャラはゼロだ。ジャガイモ、いや、この感触はマカロニか?どんどん異物が入っていく。3人目、次はパンか。空腹で来たのだが、ケツから吸収なんて土台無理な話なのかもしれない。いや、そんなことより集中集中。棒状のものでパンがなんとか押し込まれる。浩輔は供託金で既に12万の借金があるのだった。抜けられないシステムになっているんだな、そう気づいたのは結構前だが、反面、その環境に満足する自分がいた。ボウルが運ばれてきた。今度は上の口の方から食べるのかな?堕ちるところまで堕ちてやる、底なし沼に棲む悪魔にそう毒づいた。

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