2019年05月12日

デリバリーB(6)

「何だこれ?」
と、金属棒で半弧を描いた表面に突起のあるものを取り出した。篤は荒くなった息を整えようとしながら見つめている。
「金属やすりだよな?しかし、随分粗いな、こりゃ。何に使うんだ?」
またも篤は顔を背けて答えないでいる。
「警棒とか棍棒みたいなもんか?しかし、金属棒は痛いだろ。」
と、思いっきり半勃ち状態でユラユラ揺れているモノへと振り下ろした。
「痛っ」
「ふふっ、ま、大体分かるけどな。これか?」
と、さっきの眼鏡クリップのせいで赤くなった乳首をこれで擦り始めた。
「痛い痛い!あぁぁぁ!」
「おうおう、そうじゃないだろ?気持ちいいって言うんだろ?え?」
淳平は小刻みに手を動かして、いかにも柔らかそうな皮膚に乗った小さな突起を擦りだした。
「痛い痛い、痛えって、取れる、取れる!!!」
淳平は手を止めると、ちょっと屈んで篤を下から見上げた。
「オマエさ、これってさ、双方の合意でやってんの?俺、拉致ってさ、どうするつもりだったんよ?俺がマゾだって思って拉致ったわけじゃないだろ?ただ、オマエのさ、サディスティック願望を満たしたいがためだけだろ?」
と、また血で滲んだ乳首へと金属やすりをあてがった。
「もう無理です、すみません、すみませんでした。もう許してください。」
「おい、コラ、答えになってねーってんだろ。これで俺をどうしようとたんだ?」
金属やすりでペタペタと篤の頬を軽く叩く。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30│Comments(0)デリバリーB 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
最新コメント