2019年05月11日

デリバリーB(5)

「おぅぅ、いい形になったじゃねーの、え?」
また淳平が雑にその湾曲したモノを握ると、痛いのか、カラダを硬直させた。篤のカラダは汗でじっとりと濡れて、汗の滴が筋張った筋肉を伝って下腹部へ、そして両足へと垂れていった。
「お次はっと、原始的なこれがいいんじゃないか?」
と、今度は目玉クリップの入った袋を持ってきた。2つ一組でタコ糸がついていて、豆サイズから特大サイズまで一通り揃っている。
「こんなん痛そうだな。何に使ってるんだ、おい。」
篤は顔を背けて何も答えなかった。目をつぶって、これからされるであろう苛みを直視できなかった。
「まあ、いいや。手始めに、と」
と、豆クリップを胸の谷間から引き締まった臍にかけて、うっすらと生え揃った体毛を挟み込んだ。
「どっちが強いかだな。そーれっ。」
「あっ痛!」
思いっきり引っ張ったが、思いのほかスルッと外れて淳平はバランスを崩した。目玉クリップを見ると、4,5本体毛が抜けているのが見えた。
「小さいと、ちょっと効率よくないな。」
と、大き目の目玉クリップを取り出して、今度は大理石のように透き通った真っ白な肌の中で際立って黒々としている、鬱蒼と茂った両方の腋毛をガッツリ挟んだ。
「これは随分と挟み甲斐があるな。お、お、取れねーぞ。」
先ほどの要領で引っ張ったが、欲張り過ぎたのか、一本一本の腋毛が剛毛なので容易に抜けそうもなく、そう簡単には外れそうもなかった。
「せいっ」
と、足で篤の臍の上辺りを蹴り上げて、その反動でようやく左側の腋の方が外れた。
「うがっ。」
いきなり腹を抉られたので、篤は呻き声を漏らしたが、すぐに思いっきり右側の腋のクリップを引っ張り、プツプツっという音と共に目玉クリップが外された。
「おお、すげえ腋毛。大量に取れたわ。強えな、やっぱデカいと。」
腋を見ると、ある部分だけがごっそり抜けて、円形脱毛症のようになっている。
「ま、しかしこれって、やっぱこっちに使うんだよな。」
と、ニヤリと笑みを浮かべて篤の顔を窺った。そして、淡い桃色をした、まだ初々しさの残る乳首に手をかけた。ただ、引き締まった胸に小さく乗った乳首は、挟めるほどの凹凸はなかった。淳平は、まだ火照っている股間を膝でグリグリと押し当てながら、その汗でキラキラと光った肌に乗った乳首へと舌を這わせた。ブルブルっとカラダを震わせている様子から、そこが篤の感じやすいスポットだと言うことが分かる。そして、突起がようやく出たところを目玉クリップで挟んだ。
「痛え、痛え、止めろ、止めろ、ちぎれる!」
「おいおい、言葉遣いに気をつけろよ。」
と同時に、勢いよく紐を引っ張った。先ほどとは異なり、ちょっと引っ張っただけですぐに外れた。
「ちぎれないじゃねーか、大げさなんだよ。いつもやってることだろ。」
と言いながら、次なる道具を棚に探しに行った。


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toppoi01 at 08:30│Comments(0)デリバリーB 

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