2019年01月04日

堕ちるところまで堕ちて(16)

小学校の綱引きで使うような太いロープを掴んだ。もちろん、俺のモノは無防備に曝されている。被って、縮こまってコンパクトになった状態で。皮が長いんで、いきり立ったマックスな状態でも3分の1程度しか現れない。人と大きさを比べあうってことができないくらいコンプレックスなのだが、それが今、見ず知らずのジジイどもに見られている。気のせいかもしれないが、若干失笑にも似たニヤツキと、興味を失ったかのような冷めた目がこっちのカラダを貫いている。
「じゃ、皆さん、いいですか?今日は竿です。イカせた人が総取りになります。最初は手だけですから、よろしくお願いします。」
赤ら顔のオヤジは後ろのコーナーで座って携帯を弄ったままだ。今日は参加しないらしい。で、髪がかろうじてサイドに残った、ゴルバチョフのようなシミがあるはげオヤジが最初だ。例によってチンとなり、俺の竿を乱雑に掴む。ゴニョゴニョ弄っている感覚は伝わってくるが、あっという間に時間が過ぎ、次の細長い、ちびまる子ちゃんに出てくる友象の実写?みたいな風貌の奴がまた俺の股間に手を伸ばす。なんだか前に淋病をしたときに医者にこねくりまわされたことを思い出した。
チンとなると、何やら客のうちの一人が黒メガネに文句を言っているようで、赤ら顔が早足でこっちに来た。
「浩ちゃんさ、勃起させないと。成立しないから。」
「イカないようにするんじゃないんですか?」
「説明でイカせたら賞金って聞いてなかった?」
「そしたら俺の負けですよね?」
「イカなかったら賭け金が次に持ち越しだけど、勃起してないと、この企画自体成り立たないんだよね。」
「そうなんですね。」
「これ流れたら、供託金没収よ?」
「え、マジですか!?」

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