2018年03月24日

終わりの見えないデスマッチB(11)

というか、ずっと気にはなっていたが、そのうち一方は片手で股間を握り締めているのか隠そうとしているのか、恥ずかしいのか防御なのかしらないけれど、どうも自分の股間を守ることで必死なようで、手数はどうしても股間を隠していない方が多くなっていった。殴る力も大したことはないけれども、片手が塞がっている以上攻撃も防御もままならず、結局は一方的な展開となった。やられっぱなしだったが、そんなにも股間が大事だったのか、負けた後も股間から手を離さなかった。健と目が合った。「何か、やる前から分かっていましたね。」「何が?」「勝敗の行方が。」「ん?そうか?俺にはわからんかったけどな。」え?まさかの答えだった。健より優位に立ったように思えた。健に勝てそうな気がしてきた。次の試合はデブ対デブの、これまた見ごたえのない試合だった。殴られて鼻血は出すわ、最後に歯が折れたのか、口から血と一緒に何か噴き出して、慌ててリングを去って行った。
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