2018年03月14日

終わりの見えないデスマッチB(7)

好きなこと、この空間にはいろいろな「モノ」がいた。ずっと朝から晩までコンピューターを弄って何やら作っている「モノ」、外国語の勉強を毎日毎日飽きずにしている「モノ」、それぞれが独特だったが、身体障害者が目立って多いのが何よりもびっくりした。腕が2本ともないが、口で筆を持って字を書いたり絵を描いたりしている「モノ」、足が1本しかなくて、ずっとケンケンで倒れもせずに動き回っている「モノ」、頭から火傷のケロイドがものすごい状態で残っていて、顔はもう髑髏に目があるようなひどい有様で腕もカラダに一部くっついているがアコーディオンを必死に弾いている「モノ」、中でもすごいのが、雪男かと思うくらい毛の量が半端なく、しかもなぜかずっと四足で歩いていて、尻尾まである「モノ」、そして他は特段変わらないのだが、ただ腕が4本ある「モノ」・・。兎に角、普通の人、特別な人に共通することとして、ここでは何か技術を身につけなければならないようだった。そして附加価値を付けて、他へと「売る」。だから、価値がないと判断されれば、後は悲惨だった。逃げて日雇い暮らしのホームレスになるか、暴力団に拾われて鉄砲玉として短い一生を終えるか、「養育費」という名の、実に覚えのない借金を背負わされて死ぬまで一生重労働に従事することになか、そんなところだ。

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