2018年02月25日

デリバリー(12)

そっと抱きかかえられる感じがした。力強い左腕で耕太郎を抱き寄せる。
「ここからの夜景、見せたっけ?」
首を振ると、達彦は腕を達彦の首に巻くように誘導した。すると、抱きかかえる形で、下はつながったままソファから窓の方に移動した。そしてそのまま歩いて、大きな窓へ抱えたまま移動した。足は達彦の腰に回し、そして腕は首に巻き付け、そして達彦の硬直したままの形を保ったモノが光太郎のカラダの一部になったまま、二人は眼下に広がる天の川とそれを横切る無数の流れ星のような東京の夜景を眺めた。耕太郎は、体勢を入れ替えて達彦と後ろからつながる形になり、達彦は後ろからそのゴツゴツした抱きしめた。そして、耕太郎の背中に口をつけて、
「好きだ。」
とはっきり言った。
「好きだ、付き合ってくれないか?」
ともう一度繰り返し言った。耕太郎の全身に稲妻が走った。達彦のそれはまだ耕太郎の中にあり、一段と固くなって奥深くへ入り込もうともがいている。耕太郎はカラダを捻って振り向くと、達彦とキスを交わした。
「好きです、俺も。」
と言うと、またキスを交わした。煌めく夜景が溶けていくように二人のカラダへと降りかかり、二人が発した蒸気が光を攪乱させて無数のダイヤのように輝いていた。下で行われている強いつながりに負けないよう、二人の舌は絡め合って口腔の感触を探り舌の形をなぞり、延々とその行為が繰り返された。

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toppoi01 at 13:58│Comments(0)デリバリー 

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