いつの間にか10秒が経ち、俺は終わった。周囲は静まっていて、大の字になってリング上に俺一人が倒れていた。そっか、もう終わったのか。起き上がろうとすると、俺の腹の上には大量の卵の白身のようなゾル状の液体が出されていて、深く刻まれた腹筋をあみだくじのように分かれて伝い、まるで一つの大きな流れとなってリング上に滴り落ち、液溜まりを作っていた。俺の下腹部は、まだまだ責め苛まれた余韻を残して鈍痛を伴っていたが、試合に負けたとは思えないような猛々しい容貌をし、ビクついていた。まだいけるぞという、ファイティングポーズを取っているようにも見えた。まだまだ終われないな。俺は実質は勝ったんだ。手をついてゆっくり立ち上がる。智哉もリベンジを挑んでくるだろう。俺に新たな確固たる目標ができた瞬間だった。股からいかにも重そうにぶらさがったモノもそれに応えるかのように身震いし、まるで獲物を探しているかのように先から透明な液を垂らしていた。

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