年下なのにぞんざいな口の利き方だ。ただ、声を出そうとしても腹に受けたダメージでなかなか口に出てこない。さすがに鋼のように鍛えた腹筋を以てしても、こんなにも一つ一つが重いパンチを喰らうのは堪えた。「お前、誰に口聞いてんだ?言う訳ないだろ?」息を整えて何とか振り絞るように言うと、「後悔するぞ。」智哉は、そう言い放ち、その後ろにふてぶてしく垂れ下がった2つの玉を無慈悲に握りしめた。「参ったと言え。」これから行われる行為が確実に効果的に行われる準備をするかのように、二つの玉を逃がさないよう、その小さな手の平では持て余し気味のそれの位置を確かめている。この先のことを考え、恐怖で呼吸がまた荒くなってきた。あまりにも救いようがなく絶望的な状況だが、智哉の目を見据えて言った。「いいから、やれよ。」智哉は、弘一の悲壮なる決意を聞くと、軽く微笑んだ。

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