次の試合が決まった。相手は当日にならないと分からない。これは事前に相手と接触を試みるのを防ぐためでもあり、怖気づいてドタキャンされても困ると言うこともあるからだが、当日急に出場する者や、逆に体調不良等で都合が悪くなる者もいるから、事前通知する意味があまりないのが実情であった。全ては賭けが成立するかにかかっていて、誰が誰とという試合を見に来ているわけではないのだから。ただ、今回は2人だと聞いている。賭けが成立するかどうかなので、例えば相手がいかにも弱弱しい感じで体力差があったら、そもそも賭けが成立しない。また、急に相手がキャンセルしたからといって、不戦勝とかいうシステムはない。もちろん、全く勝運がないとはいえないが、オッズが高ければイカサマを疑われるだろう。今日も高校帰りの智哉を呼んで、実践トレーニングをしようとしたが、今日はその気力が起きなかった。「どうしたんですか?」智哉に訝しげに尋ねられるまで、考え事をしていて放心状態だった。というのも、2,3ヶ月前になるか、やはり1対2の試合を観たときのことが思い出されるのだった。

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