神奈川県川崎市、港に通じる三車線の広い直線道路を走る。両サイドは工場に囲まれ、街路樹もまだらではあるが、外灯は必要以上に明るい。しかしすれ違う車はほとんどない。その突き当たりは港になっていて、左折すると簡素なエメラルドグリーン色のフェンスが現れる。その先に倉庫群が立ち並んでいる。ただ、傾きかけた立ち入り禁止の標識が出ていることからも分かるように、現在ではどれも使われていない。その廃倉庫の一角に、シャッターは錆びているけれどもほんのりと灯りが漏れている倉庫が見える。整理する人がいるわけでもないから車とバイクが無秩序に置かれており、その向こうの灯りの脇にある外階段を上がって2階のドアから入る。倉庫全体は薄暗く、奥の方は全然見えない。使用されなくなって相当経ったであろう大型で複雑な形をしたベルトコンベアーがうっすらと見える。


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