2015年08月12日

愛しているって言って(2)

「フンフンフンフン♪」
何やら鼻歌を歌いつつ、悟が割り箸が入っていた袋を折っている。箸置きを作るのか?まあ、いいや。
サイゼリアでナポリ風パスタにタバスコを5,6回振って辛くしてから食べて、3分の2くらい食べてから俺にくれる。俺は辛いのが苦手なので、それを茂人は、悟が食べるのに費やした以上の時間をかけて食べる。
まあ、知ってて俺にくれるのだろうけどね。俺が滝のような汗を流して、テーブルをビチャビチャにして食べている姿を見ているから機嫌がいいんだ、きっと。悟はコーラにレモン汁のポーションを3つ入れて飲みながら、首を左右に振っている。機嫌がいい証拠だ。俺は、折角出がけに15分かけてセットした髪まで汗でグショグショで、鼻水をすすりつつ喰っているんだけど。
呼び出しのボタンを押す。すぐに若い女性の店員が来た。
「すみません、マイカのパプリカソースください。」
「かしこまりました。」
メニューも見ずに頼み、また、コーラにレモンのポーションを3つ入れた。
「舌バカ。」
悟は小声でそうつぶやいた。ようやくタバスコ入りパスタを食べ終わったところだ。
「何?」
「ううん、別に何も。」
「マイカ食べる?」
「いや、要らない。」
悟はアイスコーヒーを取りにドリンクバーに向かった。ガムシロップを入れてストローでかき回す。口がヒリヒリする。ガムシロップ1個じゃ足りないかな?
もう遅い時間だからか、人もそんなにいない。あまり話のはずんでいない30代夫婦と、安いワインをひたすら飲み続けて仕事の話をするサラリーマンを傍らで見つつ、ゆっくりした足取りで元の位置に戻った。コーヒー、失敗したな。今飲むと寝られないかな、って一瞬思ったが、口の中の辛み成分をとにかく洗い注ぎたかったので、ガムシロップをおもむろに入れてアイスコーヒーを一口飲んだ。
「チンチン出して。」
「!?」
むせた。アイスコーヒーが鼻から出そうになった。いや、出たかも。
「トイレ・・で?」
「バカだな、ここでだよ。」
どっちがバカなんだよ。
「人、いるけど?」
「だから?」
「チン・・」
「早くしようよ。」
髪をいじりだした。枝毛探し?金髪で髪痛めているからね、って、俺のチンチンよりそっちが大事?
「今?」
「今でしょって言わせたい?」
周りには誰もいない。一つ離れた席に客がいるけれど、こっちまで来ることはないし。ま、そういう問題ではないんだけど。聞かないしな。
仕方がないから、チャックを下してモノを言われたとおりに出した。ん、へ?出したけど、見ないの?
「何してるの?」
「な、何って、出せって言うから出したんだけど。」
「しごこうよ。」
「ここで?」
「他に、どこで?」
悟は、コーラを啜りながら、冷たい口調で言い放った。
「店の中だけど?」
悟は、口を一文字にして拳を振り上げた。
「分かった、分かったよ。」
茂人は、ダランとぶら下がったモノを、左手で扱きだした。ま、全然グニャグニャな状態だけれど。
そしたら、悟が皮のサンダルで直接俺の股間をいじってきた。粗雑に。扱いている上から。こんなに粗略に扱われるなんて。
俺のモノは途端に元気を増してきた。
グイグイサンダルで押される。アクセルペダルをふかしているみたいに。うーん、ちょっと、悟・・
店内の後方から電子音が鳴り響く。
悟が注文ボタンをいつの間にか押したんだ。ちょっちょっちょっ、入らない、デカくなってるから入らない、悟、足どけてって!
「お待たせしました。」
「青豆のグリーンピース、お願いします。」
俺はその間、キュって縮こまって、手で股間を押さえたまま、ジッとしていたんだ。
店員が行った途端に、手の上から悟がサンダルでまた押してきた。
「イクまで帰さないからな。」
悟にキッと睨まれた。ただ、言われた途端にイッたんで、すぐ帰れたけれどね。
悟はサンダル汚されて不機嫌だったが。自業自得だよ。
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