ゲイなんすっけど、小説書いてみました。

ゲイ系の小説を書いてみました。素人が書く小説ですし、発表するほどのものでもないのですが。エロい内容も若干含まれていますので、気にされる方はお勧めしません。コメント残してくれるとうれしいです。

終わりの見えないデスマッチ(12)

「あれはラッキーだったな。」「狙ってましたよね?最初から。」弘一はそう言ってニヤリとする智哉の頭を撫でた。智哉は弟分でもあり、弘一のスパーリング相手でもあった。いくら裸同士だからと言って、そう簡単に金的は狙えるものでもない。そして、こっちにも同じ弱点が残念ながらついている。弘一のモノは若干被っているとはいえ膨張時には軽く20cmくらいはあって、普段服を着ているときでさえとぐろを巻いたようなシルエットが相当目立つ。俺が狙うように、相手が狙ってくるのもお互い様だ。互いに急所を曝け出して戦っているのだから。かといって、守ってばかりでは勝てない。金的すらも反則ではないのだから、もうルールなんて全くないようなものである。それに、ルールって何だ?試合ではなくて、喧嘩だったらルールなんてそもそもない。試合でいくら強くたって、実際は金的打ったら反則負けだなんて過保護なルールで守られている勝者だ。金的打たれてのた打ち回って、結果反則勝ちしてそれが勝ったと言えるのか?自分の急所すら守れないようで、何が何に対して強いと言えるんだ?そんな疑問が常々あった。いや、誰だって普通に考えればそうだろう。それに、それを餌に勝機をつかむのも作戦のうちでもある。普段から持っているモノなのだから、日頃から急所は誰だっていつだって曝しているのだ、それも無防備に。それが奇跡的に、平和理に危険にさらされないという日常が、偶然にも継続しているだけのことである。不特定多数がルールを守ってくれるなんて保証は一つもないのだから。

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終わりの見えないデスマッチ(11)

戻ると、帽子をかぶった、まだあどけなさを残した顔をした少年が、タオルとタバコを持って待っていた。「また出ましたね、玉潰し。」弘一は試合が終わってホッとしたのか、クスって笑った。「またって何だよ。俺が卑怯者みたいな言い方だな。」「だって、この前もだったじゃないですか。」3週間前、今回の相手よりも腕の太さとか比較にならないほどの筋肉量を誇る、口ひげを生やしたハゲた重量級バルクマッチョと戦った。腕を上げて、何とか掴みかかってこようとする。こんなデカイ相手に押さえ込まれでもしたら、とてもじゃないが逃げられないし、力任せに何されるか分かったものではない。バカ力で骨を折るくらい軽いものだろう。それに、打ち込んだところでこの筋肉の厚さでは効きそうにない。相手を目潰しでひるませ、顔を上向きにして避けたので目を直撃しなかったにせよ、顔を背けようとして集中力が削がれたところを、膝で思いっきり金的を狙って振り上げたのだった。功を奏し、見事に膝で玉を潰され、厳つい顔立ちのバルクマッチョは苦悶の表情を浮かべて股間を押さえ、スローモーションでも見るかのようにゆっくりと座り込み、正座を崩したような状態でずっと重低音のようにジワジワと襲い掛かってくる痛みをこらえていた。10カウント後もずっとこの姿勢のまま、涎を垂らしながら沈黙し、ずっとその痛みをこらえたままだった。

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終わりの見えないデスマッチ(10)

「あっ、ああぁぁぁ!!!」俺のかかとは今回はしっかりと急所を直撃した。相手は仰向けのまま股間を両腕で押さえて足をばたつかせ、七転八倒している。さっきまでの威勢はどこに消えたのだろうか。喉の奥から絞り出すような声がまだ聞こえている。大の大人が、人前で急所を押さえて苦悶する姿ほどみっともないことはない。まして、見た目からして屈強な男が、たかが股間への一撃でこのような醜態を晒すのは滑稽で無様である。今まで何をそこまで鍛え上げてきたのかと問わずにはいられないような醜態だ。相手は、片手で股間を押さえつつ、もう一方の腕を振り上げた。タップしようとしているのか、させるか。二つ目のタップする手を捕え、俺のもう一方の拳はアッパーを喰らわすかのように、片手では庇いきれていなかった玉を正確にえぐった。「ひゃぁぁぁ。」気管支から息が抜けたかのような声が聞こえ、そして、「あが、あがっ」と痙攣しながら息も絶え絶えに断末魔をあげて、エビのように背を丸くしている。俺が股間を守っている両手を無理矢理剥ぎ取ろうとすると、「無理、無理、やめてくれぇ。」と哀願され、かばうように手で股間を守っている。「避けると余計痛い思いをするからさ。」そんな願いは聞くわけもなく、先ほど言われた言葉を小声でつぶやくように反芻して言うと、手をはがして現れた相手の玉を細長い指でしっかりと握って包み込み、指の先を立てて爪をめり込ませて一気に力を加える。「ギィヤァァァァ!!!」と切り裂くような悲鳴を上げ、もう自分の玉を守ることなくリングに仰け反った。大きな悲鳴の向こうでコングが三回鳴った。タップしたのか。これからだったのにな、と汗ばんで一段と白く輝いているカラダを反転させて、リングを降りて行った。相手はリングの中央で、股間をずっと握りしめたまま蠢いていた。弘一とは違った汗で、黒い肌が照らされて輝いていた。対角線上のコーナーには無傷のジャンパーがかけられたままだった。
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終わりの見えないデスマッチ(9)

相手はアナウンスの間、ロクにこちらを見ることもなく、コーナー附近を落ち着かない様子でずっとうろついていた。コングが鳴る。相手はよく聞き取れない雄叫びを上げつつこっちへ向かってくる。その声の大きさに圧倒され、俺は中央に出る間もなく、一気にコーナーに追い詰められた。フェイントで相手の突進をとりあえずかわすが、右、左と相手はパンチを交互に打ち込んでくる。足のステップは前のめり気味に、目は俺の顔面をずっと見据えていたが、相手は顔面狙いと見せかけて俺の左脇腹に打ち込んできた。「ガッ。」相手は前につんのめって惰性で俺の左脇へとよろけた。俺は脇腹を腕でガードし、同時に相手の金的に蹴りを入れたからだ。そんなクリーンヒットと言うわけではなかったが、足の甲が相手の玉にめり込む感触があった。すぐさまカラダをひねって後方回し蹴りを喰らわすと、相手はそれを避ける余裕がなかったからか肩の辺りに入り、その勢いで仰向けに倒れた。俺は、相手の左足を持ち上げた。相手は関節を決められると思ったのか、すぐに起き上がろうとして俺の手を放そうと試みたが、俺のかかとは相手の無防備に曝け出した股間にめがけてふり下された。

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雑記帳(2017/05/20)

2年前から書いていて、まあ、気の向くままに書いているので途切れ途切れというか、未完成のものも多く、何ていうかね、別に読まそうと思って書いているわけではないので、面白くも何ともない小説ばっかりで申し訳ないのですが。
個人的には「耐えてみろ!」あたりがよく書けたなって思っているのですが、アクセス多いのは「デリバリー」なんですね。佐川人気?全然エロい場面が出てきてないんですけど、まあ読んでくれるのは嬉しいですね。っていうか、執筆途中で、しかも終わりをまだ考えていないんでね。
「堕ちるところまで堕ちて」は長編だったからかアクセス良かったです。終わりがちょっとグロくなってしまいました。堕ちていく「途中」のストーリーを書いてもよかったんですがね。端折ってしまいました。アクセスの状況とか見ながら考えたいと思います。
あと、今書いている「終わりの見えないデスマッチ」もアクセスは順調ですね。もう実は書き終わっていまして、小出しに出しているんですが。金的系はいろんな人が書いていて、人気テーマなんですけど、あえて参入してみました(笑)。ま、まだ金的出てきてないか。乞うご期待ってことで。

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終わりの見えないデスマッチ(8)

裸足なので鉄独特の冷たさが伝わってくる。階段を下りた後、リングまでは一応赤いじゅうたんが敷かれている。これは、さすがに裸足だと木のささくれが刺さったりするからなのだろう。しかし薄汚れてところどころがめくりあがったり大きなシミがあったり、決して花道と言う感じではない。弘一はリングに上がると、対角線のコーナーに寄りかかり、時を待った。名前、スペック、そしてオッズを読み上げる。どよめきが起こる。まあ、高オッズだからな。弘一のカラダは透き通るような白さで、服を着ていればガリガリに痩せた真面目な青瓢箪のようだが、脱ぐとカラダから脂肪という脂肪を削ぎ落としたかのような、シャープで筋張ったカラダが浮き出てくる。183cmと長身で、手足も長く、鉄筋でできているかのような鋼鉄の肉体ではあるが、相手のレスラーのようなカラダを見ると、体格差は歴然としていた。写真よりも実物の方が胸の厚みがえげつない。胸囲は1mを超えているのではないか。そして、胸全体にうっすらと、そしてその厚い胸に刻まれた谷間に密集して生えている胸毛から臍、そしてその下へと延びていく腹毛が相手をさらに厳つく見せている。最終オッズは1対4.4だった。多数が俺の負けを願っている。周りの客も言ってみりゃ敵ばっかってことだ。
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終わりの見えないデスマッチ(7)

タバコを吸い終わり、更衣室に入ろうとすると、俺の対戦相手は既に裸でジャンパーを羽織って座っていた。俺がロッカーで着替えていると、背後から「オイ。」と声がかかった。部屋にいるのは、一戦目の勝者を含めて3人だ。「オマエ、俺に勝つ気でいるのか?」俺は無視して無言で服を脱いでいると、背後から一方的にしゃべってくる。「避けると余計痛い思いするからよ、ちゃんとしろよ。意地を張るのもいいけどよ、俺、実際、弱いものいじめとか好きじゃねーんだ。チャッチャと終わらせれば悪いようにはしないからよ。」脅しているつもりなんだろうが、口数多いのは不安の裏返しだ。「俺、怒らせたら自分でも何しでかすか分かんねーからよ、そこんとこよく考えておけよ。」一戦目の敗者と二戦目の勝者も戻ってきた。色黒の奴はまだグズグズ何やら言いながら泣いている。勝者の方は既に着替え終わって携帯を弄っている。アナウンスが聞こえる。リングに上がれとマイクで言われたので、階段を下りていく。


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終わりの見えないデスマッチ(6)

メッキのはげかかった手すりに手をかけて、タバコを吸う。俺の対戦相手らしい奴が個室に入って行った。皮のジャンパーに金色の龍の刺繍が入っているのが遠目で見える。髪もチラシが白黒で分からなかったが金色だ。彼の対戦成績は三戦全勝。俺も1回だけ試合を見たけれど、さっきの色黒の奴とやり口は大差ない。ただ、力が強くてバランスが崩れず、当たれば一発で相手をダウンさせる破壊力を持っている。2回戦が始まった。随分と今度は背が低い同士。一応、賭けだからそういうバランスも配慮しているのだろう。オッズを見ても1対1.6だ。そういや、青いバンドの方が二回りくらいずんぐりした感じで、重心が安定してそうだ。手数はしかしスリムな赤バンドの方が多い。どっちも牽制しているというか様子見をしている感じだ。この試合はラウンドとかはない。どっちかが勝つまでずっと行われる。左右のパンチを繰り出すけれど、微妙にずんぐりの方に届かない。上手いこと足を使って避けているようでもあるし、スリム側のフェイントのようにも見える。スリムな方が蹴りを尻のあたりに喰らわせたが、それをずんぐりが掴んで、体を預けて引き倒した。スリムはリングに倒れて全身がバウンドする。後頭部を打ったんじゃないか?すかさずマウントを取り、両腕すら足で押さえ込まれて、防ぐ手立てがなく顔面に容赦なくパンチが打ち込まれる。コングが3回鳴った。よく見えなかったが、きっとタップでもしたのだろう。顔とか殴るのはいいけど、素手なんで、殴る方もダメージ喰らうと思うが。後先考えずだなんて素人だな。
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終わりの見えないデスマッチ(5)

会場はざわつきだし、ブーイングも聞こえてきた。何人かがそいつを取り囲んでリングに戻そうとしている。賭けている奴らだろう。リングは2回まで降りていい、ただ、1分以内に戻らなければ負けになるというルール。もしくはダウンして10秒間立ち上がらないか、3回リングをタップすれば負け。セコンドがいるわけではないから、傷の手当ても水の補給もしてくれない。負けたものにあるのは野次と罵りだけ・・野次だけならかわいいものだが、大抵裏で焼きが入ったりするんだけどさ。どうも色黒は号泣しているらしい。こんなんじゃいくら説得したって試合にならないわ。新人と言っても、別に俺みたいに金に執着せず、ただ試合をしたいから出てきているわけではない。その筋の下っ端だったり、借金かさんだポン引きだったり、詐欺グループの金の受け取り役だったりと、訳アリの人たちが集まる。ま、ボクサー崩れとか相撲部屋を抜け出してきたデブとか、体重体格差すら関係なく千差万別だけど、裏組織とのつながりがある以上、金を賭ける人、試合をする人、ここにいる人全てが裏ルートから何らかのつながりがあって来ている人だった。片輪のじいさんがリングを掃除しているから、ケリがついたのだろう。勝者の青いバンドをつけたのが戻ってきた。眉毛細いし色白と言うよりも青白くて喧嘩が強そうにも見えないけど、あのパンチはボクシングでもちょっとはかじっていたのかもな。
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終わりの見えないデスマッチ(4)

そうこうしていたら、更衣室から二人が出てきた。本来だったら別々の通路から出てくるのだろうが、ここはそんな配慮もなく、リングに上がるところまで一緒。セコンドとかレフリーさえいない。マイクで解説をする。腕に赤と青のバンドをそれぞれつけている。それだけだ。他に一糸まとわぬ姿。何も身に着けず、道具も使わない。何が反則と言うのも別にない、凶器を使わなければ何でもありだ。この2階からだとよく顔まで見えないが、両方ともバンドつけなければどっちがどっちだかよく分からない。どっちも普通体型で、赤い方が色黒で髪が長めで、青い方が細いかなって程度だ。どこから拾ってきたのか分からないが、立てかけてある黒板にはチョークで1対2.1と書いてある。どっちもデータがないから、見た目でしか賭けようがないもんな。コングが鳴った。色黒が殴り掛かるけれど、青い細身に避けられる。バランスを崩したけれどもう一度、大振りだよな。腰が引けてるし。細身の方が放った右が色黒の顔にヒット。弱いな。色黒がタックルし、細身が倒された。首を絞め出したけれど、細身が顔を連打したからすぐに放す。色黒の奴は結構な鼻血を出していて、手を鼻に当てているが、色白の細身が勢いづいて顔を狂ったように殴り始め、5,6発喰らったところで色黒は後退し、後ろ向きになって小走りに、溢れる血を手で抑えながらリングを降りた。逃げ出したわけだ。正味2分くらいか?
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終わりの見えないデスマッチ(3)

随分とギャラリーが増えてきた。好き者だな。8割が男で、女もちらほらだがいる。まあ、ギャラリーがいるおかげで金が入るのだから。まだ、皆自販機から飲み物を買ったり、談笑したり、また外でタバコを吸ったりと、ゆったりしているが、賭けを管轄するテーブルの周りだけは結構な人だかりができている。中間オッズが公表された。1対3.4か。俺が負けると思っている客がこんなにもいるとは。弘一は第三戦だ。第一戦は確か新人同士。チラシには、白黒のザラ紙にそれぞれのスペックと顔、上半身の2枚の写真、そしてここ最近の対戦成績が簡単に書かれている。俺の対戦相手のほうが俺より身長は低いけど体重もあるし、色黒でガッチリしていて、確かに肌が白くて胸の薄い俺と見た目で比べれば分からなくはない。俺が陸上経験ありで、対戦相手は元柔道部だそうだ。またオッズが出た。1対4.1?最初のオッズを見てびびったか?弱気な奴らだ。タマついてんのか?しかし、まあこれだけ来ていればファイトマネーもそうだが、勝てば・・何買おうか迷うな。この前はベッド買ったから、布団を一新するか・・
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終わりの見えないデスマッチ(2)

手前には、ここだけ新しく設置したのであろう大きな照明が吊り下がっている。そして、使い古して汚れの目立つリング。ロープはあるときから1本なくなったままだ。そして周囲は板で底上げされて、コロシアムのように階段状になっている。ただ、よくよくみるとこれもところどころ釘が出ていたり板が割れていたりと、このまま座ると服に傷がつくリスクがかなり高い。たいていはそこに座るんだけれど、オッズ計算やアナウンスするテーブルの右脇が椅子の用意された、いわゆるVIP席になっている。よくある、いや、噂ではあるといわれている地下闘技場に模したのだろうが、なかなかの安普請振りである。ただ、照明だけが新品だと言うことをアピールするが如く、白熱の光を放っている。

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終わりの見えないデスマッチ(1)

神奈川県川崎市、港に通じる三車線の広い直線道路を走る。両サイドは工場に囲まれ、街路樹もまだらではあるが、外灯は必要以上に明るい。しかしすれ違う車はほとんどない。その突き当たりは港になっていて、左折すると簡素なエメラルドグリーン色のフェンスが現れる。その先に倉庫群が立ち並んでいる。ただ、傾きかけた立ち入り禁止の標識が出ていることからも分かるように、現在ではどれも使われていない。その廃倉庫の一角に、シャッターは錆びているけれどもほんのりと灯りが漏れている倉庫が見える。整理する人がいるわけでもないから車とバイクが無秩序に置かれており、その向こうの灯りの脇にある外階段を上がって2階のドアから入る。倉庫全体は薄暗く、奥の方は全然見えない。使用されなくなって相当経ったであろう大型で複雑な形をしたベルトコンベアーがうっすらと見える。


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ハサミムシ(8)

克利の趣味というか、最近熱を入れているのがアイコラ。膨大な量の写真の中からいろいろ組み合わせて、イケメンの全裸画像やセックス画像を作り出す。
職人技というか、ここまで来ると全身のモンタージュ写真とかできるのではないかというくらい、まあきれいに作り上げる。もちろん、大好物である競パン画像はストックも豊富だ。アイドル、モデルも克利にかかればすぐに丸裸。売って小遣い稼ぎにしたり、交換してさらにストックを増やしてと、アイコラ作りはまだまだ終わりが見えない。
画像はそもそもはインターネットから拾ってきたもの。そうはいっても誰でもいいわけでもないし、最近はアイコラ趣味が高じて写真撮影も熱心に取り組んでいる。もちろん、風景写真なんて全く興味がないし、鉄道や飛行機、犬や猫と言った定番ともいえる素材にも全く惹かれない。撮影対象はイケメンの若い男だ。
歩道橋にずらっと並んだ撮り鉄に混じって、全く別方向を向いて陣取っている克利。風貌は他の撮り鉄たちと遜色はないが、歩道橋から乗り出して、右斜め向こうの、線路がカーブしているあたりに電車が来るのをひたすら待つ撮り鉄を余所に、通学時間帯だから次々に来る高校生や大学生を、歩道橋から乗り出して連写する。しかし、上からのショットでは角度的になかなか使えないと言うことに気づく。それに、望遠で撮っても動いているものだから遠くて焦点が合いにくい。歩道橋を降り、バス停のベンチに陣取ってまたパシャパシャ撮っている。今度はさすがによく目立つからか、被写体の表情もカメラ目線になり、険しい顔つきに変わる。克利は人目は気にしないのだが、カメラ目線だったり睨んだ表情になっては使えないので、今度は公園と道路の境の低木の脇にしゃがんで撮り出した。そう気づかれるわけでもないだろうと思っていると、「もしもし?」と呼ぶ声が。もちろん無視をして撮り続ける。
「鈴木さん、でしたね?」
はっと振り向くと、前、夜中に職務質問をされた見覚えのある警官だった。
「何されてますか?」
「見りゃ分かるだろ、写真撮ってんだ。何だ、国家権力の犬のくせに。あいつらのとこへ行けよ、ほら、交通妨害しているだろ、歩道橋でよ。」
「苦情が交番に来ているんですが。」
「何の苦情だよ、犬は犬小屋で大人しくしてろよ。」
「カメラ、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
「うっせーな、触るんじゃねーよ。汚い手で、あ、触るなっつってるだろうが、弁償しろよ、おい。弁償だからな。」
30分後、交番で、正面から、横から、安っぽいデジタルカメラで写真を撮られている克利がいた。

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堕ちるところまで堕ちて(12)

「しなければいけないわけではないんですね?」
「もちろん、これからは演者が決めるわけだよ。ただそれが収入になるかどうかは需要と供給で決まるから。」
「え、でも、SMを求めている人ばかりじゃありませんよね?」
その後ろでは、バチンバチンと音が聞こえ、悲鳴にならない悲鳴が聞こえてくる。
「手っ取り早く稼ぐにはどうしたらいいかって話よ、要は。浩ちゃんみたいなさ、マッチョは金になるよぉん。」
と、俺の乳首を軽くはじく。さっき舐められたせいで、気味の悪い異臭が漂ってくる。でも、あそこまでして稼ぎたくはないわ。
「ま、やるやらないは浩ちゃん次第なんだから。けど、物は考えようだよ。金持っているジジイなんていっぱいいるんだからさ。」
いつしか激しい音がしなくなった。見るとバラムチの柄の部分で垂れ下がったモノを執拗に打っていた。子どもが遊んでいるようでもあるし、歯止めの利かなくなったボケ老人が単調な運動を繰り返しているようにも見えた。


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堕ちるところまで堕ちて(11)

6人が一列に並んでいる。そっか、3周するんだ。おもちゃのピストルが渡される。チンと合図が鳴った。薄い髪は汗であらぬ方向に貼り付いていた。銀玉鉄砲で、近距離から垂れさがっている玉に狙いを付けて、撃つ。「あぁ、ひゃっ。」ヒットするたびに飛び跳ねるようなリアクションを示す。当たるたびにモノがビッとはじけ飛ぶように跳ね上がる。こんな近かったら100%当たるし、威力が・・見ているこっちまで冷や汗が出る。終わると、ダンベルや後ろ手の紐は解かれたが、その男はそのまま崩れ落ちた。そして、脱いだ服を乗せられて、さっきの黒づくめの3人に抱えられて連れ出された。
見なければよかったのか、見てよかったのか。中年初老たち6人は残り、何やら相談を始めた。どうも金のことを言っているようで、すぐに赤ら顔の男に説明を求めた。
「あのアンちゃんは、まあ詳しいことは言えないが、下手を打ったのよ。こういうSMは結構金になるんだわ。ま、あのアンちゃんじゃ客集まらなかったんで、他のことをしないと回収できないだろうけどな。」
2番目にいた灰色のスーツを着た初老男性が残り、他の中年たちは帰っていった。また3人の男に抱えられて、手錠をかけられ、同じような姿勢をとらされた。観念したのか、一言も言わず、ただ顔はずっと横を向いていた。
ピストルとバラムチが置いてあった。これから二人で濃密な時間を過ごすのだろう。一方は縛られたまま、そして一方はある特定の部分だけ狙う遊びをして・・

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堕ちるところまで堕ちて(10)

すると、意味もなく図体のでかい男が、その金髪のトランクスを足首までずり下ろした。威勢のいい彼のモノは、朝顔の咲き終わった後のような、なんともかわいらしい形状をしていた。
「見るな、変態、ホモ野郎、お前らホモだろう?気持ち悪いんだ。」
チン、となると、その中年はツカツカとその前に来て、そのつぼみ状のモノをしげしげと見つめた。目を細めてしばらく見ていたが、一心不乱に、今度はそのつぼみとその後ろにつぼみより長くぶらんとぶら下がった玉をめがけてバラムチで打ち始めた。
「ギャァァァ。」と大きな声をあげて喚いていたが、2人目、3人目と同じ攻撃を執拗に繰り返されていくにつれ、「ヒィィィ、ヒィェェェ。」とか細い悲鳴に変わっていった。浩輔は見ていて、自らに起こっているかのように覚えて股間に感覚がなくなり、さっきまでの好奇心が恐怖心に変わっていた。
6人が全て終わると、首をガクンと垂れ、処刑されたかのような脱力した姿勢で、ただ足だけはきゅっと内に絞った感じで力なくそこにいる感じだった。

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堕ちるところまで堕ちて(9)

既に、パイプ椅子には5,6人座っている。さっきと違うのは、皆何かA4のペーパーを一生懸命読んでいることだ。
浩輔ももらって読んでみた。「1回目 使用できるものは、初心者用バラムチのみ。ただし顔はNG。また、演者に触れることは一切不可。」
他にも諸注意がいろいろ書いてあったが、バラムチってそもそも何?というところに引っかかって、他の事項が頭に入ってこなかった。
「オイ、テメー、離せよ、クソが。誰だ、オマエ?」
何だか威勢のいい声がドアの向こうから聞こえてきた。黒尽くめのスーツを着た男が3人、そしてその中央にその声の主がいた。金髪で首と腕にタトゥが入っている。ヨレヨレのTシャツとハーフパンツ、そしてサンダルの簡素ないでたち。
「脱げ。」
「はぁ?ふざけんなよ。何なんだよオマエは。」
状況がよく掴めないが、急に3人がその喚いている男の着ているものを剥いだ。
「なんだ、殺すぞ。」
という割には簡単に脱がされ、細くて白いカラダが露になった。そして、さっきされたように後ろで手錠をかけられ、ジャングルジム状の格子につながれた。さらに、さっきと違って足首にはダンベルまで装着される。そして、6人が縦に並んだ。一番前の中年に、黒くて先が何本にも分かれたムチが渡された。
「一人30秒です。」
チン、となると同時に、もうその中年は、残り少ない髪を振り乱して、あばら骨の見えた華奢なカラダへとバラムチを乱打した。
「あーー、痛え、テメー、殺すぞ、覚えとけよ。」
どう見ても、自分から志願したのではなく、連れて来られて半ば強制的にやられているようだ。
あっと言う間に30秒が経ち、次の背が低くて白髪交じりの髭に覆われた初老男性に渡された。最初の中年と同様、ムチでやたらめったら乱打している。ムチと言う名はついているけれど、見た感じはそんなに言うほどでもない印象を受けた。短くて平べったく、しならないし、音は派手かもしれないが、どうもじゃれあっているというかふざけているような感じだ。
「おい、止めろって、無理、無理、ホモジジイ、テメエ!」
3人目の赤い顔をした小太りのつるっぱげは、バラムチを逆に持って、トランクスの上から肛門めがけてグリグリ突っ込んでいた。まあ、そもそも入るわけもないが、おそらくノンケなんだろうし恐怖には違いない。
あとの3人は同じようにバラムチを振り回した。金髪の彼は威勢よく罵りの声を上げている。
また、さっきのように6人が縦に並ぶ。で、先頭の髪の薄い中年にバラムチが渡される。

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堕ちるところまで堕ちて(8)

大きな図体をした男に手錠を外され、赤い顔をしていつものにやけた笑いを浮かべたオヤジと、痩せぎすで金庫を開けて札を数えている中年の、浩輔を含めて4人がこの空間に残っている。
「どうだった?浩ちゃんよ、感想は?」
まだ頭の整理ができていなかったので、何も言うことはできなかった。
「これでチャラよ。」
「あの・・」
なんだか合点がいかないが、とりあえずこの行為に金が絡んでいることは間違いなさそうだった。
「これは一体どういうことなんですか?」
「何、秘密倶楽部とでも言えばいいかな?俺もそうなんだけどさ、会員になると不定期にこういう、ショーっていうと大げさだけどさ、まあ特典があるわけよ。月会費を払えば無料で楽しめるわけ。」
「いえ、でもあれは何ですか?」
千円札を何度も何度も手に唾をつけながら数えている。
「お、目がいいね。賭けだよ、賭け。分かる?」
さっぱり見当がつかない。
「1人1000円で2回のチャンス、勃たせることができたら返金、できなかったら没収。見事勃たなかったから、こっちの収益ってわけ。」
なるほど。まあ、よほどの汚れ専でもなければこんなのに勃つ奴なんていないだろう。
「今回はまあ訳ありなんでこっちの収入だけどさ、本来は演者の取り分なんだよ。」
え?
「だって、そりゃそんなの、我慢比べなんだからさ、演者に実入りがなかったら成立しないだろ?」
「あの、ちなみに、・・。」
「なんだ、興味あるの?」
説明を聞くと、週末にこうしたショーが行われる。ベースは今のような手首を後ろで縛られた状態で立ち、それを多数参加型でいたぶる形式だが、今回のような「賭け」ではなく、普通は「競り」らしい。そして、「競り」の部分は一部を除いて演者に入るそうだ。ただ、「競り」にかからなかったときは、供託金が没収される。
「きょーたく金?」
「まあ、登録料みたいなもんだな。出るのは勝手だが、需要と供給でなりたってるんでね。需要がないのに出られても困るから、供託金ってことで演者からもちょっともらってんのよ。もしなんなら、次のショー見てみるかい?タダだから見るだけで参加はできないけどさ。」
ショーがあっけないほどすぐに終わって、取り立てて用もなかったので、ちょっと見物することにした。

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堕ちるところまで堕ちて(7)

あまりに敏捷な行為に何もできなかった。とりあえず、後ろ手に固定された状態で10数人の中年たちの視線をただ浴びていた。
すると、さっきまで特段何の動きもなく事務机に座っていた、背の低くて痩せた感じの男が立ち上がった。
「では、お待たせしました。左の人から一列に並んでください。」
無言で皆立ち上がり、緩慢な動作で縦に並んだ。
「一人30秒ですので、時間になったらベルを鳴らします。そしたら次の人に代わってください。では、いきます。」
え、ちょっとちょっとと何が始まるのか何も説明がないまま、そんな意味不明のコーナーが始まった。最初のイカツイ真っ赤な顔をした中年男性が近づいてきて、何するのかと思ったら、無防備な腋を舐めだした。若干多めに生え揃った腋毛を舌を出してベロンベロン舐めている。それで30秒などすぐ経った。
「チン。」
次のメガネをかけて七三分けして縦皺の刻まれた神経質そうな中年は、乳首をペロペロ舐めだした。両手は後ろで組んだままだ。
「チン。」
次は鼻が上向きに剥いた、髭のかなり濃い、ずんぐりむっくりした中年男性だ。そいつは乳首を顎鬚でジョリジョリし、舐めてまたジョリジョリするという繰り返しだった。
・・何なんだ、これは?そんな感じで13人が全て終わった。彼らは終わると、列の最後尾に静かに並んだ。
「では、二順目です。今度は二人がかりになりますが、時間は30秒です。ではいきます。」
赤ら顔が、また腋を舐める。で、右側は中年男性がやはり乳首を舐める。
「チン。」
赤ら顔が今度は髭面に代わって、またジョリジョリ、そして舐めてという作業を繰り返す。
違ったのが、最後の方の、何だか顔は疲れ気味の中年ど真ん中なんだけど所作がオネエっぽい感じの奴がずっとキスをしてきたこと。舌を入れようとするんだけれど、何せその口の臭さといったら半端ないから歯で断固阻止した。
何だろうな。でも、そういや皆、口だけで手とか使ってこないな。
最後の奴が終わり、また縦に整列している。
背の低くて紺のスーツを着た黒縁メガネが近づいてきて、俺の股間を握った。結構縮こまっていたので、いきなり握られて恥ずかしかった。
「皆さん、お疲れ様でした。オプションはありませんので、今日はこれで終わりになります。」
中年たちは一様にぼんやりした顔つきで、次々にこの部屋から出て行った。

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