2019年09月16日

雑記帳(2019/09/16)

SM系というか、まあタマ責め系の小説を書き始めた。4つ同時に書き進めているけれど、そういや書き終わっていない小説って18もあるんだよね。全部終わりが見えないわ。まあ、何の小説でもそうなんだけどさ、例えばタマ責めテーマだったらシチュエーション違っても、結局タマ責めじゃんっていう、水戸黄門パターンになるんだよね。まあ、何でもそうでね、エロビだって結局セックスするんだろみたいな待っている自分がいるんだし、そもそも書きたいって衝動からこれを書いているんでね、果たしてタマ責め大好きマニアの人たちを喜ばせるのが書けるだろうか・・。
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)雑記帳 

2019年09月14日

デリバリーC(9)

淳平も意外に思うほど、スムーズに入って行った。耕太郎のカラダが悪寒が走ったかのように激しく痙攣している。ある程度入ったところで、急にスイッチが入ったように耕太郎は腰をくねるように動かし始めた。どうやら感度の良い箇所に到達したようだ。
「当たる、すげえ当たってる。」
淳平もそれに答えるように突き上げる。激しくピストン運動をした後、耕太郎は抜き取って今度は仰向けになって両足を手で掴んでここに入れろとケツを見せた。すかさず正常位から入れた途端、
「イク、イク、イキそう、イク!!!」
という言葉と共に耕太郎は果てた。白濁した液は耕太郎の鍛え上げられた腹筋の溝を伝って床に流れ落ちた。
「耕太郎さん、俺もイキそう、イッていいっすか?」
「かけてくれ、俺の腹の上に。」
「いいっすか?いいっすか?」
と、抜いて二、三回扱くと、腹どころか耕太郎の下顎を直撃し、そして顔をベチョベチョに濡らした。
「すげえ、すげえ飛ぶな。」
とねっとりした液を手で拭っていった。その予想を超えた勢いと量に満足気の様子だ。近くにあったタオルで顔を拭うと、
「また、やりたいな。」
「俺もっす。」
「けど、今度は優しめで頼むわ。」
「もちろんっす。でも、またあの声、聴きたいっす。」
人気のない倉庫で、二人は軽めだけれどしかし時間をかけたキスを交わした。さっき痛めつけた部位を摩りつつ、どちらかが飽きるまでキスをし続けていた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:00|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年09月11日

デリバリーC(8)

耕太郎はその棍棒を横から咥えつくと、ゆっくりと上から下へ舐め回した。淳太郎の両手を自らの手で組み合わせ、そして決してしゃぶりきれるものではないが、半分近くを口に収めると、ゆっくりと棒アイスキャンデーを舐めるかのように味わうように頬張った。耕太郎のそれも、小さいながらも硬くいきり立っていた。さっき苛まれた金玉は腫れて見てくれは一人前になっていた。
「俺、早く耕太郎さんと一つになりたいっす。」
というと、耕太郎は四つん這いになって受け入れる体勢を作った。
「いいっすか?こんな俺で。」
こんなゴツイガタイをしたのが四つん這いになる光景は爽快だった。吊ったままでも入れるつもりでいたのだが、その耕太郎が自分を受け入れたのだった。淳平は耕太郎の腕を取って立ち上がらせ、両手をコンクリートの壁に付かせた。そして、バックからそのまま手で宛がうことなく、その熱くなった棍棒を入れたのだった。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 07:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年09月07日

デリバリーC(7)

と、淳平の舌が勢いよく耕太郎の口に忍び込んでいった。そして、手が乳首に触れると、耕太郎はカラダをビクつかせた。
「やべえ、カワイイっすよ、耕太郎さん。女みてえ。」
ふざけんなと心の中では叫んでいたが、一方で暴力から解放されて優しく扱われていることに順応して、ひどく全身が敏感になっているのも事実で、実際はもう何をされてもいいような、そんな感じにさえなっていた。淳平の指先がちょっと触れるだけでカラダは痙攣するように激しく震え、声を出すまい出すまいと意識していても、どうしても漏れてしまうのだった。淳平は手錠を二つとも外したが、耕太郎はそのままなされるがままにしていた。重量感のある胸に乗った乳首を丹念に指で転がす度、耕太郎は吐息を吐き、呻いた。そして、淳平が服をシャツを脱ごうとすると、耕太郎は急かすかのようにズボンを脱がしにかかった。耕太郎の眼は、ズボンの膨らみに気付いていた。何か詰め込んでいるのではと思うくらい張りつめていたからだ。そして、現れたのは、想像を遙かに超えた、とんでもなくデカい、丸太のようなモノだった。淳平の臍の上に渦巻く臍毛をなぞるかのようにユラユラと蠢き、透明な液が臍毛とつながって細い糸を引いている。耕太郎はカラダが急に火照るのを感じた。心音と一緒になって、その反り返った棍棒は振動して引き締まった腹を押していた。ねっとりした液が次から次へと溢れていた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:00|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年09月04日

デリバリーC(6)

「ぐおっ。」
下腹部から突き上げるような痛みが耕太郎を襲った。淳平の拳が耕太郎の無防備な股間にまともに入ったのだった。
「いい声、やれば出せるじゃないっすか。もっと聴かせてくださいよ。」
と、股間にめがけて正拳突きを繰り返し喰らわせた。耕太郎は腰を引いて庇おうとするが、もちろん無駄な努力で、狙い通りに正確にヒットした。
「あっ、ああぅ、ああぁぁぁ。」
と、悲鳴に近い甲高い叫びが倉庫に虚しく響いた。
「やべえ、こんな筋肉してるくせに女みてえな声出してやがる。もうすぐ本物の女にしてやっからよ。」
と、またも正拳突きを股間へとめり込ませた。さっきのボディブローとは違い、しっかりとしためり込むような感触が手に感じられた。腰を引いて少しでも避けようとするそのポーズが、日頃の益荒男ぶりの耕太郎とは打って変わって対照的で滑稽だった。
「止めろ、もう止めろ、本当に潰れるから止めてくれ。」
「何、こんな小さいもん、いっそのこと潰したって構いはしねーんじゃないっすか?潰しちゃいましょうよ、わけないっすよ、こんなの。」
と、また一撃を喰らわすと、
「ひぃぃぃ。」
と気管支の奥から漏れ出てきた悲鳴のような、さらに甲高い声を上げた。
「こんな小さくても男の痛みっつうのは同じなんっすね。勉強になるわ。いやらしいっすよ、耕太郎さん。」
乱雑にその小さな股間を揉みあげる。耕太郎の褐色の筋肉が汗でじっとりと濡れて、その一部が雫となって床に滴り落ちていた。倉庫のやけに突き刺すような白色灯が、筋肉のくびれや苦悶を一つ一つ浮かび上がらせて芸術的に煌めいていた。鍛えられた太い足をキュッと閉じて、腰を引けるだけ引いて痛みに耐えていた。苦悶に引き攣る顔が、どうしようもなく愛おしく感じた。
「キスしていいっすか?」
「・・・。」
「それとも、まだやられ足りないっすか?」
と拳を股間にそっと当てたので、首を大きく分かるように横に振った。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 07:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年09月01日

デリバリーC(5)

「やべえ、腹、殴ってみてもいいっすか?」
と、ポケットの小銭を握ると、その鍛え抜かれた腹へと拳をめり込ませた。
「うわ、硬え。効かねえっしょ、俺のパンチ。屁でもねえっしょ?」
と、何度も何度も腹へとパンチを繰り出すが、確かに拳の方がダメージを受けている感じだった。腹筋を日頃から鍛えているからと言って、殴られたら痛みを感じるのは当たり前だった。それに、さっき執拗に蹴られた腹の、また同じところをワザと狙って殴っているのだった。
「ふう、すっげえ。ビクともしねえ。さすがっすね。」
耕太郎は手錠で固定されているので、身じろぎするのが精一杯だった。しかし、手錠を外すのは自力では困難で、鍵は淳平が持っているのだろうから、ここは大人しく言うことを聞いて、解放されるのを待つのが得策だろうと考え、ただ向こうのされるがままになるだけだった。
「燃えてきた、燃えてきた。いいねえ。」
と、ベルトを外してズボンを脱がしにかかった。止めろと言ったが、もちろんそんな要望が受け入れられる余地はまるでなかった。一気に脱がすと、そのゴツいカラダとは対照的に可愛らしいものが顔をのぞかせた。耕太郎にとってはこれが何よりも屈辱的だった。
「マジっすか?小せえ。へぇ、ゴツゴツのカラダしといて・・天は二物を与えずって本当っすね。」
と、躊躇せずその人差し指程度に股から生えているものを握る。
「へえ、前からっすか?小せえって言われません?そっかあ、でも、これはこれでアリだな。ギャップがなんかそそるわ。」
言葉で自分の一番のウィークポイントを詰られ、そして無造作に弄られて、耕太郎は恥ずかしさで直視できなかった。
「じゃあ、筋肉ムキムキのマッチョさんのいいところを見せてもらおうかな。」

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年08月29日

デリバリーC(4)

「何?」
「俺が何も知らないとでも思ってんすか?」
「何がだ?」
「随分といいことしているみたいじゃないですか。」
「・・・。」
「知ってるんすよ、俺。仕事終わってどこで何をしているか。」
耕太郎は心当たりはもちろんあるものも、それを淳平が知っているはずがなかった。
「これ、何だか分かります?」
とスマホを近づけて、画像をいくつか見せられた。画像は遠く不鮮明で、素人目には判別が難しいものであり、違うと言えばしらを突き通すこともできそうだが、次にスマホから流れてきた男同士の荒い息づかいと、ときどき漏れる淫靡な声は決定的だった。当事者の耕太郎にはそのときの情景がまざまざと蘇ってきた。おそらくは望遠鏡か何かでそこで夜な夜な行われた行為を全て見ていたのだろうし、盗聴器か何かが耕太郎に仕掛けられていて、何が行われているかが容易に分かる状態だったのだろう。夜景のキレイな高層階で誰も見ていないだろうという油断が大胆にさせ、それが一部始終見られていたのだった。
「すっげえ淫乱。すっげ。俺にも見せてくださいよ。」
と、汗ばんだシャツをめくると、バキバキに不揃いに割れた腹筋が目の前に現れた。
「すっげ、何この腹筋。やべえ。」
と指でなぞるように腹筋のブロック一つ一つをなぞる。
「おい、何するつもりだ?」
「決まってんじゃないっすか、このシチュエーション、じっくり楽しませてもらいますよ。」
と一気にシャツをめくり、頭から脱がせた。腋から汗が滴り落ちてきて、蒸せかえるような薫りが漂ってきた。ロッカーで着替えるときに、同僚のカラダを見る機会はあるが、宅配便の仕事をしているからと言って皆が皆、鋼のようなカラダをしているわけではない。栄養が足りていないのかガリガリに痩せている者、偏った食生活が祟って大きく腹の出た者など、いいカラダをしている者はそういない。そして、不摂生は特に口腔衛生に顕著で、歯が欠けたまま、そして全部の歯が虫歯なんじゃないかと言うくらいボロボロだったり歯が数本しか残っていなかったり、タバコのヤニやコーヒー等で変色していたりと惨憺たるものだった。こんな耕太郎のようなカラダは自然にはできないのだ。この分厚い胸板、こんなカラダをしていたらさぞかしいつもいい思いをしているんだなと思うと、ひどい嫉妬心に刈られるのだった。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年08月24日

デリバリーC(3)

今日も集荷の仕分けをしていた。翌日は祝日だったので、集荷はあっても翌日の配達はあまりなく、結構皆早く帰ってしまっていたが、淳平はいつものように黙々と作業をしていた。耕太郎は真っ先に明日の準備を終えていたが、約束していた時間まで少し間があったし、いつものように淳平を手伝っていた。カートに荷物を整然と積み込み、それを耕太郎が倉庫に入れているときに、淳平は倉庫の鍵を内側からかけた。そして、予め用意してあった手錠を持ち、背後から近づくと、いきなり右手首と運んでいたカートへ手錠をかけた。耕太郎は、カートの真ん中あたりに右手を固定されたので、若干かがんだ状態で振り向き、「何するんだ!」と言った途端に、腹を蹴られた。バランスを崩して倒れそうになるが、手錠がそうはさせずに何とか持ちこたえたが、淳平は無言で耕太郎の腹ばかりを執拗に狙って蹴った。動く気力さえ萎えたところに、もう片方の手首にも手錠をかけられ、違うカートへと括られた。
「くっそっ、、、俺になんの恨みがあるんだ?」
と声を絞り出すように言うと、
「恨みなんてないっす。ただ、アンタをこうしてみたかっただけっす。」

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 07:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年08月21日

デリバリーC(2)

淳平が残って集荷の仕分けをしていた。ドライバーは担当エリアが決まっているので、どこをどうやって配達したらいいかということを予め決めている。ただ、指定配達時間や急な集荷、クール便など期限付きで配達すべきものなどいろいろあるので、荷物の入れ方もただ漫然と積めばいいと言うものではなかった。耕太郎のように考えて行動するタイプの人間には簡単でも、淳平のような、根っからの行き当たりばったりで生きてきたような人間にはそう簡単にできるものではなく、いつも積み残しができ、それが累積していつも遅くなってしまうのであった。耕太郎は、そんな淳平のことを仕事熱心で、仕事を抱え込んでしまっているからいつも夜遅くまで残ってやっているんだなと誤解していた。これは、耕太郎の人のいいところを進んでとらえようとする性格から来るものであって、大抵は好循環でうまくいくのであるが、今回は逆効果であった。「手伝おうか?」と淳平の答えを待たずに荷物の仕分けをして、ある程度見通しがつくと、「じゃあ、また明日。」と急ぐように帰っていく、そんなやり取りが数回行われた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年08月19日

デリバリーC(1)

「お疲れ様でしたぁ。」「お疲れぇっす。」22時になると続々と営業所に配達を終えた者たちが戻ってくる。連れだって飲みに行くものもいるが、大抵は終電を気にしつつ家路に急ぐ。もちろん仕事着を着替えてから帰るのだが、耕太郎だけは仕事着のまま帰ることがあった。もちろん気にする人もいて聞くと、「急いでるんっすよ。」との答えが返ってきたが、確かに耕太郎は他のドライバーよりも急いで帰り支度をしているのはよく分かるが、それにしても着替える時間なんて大したことはないし、かといって着替えて帰る日ももちろんある。朝が仕事着で来ることはないので、大抵着替えを持って帰るのだ。急ぐという理由もよく分からない。終電にはまだ時間は大分あるし、こんな時間から約束などしないだろう。皆それぞれが忙しいから気にも留めていないが、淳平は引っかかっていた。淳平はふとしたことから携帯のアプリを見て、耕太郎がゲイであることを知っていた。なので、大体見当は付いていた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)デリバリーC 

2019年08月16日

灰色の空間(7)

そこからの記憶は断片的にしか思い出せない。ずっと拷問を受けていたのかいなかったのか、ただ「自白」、もちろん言わされた「自白」をしたことは確かだ。録画も録音もしっかりされているに違いない。ただ、そこから何日が経って、気が付いてみると俺はソウル郊外の橋の袂でずっと蹲っていた。何時間もそんな感じでボーっとしていたのかもしれない。通りすがりに気にかかった何人かが俺に声をかけたが、俺はまともに答える気力が残っていなかった。時折、自分でもよく分からないが大声を上げて、自分が生きているんだな、ということを自分に実感させた。それからはまた、格子のある建物へと連れていかれた。暴れて抵抗したが、注射のようなもので寝かされた。それからというもの、起きているか起きていないか分からないような生活だ。食事とは言えないようなものが格子の中に入れられて、奇声を不規則に発する者たちに囲まれて、こうして日々を送っている。たまに受ける電気ショックが心地いい。これくらいが俺にはちょうどいいんだ。あれに比べたら、あれ、あれと、ぎゃぁぁぁ!!!
「もう大丈夫、大丈夫よ。ね、ちょっと寝ましょうか、ね。」
「チョン代議士はどうなった?なあ、教えてくれよ。」
「そのうち逢えますよ、さ、寝ましょうね。」
また俺は夢の中へと戻って行った。いや、これが現実なのかもしれないが。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年08月14日

灰色の空間(6)

また、2日くらい日が開いた。そして、その次の朝、食事を済ませた後に、また同じように「出ろ。」と言われ、また手首をフックにかけられて吊るされた。もう抵抗せずにそのままにしていたが、今度は精悍な顔をした二人が無表情で木製の机といすを持ってきて、そのまま出て行った。すると、いつもの尋問者が現れ、そこに座った。書記官も横に立っているが、何かする様子もなく、直立不動の体勢だ。
「覚えていることを話してくれればいい。チョン代議士と面会して何を話した?」
沈黙をしていると、一人が二本のコードを持ってきた。その先は、一つは金属製のクリップで、もう一つは細い金属製の棒になっている。もう一人は、俺の背後に回るとベルトを解いてズボンと下着をサッと下ろした。そして、竿の根元をクリップで挟んだ。
「現政権の転覆を諮るため、朴大統領の側近であるG補佐官を唆した、そうだな?」
「そんな事実はな・・、ぎゃぁぁぁ!」
言い終わる前に、カラダを突き抜けるような強烈な刺激があった。竿全体が焼けるように痛い。電気ショックか。
「もう一度聞くが、現政権の転覆を諮るため、朴大統領の側近であるG補佐官を唆した、間違いないな?」
「でっち上げだ、お前らが書いた筋書じゃないか、ぎゃぁぁぁ!」
またも局所に電気ショックが与えられた。無表情だった二人が苦笑している。陰毛が焦げたような臭いを発している。よっぽど強い電流なのだろうか?
「では、G補佐官とチョン代議士とを会わせる仲介の労を取ったのもお前だな?」
「止めてくれ、後生だ。俺じゃない、誰と間違えているんだ、俺じゃ、ぎゃぁぁぁ!」

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年08月11日

灰色の空間(5)

すると、また10分くらいしてから精悍な顔をした二人が俺の方にやって来た。そして、一人が荒々しく俺の背後に回って立たせた。
「ちょっと待て、待て、話を・・」
と言いかけたところに腹を連続で殴られ、動けなくなったカラダを引きずるようにして、また手首をフックにかけられて吊るされた。それから小一時間が過ぎたが、何事もなく、そして降ろされて独房に戻された。翌日、また、同じ時刻に引き出され、木製の椅子に座らされた。目の前には既にいつもの顔があった。
「今日は話を聞く前に、聞いて欲しいものがある。おい、これを流せ。」
と小さなマイクロテープを書記官に渡した。聞きづらい会話だが、そのうちの一人はチョン代議士のようだった。特段何の変哲もない、地元の陳情団が現政権の農業政策への不満を話し、話は途切れ、チョン代議士が次期政権の展望を話している。何とも現実味に欠けた中身の薄い、たわいもない話であった。
「チョン代議士は国家反逆罪の嫌疑を受けて、現在拘留されている。国家反逆罪は重罪で、死刑と無期懲役しかない。ただ、チョン代議士はこれを現政権のでっち上げだと主張している。」
テープと国家反逆罪とどういう関係があるのかが分からないが、KCIAが何をしたいかは大体分かった。しかし証拠がないじゃないか。
「KCIAでは、現在、これを立証するために証拠を集めている。もう一度聞くが、7月16日に何を話したのか、概要を教えてほしい。」
「俺はチョン代議士の仲間でもないし、そもそも一介の記者だ、貴様らが思っているようなスパイなんかじゃない。」
「それは分かっている。」
「じゃあ、なぜ俺を拘束してこんな目に遭わす?」
それには答えず、また、「覚えていることをしゃべればいいんだ。」と同じことを言う。
「覚えていることなどもうない。」
「では、それがお前の全て知っていることか?」
「そうだ、だから言っているだろう。俺は無実だ。」
すると、「まあ、いい。記憶ってものは後になって思い出すことだってあるからな。」
と言い残して、また去って行った。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年08月08日

灰色の空間(4)

次の日も、その次の日も、何も起こらなかった。ただ、独房に入れられて、あてがわれた食事を淡々と取り、そして横になるのに十分なスペースではなかったのでただ丸くなって寝た。ただ、打たれたところが打ち身になって腫れあがり、時折襲ってくる鈍痛で目が覚めたりした。そもそも地下室で時間の経過が分からない。ただ三食があるのだからそれが1日なのだろうなというように思っているだけだ。ジャラジャラとカギの音がこっちに近づいてくる。食事はさっきしたけどなと訝っていると、「出ろ」と事務的に言い放ってカギが開いた。
また最初の日と同じように、正面に向かった男は、「ただ、覚えていることをしゃべればいい。正直にただ話すのを我々は聞いているだけだ。」と言った。前回と同じことしかしゃべりようがなかったが、何も言わないのは反抗的だと思われかねないため、同じことをまた繰り返ししゃべった。前回同様、後ろの書記官はメモを取る様子はなかった。
「終わったのか?」
また、前回と同じように言うが、こちらはこれ以上言う言葉が見つからない。どういうことを聞きたいのか分からないから、何が正解なのかも分からない。
「そうか。まあ、そう急ぐものではないしな。ゆっくり思い出すといい。」
と言い残して、地下室から出て行った。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年08月06日

灰色の空間(3)

すると、さっきの奴とは違う奴が二人入ってきて、まっしぐらにこっちに向かってきたかと思うと、乱暴に俺を立ち上がらせて、柱の向こうの、蛍光灯から離れて暗くなったところへと連れて行った。
そして、俺の縛られた手首をフックで引っ掛けたかと思うと、急に上に引っ張られた。どうやら、天井に滑車が付いているようで、短時間でかかとが浮き、そこに吊るされた状態になった。
実際は足はつま先程度は床に付く程度の高さなのだが、何分不安定で、落ち着かなかった。しばらくはそうした状態が続いたが、なぜかまた二人とも地下室から出て行った。
よく分からないが、ゴムのようなもので縛られているからか、奇妙な姿勢だったけれども痛みは感じなかった。いや、実際は痛かったのかもしれないが記憶が定かではないからかもしれない。しばらくして、先ほどの二人が戻ってきた。細い金属のパイプ管のようなものを持っていて、二人が急に殴りかかってきた。脇腹から背にかけて、闇雲にやたらめったら打ってきて、骨身に染みて痛かった。逃げられないようにされて打ちのめされること自体が初めての経験であったので、痛さに非常に驚いた。そして、理由が分からなかった。拷問であれば、吐かせることが目的であるのだから、これはただの暴力であった。しかし、しばらく乱打が続くと「これくらいにしとけ」との声が聞こえ、また去って行った。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年08月03日

灰色の空間(2)

「お前がどうしてここに来たかは、お前自身がよく知っているはずだ。我々は、ただお前が正直に話してくれればすぐにでも開放してやろう。」
抑揚のない口調で、事務的に淡々としゃべる。きっと何十人、何百人に同じ話をしているのだろう。
「7月16日に鍾路で会った人物、そして話した内容について知っていることを話せ。」
「それを話せば解放してくれるのか?」
「もちろんだ。」
心当たりはあった。7月16日は確かにそこで野党政治家のチョン代議士と話している。ただ、話すほどの内容ではない。
チョン代議士は野党第一党の政治家ではあり、朝鮮戦争の後は民主派の弁士として名を馳せたが、権力争いに敗れ、第一線から退き、名誉総裁と言った名ばかりの、今では何の実権も持たない一政治家に過ぎない。その政治家が話したことを聞いて何になるのか。
話したところで何も支障はない、あったとしてもチョン代議士側であろう。そもそも呼ばれて話を聞いたはいいが、結果時間の無駄としかいいようがない、権力を持たないものの愚痴を漫然と聞いたようなものだ。その権力欲の権化の愚痴に過ぎない。
テガンは覚えている限りのことをしゃべった。いや、しゃべらなかったとしても、既に没収されたメモや録音機からどうせ分かることだ。椅子の背を正面にして座っている男と斜め後方で記録する男は、テガンの話をただ聞いていた。ただ、記録をしている様子はなかったが。
しゃべり終わると、沈黙が訪れた。
「おい、それだけか?」
静かに、確認するように事務的な声で、座りながら問いかけてきたが、これ以上知っていることはない。事実を淡々としゃべっただけだ。
「まあ、いい。しゃべりたくなったら言うといい。」
そういうと、椅子から立ち上がり、広々とした、薄暗い地下室から出て行った。
手は前にロープで縛られたまま、10分くらい経った。
その間、記録(といっても特に何もしていなかったが)係はずっと同じような姿勢で座っていた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年07月31日

灰色の空間(1)

正座した状態で後ろから蹴られ、前につんのめった状態で目隠しを外された。
冷たいコンクリートの床、周りに窓はない。ただ、裸電球が数個、この10畳くらいある広い部屋を照らしているだけだ。
「おい。」
木製の椅子に、背もたれに腕を載せた男が言った。
「ここがどこだか分かるか?」
「・・・。」
テガンには大体見当がついていた。大通りでいきなり目隠しをされ、車に詰め込まれて、ここまで連れてこられた。
移動中、30分ばかりの間、後部座席で頭を自分の膝下につける姿勢のまま拘束された。少しでも身動きしようものなら、両脇にいる男からこぶしで殴られた。
ドアが開くと強い力で引っ張られ、よろめいて倒れた。
「立て!」
怒号と共に足蹴りにされ、また両脇を抱えられて地下室に連れてこられたのだ。
こんなことをするのはKCIAくらいだろう。大韓民国中央情報部、通称KCIA。朴政権に反対する者を連行し、取り調べる機関。
そしてここは南山・・五体満足で生きて出る人は皆無といわれる、人々から恐れられている場所。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)灰色の空間 

2019年07月24日

堕ちるところまで堕ちて(24)

最初に出たのはコーヒー。一応人肌まで冷ましてあるものだ。漏斗に丁重に注いでいく。すぐになくなる。まあ液体は楽勝らしい。
次のカードはサラダ。マカロニサラダ。詰め込もうとするが、ちょっと量がかさばるのでなかなか入らない。漏斗を深く差すとさすがに浩輔も痛みで顔を歪める。しかし、こぼしてはならない。こぼしたり入らなかったりしたらギャラはゼロだ。ジャガイモ、いや、この感触はマカロニか?どんどん異物が入っていく。3人目、次はパンか。空腹で来たのだが、ケツから吸収なんて土台無理な話なのかもしれない。いや、そんなことより集中集中。棒状のものでパンがなんとか押し込まれる。浩輔は供託金で既に12万の借金があるのだった。抜けられないシステムになっているんだな、そう気づいたのは結構前だが、反面、その環境に満足する自分がいた。ボウルが運ばれてきた。今度は上の口の方から食べるのかな?堕ちるところまで堕ちてやる、底なし沼に棲む悪魔にそう毒づいた。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年07月15日

堕ちるところまで堕ちて(23)

9か月後、浩輔はまたここに来ていた。ジャングルジム状の格子に向かって後頭部、そして首から肩の部分を下につけて、ケツを突き出した格好で逆立ちになり、その両足は格子で縛られている。浩輔からは自分の両足を見上げる形だ。もちろんビキニパンツは履いているが、突き出したある部分は丸く破られて、そこから業務用の金属製の大きな漏斗が入れられている。前の丸いテーブルにはいろいろな惣菜が用意されている。ナポリタンスパゲッティー、カレー、マカロニサラダ、ヨーグルト、パン、コーンスープ、コーヒー、牛乳、ショートケーキ。どれもコンビニで売られているのかレトルトなのか、安そうでおいしくはなさそうな感じだ。
5人の中年がセッティングをまだかまだかという様子で待っている。工作用の厚紙で作られた手製のカードを一枚ずつ引いていく。そのカードに書いてあるものを浩輔に食べさせていくらしい。ただし、下の口から。

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年07月13日

堕ちるところまで堕ちて(22)

次の企画はこよりをただ置いてあって、それで何をしてもいいというもので、今度は最初から全裸で、ただ床に寝ていた。これも前回同程度の人数が集まり、そのうち半分以上は前回のリピーターだった。
こよりは紙でできている市販品で、そうめんよりもちょっと太い程度の細さで、糸よりは固いけれどそうめんよりはしなやかなものだった。そして、浩輔に声を出させたらもう1回チャンスが与えられるというルールだった。想定では耳や鼻に入れてくしゃみをさせたりくすぐったりさせようとしたのだが、これはもう一人目からモノに何とかこよりを通そうとしていた。声を出した時点で負けなので、何とかよがって抗うが、二人目は尿道を開かせてうまいこと通し、ズブズブと奥の方まで入った。初めての経験だったのでモノを針で突き刺したかのように激痛が走った。とても我慢できる類のものではなくて、思わずその入れている手を掴んでしまった。干からびたいかにも気が弱そうなオジイサンが悲しげな眼をしてこっちを見ていた。してはいけないことをしたのかみたいな目をしてオドオドしていた。
「すみません、続けてください。」
浩輔がそういうと、オジイサンは再びこよりを取ってぐりぐりと捻るように捻じ込んでいった。しかし、最初程の痛みはなく、何とか耐えて最後まで続けることができた。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
最新コメント