ゲイなんすっけど、小説書いてみました。

ゲイ系の小説を書いてみました。素人が書く小説ですし、発表するほどのものでもないのですが。エロい内容も若干含まれていますので、気にされる方はお勧めしません。コメント残してくれるとうれしいです。

堕ちるところまで堕ちて(14)

1週間後、やってみたいという電話をしたところ、赤ら顔のオヤジにゲイバーに呼び出された。
「で、浩ちゃんはいったい何ができるの?」
タバコの煙を吹かせながら、聞かれた。
「大体、大丈夫です。舐められたり触られたり程度なら全然。この前みたいな感じで大丈夫です。」
タバコをポージングした筋肉男の像で縁取られた灰皿の底で強めに消し、
「あのさ、この前みたいな感じだったら別にいらないよ?」
「え、あの、前の話じゃ、演者が決めるっていうことでしたよね?」
「んー、これってボランティアじゃないんでね、フリーでさ、浩ちゃんが路上パフォーマンスをするってなら全然それでいいよ。けどさ、場所を提供して集客もこっちでして、で人来ないじゃ困るんだわさ。」
「でも、SMはちょっと・・勘弁して欲しいかなって感じもあるんで・・。」
「じゃ、こうしよっか。こっちがプログラムを組むからさ、それを選べばいいじゃん。」
ってなことで、いくつか候補を挙げてもらった。というか、最初から選ばせるつもりだったのか、表にして提示された。洗濯ばさみ、竹刀、銀玉鉄砲、テニスボール・・SMばっかじゃん。ミット?野球で使うキャッチャーミット?竿・・竿って?
「ああ、これはそのまんま。しごかれるんだよ。」
それだけですか?
「そうそう。やっぱ触りたいものなんだよ、男の性っつーもんだよね。ギャハハハ。」
下品な笑い方で、奥歯の金銀カラフルな詰め物がよく見えた。
「じゃ、俺、それにします。」
「ん?これ?結構キツいけどできるんかいな?」
「大丈夫です。」
「ふーん、そっか。ま、経験だからな。それでとりあえずやってみっか。」

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堕ちるところまで堕ちて(13)

地下の階段から上がると、夕方とはいえ、日差しが強く照りつけていた。かなり古い集合住宅で、5階建てなのにエレベータもないようで、半分くらいは見た感じ空き家だ。
花壇であっただろう場所には、かなりデカい犬の糞がところどころに野ざらしになっていた。
正直、もう答えは出ていた。金になるということもそうだが、それよりもいろいろ自分の可能性を試してみたいという思いが強かった。いやいや来ている、ゲイかどうかさえ怪しい奴らよりも俺はもっといろいろできる能力を秘めている。金を掴むチャンスは無尽蔵にあるのではないか、そう思えてきた。
ジジイどもと関わりあいたいという気持ちはサラサラないんだけれど、中年やジジイからこんな扱いを受ける機会なんかきっと金輪際ないだろう。このモテモテボディの俺が、死に底ないのジジイどもにいたぶられるなんて面白いじゃないか。殺そうと思えばいつだって殺せるようなジジイに、逆に手出しできないのだから。そう思うと、異様に高揚してきた。さっき、得体の知れないオヤジたちに舐められまくった乳首の辺りが媚薬でも塗ったかのようにウズウズしてきた。何だか、異様にムラムラして、どこかで当たり構わず発散させたい気分だ。誰だっていい、目茶苦茶にされたい。今日は何発でもエンドレスでいけそうな気がする。体力、そして精力の限界までヤリこみたい感覚だ。

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登場人物(2017/07/17)

基本的に、誰が主人公とかはありません。小説ごとに主人公も違いますし、設定も全然違います。
ただ、同じ名前なら同一人物です。あと、年齢は悩ましいところで。アップした当時の年齢ってことでお願いします。

高梨 啓太郎(たかなしけいたろう)
売れない劇団員で主にバイト生活。33歳。「川辺にキラリ」で登場。

大戸見 邦史(おおとみくみふみ)
世田谷区図書館でアルバイト。特技はフルートが吹けること。28歳。「川辺にキラリ」で登場。

池尻 翔太(いけじりしょうた)
大学を出てフリーターだった。享年23歳。「短かった夏」で登場。

中村 敏夫(なかむらとしお)
中堅企業の派遣社員だったが、鬱病を発症しリストラをされる。享年42歳。「短かった夏」で登場。

馬淵 昇平(まぶちしょうへい)
妻も子どももいるが、実態はセックルレスの仮面夫婦。享年36歳。「優先順位」で登場。

住谷 和明(すみたにかずあき)
昇平のセックスフレンド。世話好きで料理が趣味。享年33歳。「優先順位」で登場。

高坂 悟(こうざかさとる) 
コンビニでバイト生活。29歳。結構ドSで茂人に様々な要求をしていく。けど、実はネコ。「愛しているって言って」で登場。

北村 茂人(きたむらしげと)
悟に言われるがままに従うドM。だけどタチ。「愛しているって言って」で登場。

鈴木 克利(すずきかつとし)
フリーター。資格試験を受けると言う名目で定職に就かず、コンビニ等でバイトをして暮らす。32歳だが、長年の不摂生が祟り中肉中背キューピー体型。しかし、本人はイケている、モテると思い込んでいる。「ハサミムシ」で登場。

柄谷 努(からたにつとむ)
県立高校の数学講師。28歳。曲がったことが大嫌い、神経質で凝り性の完璧主義者。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。

小林 圭一(こばやしけいいち)
百貨店で経理を担当している。努の彼氏。31歳。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。

坂上 明(さかがみあきら)
IT会社SE。31歳だが外見は20代前半と言っても通るくらいの童顔イケメン。「夜明け前」で登場。

新庄 智幸(しんじょうともゆき)
ゲイバーのママで、そこでは幸子という名で通している。まだ26歳と若いのだが、夜の生活が祟り、30代に見える。「夜明け前」で登場。

伊藤 陽一郎(いとうよういちろう)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。19歳。「耐えてみろ!」で登場。

北村 慎吾(きたむらしんご)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。21歳。「耐えてみろ!」で登場。

横溝 崇(よこみぞたかし)
法政大学社会学部の学生。ボクシング部員。大学のスポーツ施設でアルバイトをしている。21歳。モデルはセクフレ。「耐えてみろ!」で登場。

鈴木 浩輔(すずきこうすけ)
明治大学商学部の学生。水泳部員。23歳。「堕ちるところまで堕ちて」で登場。

若松 太一(わかまつ たいち)
廃品回収業の社長。アル中で肝臓を患っていて常時赤い顔をしている。浩輔にバイトを斡旋する。51歳。モデルは某社の営業部長。「堕ちるところまで堕ちて」で登場。

沢村 耕太郎(さわむらこうたろう)
佐川急便の配達員。朝から晩まで弱音も吐かずに働く、武骨でまっすぐな好青年。28歳。「デリバリー」で登場。

一条 達彦(いちじょうたつひこ)
一部上場企業の課長。ジムが日課で、高級スーツの下にはマッチョなカラダが隠されている。35歳。「デリバリー」で登場。

齋藤 信明(さいとうのぶあき)
中堅企業の営業マン。営業成績は振るわず、課長に怒られてばかり。43歳。「そんなに仕事が大事?」で登場。

権 基哲(クォンギチョル)
明治大学商学研究科に通うイケメン韓国人留学生。26歳。日本語はまだまだ勉強中。とても短気で自己中だけど情熱的。モデルは元彼。「僕の彼氏は韓国人」で登場。

宮下 健一(みやしたけんいち)
ギチョルの彼氏、32歳。韓国人のギチョルに何とかついていこうと必死。一方で単身旅行中に台湾人の治文にも恋してしまう。モデルは作者。「僕の彼氏は韓国人」「台南の風に吹かれて」で登場。

金 大権(キムテガン)
韓国の左翼系新聞社の記者。31歳。「灰色の空間」で登場。

三反園 弘一(みたぞのこういち)
IT会社契約社員。資産家の息子で駅前のタワーマンションに一人暮らしをしている。24歳。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

西條 智哉(さいじょうともや)
川崎工業高校3年だが、後に中退する。弘一のトレーニング相手。17歳。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

坂井 亘行(さかいのぶゆき)
中堅企業の技術マンで趣味が筋トレ。33歳。モデルはセクフレ。「終わりの見えないデスマッチ」では弘一に金的を執拗にやられる筋肉野郎として登場。「ゴーグルマン」で再登場。

定岡 光和(さだおかみつかず)
川崎市H商業高校の数学講師。当時30歳くらい。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

三上 洋一(みかみよういち)
スカウト兼カメラマン兼ディレクター。43歳。「ゴーグルマン」で登場。

謝 治文(シェジーウェン)
台湾の和風喫茶で働く長身イケメン台湾人。27歳。モデルは前彼。「台南の風に吹かれて」で登場。

西条 実来(さいじょうみくる)
ソープランドで産まれ、親を知らずに育つ。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

宇津木 健(うつぎ たける)
母子家庭で育つが、小1のときに母親が若い男と蒸発してしまう。実来の5歳上。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

ジャナバル・インジェ(いんじぇじゃなばる)
トルコ人。生まれたときから腕が4本ある。実来の4歳上。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

ナデート・メーキンタイ(めーきんたいなでーと)
タイ人。全身が茶色い毛で覆われていて尻尾もあるが、れっきとした人間。カラダの構造上2足歩行があまり得意ではない。実来と同い年。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。
 

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耐えてみろ!(10)

「大丈夫ですか?」
崇が目を覚ますと、慎吾が心配そうに覗き込んでいた。冷たいタオルが額に乗せられていた。自分自身では分かっていた。いつもセックスの後、クラッと貧血のような眩暈を覚えることがよくあった。しかし、こんな意識を失ってしまうようなことは嘗てなかった。
「どれくらい・・。」
「いや、ほんの1分くらいしか経っていないです。それより・・。」
「それより、俺がゴメン。俺、・・。」
「大丈夫です。俺がゲイって、もしかしてバレていました?」
「・・。」
実はゲイだとカミングアウトをされて、今初めて知ったくらいだ。顔を振って、目を覚まそうとした。
「水、飲みますか?たぶん脱水症状だと思います。少し安静にしてください。」
崇の肩を持って起こし、優しくそう言ったが、後ろで何か当たっているモノに気づいた。
「ゴメン、何も言わずについ。。本当にゴメン。」
「いいんです。でも、俺、いつもタチだからあまり経験なかったから・・。」
「俺は実は男にはウケなんだよね。けど、つい・・。」
慎吾はその言葉に反応した。崇のその筋張ったカラダに劣らないくらい、筋繊維でできているかのようなモノは激しく硬直し、目の前の獲物を虎視眈々と見据えていた。
「これ、欲しい。」
崇は、ちょっと口に余るような長さのモノにむしゃぶりついた。3日餌を与えられずに飢えた犬が、放られた鳥の手羽先を我が物にしたかのように、おいしそうにしゃぶった。そこから染み出すエキスを吸い出すかのごとく、丹念にしゃぶり込んだ。そして、慎吾を仰向けに寝かすと、そこに跨った。自分の唾をこれから入れる場所に塗り、指でその準備をした。ある種の覚悟がいった。入れてしまえばもうそこから先は平気なのだが、その過程が勇気がいるのだった。
そんな不安が慎吾にも伝わった。
「大丈夫ですか?」
先ほどまで倒れていたことを気遣うと同時に、ためらいがちに跨った悟の躊躇している様子を見て、思わず発した。けれど、その言葉に触発されたのか、徐々に腰を落としていった。バイである崇は、男の方はさほど経験がない。最近、その喜びを知ったばかりなので、入れてみたいという気持ちが先行する。けれど、まだ経験の浅い崇にとっては無理な大きさだった。先を入れただけで激痛が走り、その向こうの快楽まで行き着ける自信がなかった。
「ごめん。無理かも。」
二人は向かい合うと、笑いあった。暑さで汗が出尽くした感があり、二人とも喉がカラカラだった。シャワーを浴びて、外に出るとまだ西日が強く差していたが涼しく感じた。大学近くの安居酒屋でビールを飲むと、二人ともすぐに酔いが回って、ようやく主目的であったトレーニングの効果的方法を聞きだすことができた。

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耐えてみろ!(9)

崇は無言でその熱くなった部分に手を差し伸べる。固さを確認するかのように、そしてこの行為が当然であるかのようにきわめて自然に、緩急を込めて握っていった。
そして、またそんなことを忘れたかのように話し出した。
「腹筋かな、やっぱり。この鏡、ちょっと持ってくれる?」
長方形の鏡を差し出されたので、受け取った。
「右と左の腹筋でずれているの、分かる?鍛え方を同じにしているつもりでも、どうしても偏ってしまいがちなんだよね。」
説明は淡々と行われているが、崇の膝は、その固くなっている部分をゴリゴリと回すように押している。
「腹直筋の方より腹横筋、腹斜筋の方を見ると分かりやすいかもね。ああ、鏡じゃ分からないか。ここはインナーマッスルって言ってさ、」
スウェットは淡々と説明する中で自然と脱がされ、また崇も履いていたロングパンツを脱ぎ、トランクス1枚になった。腹の辺りから、また胸にも、腕にも太い血管がくっきり浮き出ている。体毛は濃くはなさそうだけれど、臍の辺りから急にその下へと腹毛がラインを描いている。トランクスからもわっと熱を帯びた圧力が伝わってくる。崇はもう説明を止めていた。崇の汗がボタボタと滴り落ちて慎吾のカラダを濡らし、渡されてただ天井だけ写されている手鏡にも垂れ落ちている。古びた扇風機がいくら激しい音を出して風を生みだしても、湿り気を帯びた熱風となって返ってくるだけだ。男臭くて、じっとりとまとわりつくような風にあおられた汗がそれぞれのカラダを凄まじい勢いで流れ落ちる。慎吾の方から悟のトランクスのあるべきところを掴んだ。そんな大きいわけではないけれど、確かにそのモノは存在感を顕わにしていた。ほぼ一緒のタイミングでお互いの下着は取り払われた。悟は慎吾のその白くて無駄なところのない脚を両腕で開くようにして持ち上げて、そして黒々とつやっぽく輝き天を向いているモノを足の根元へ、そして引き締まった尻の間へと惹きつけられるかのように徐々に持って行った。そして、そのモノは、特段何も塗っていなかったのだが、汗とその先端から溢れ湧き出てくる液体のおかげで、吸い込まれるかのように慎吾の中へと入っていった。慎吾は痺れるような感覚を味わっていた。
崇は滝のように流れ落ちる汗を拭きつつ、慎吾を見下ろす形で腰をリズミカルに振っている。そして、右手で慎吾の凸凹して、臍の辺りの溝にところどころ汗溜まりのできた腹筋を撫で回し、そして時折拳をその腹筋に向かって振り下ろした。腹への衝撃より、その腹筋へと打ち込むタイミングで中に入っているものが跳ねるように踊る様子が中から感じられた。妊婦が「赤ちゃんが足で蹴っている。」っていうのはこんな感覚なんだろうかと、ふと永遠に体験することのない妊婦のことを思った。思ったより早く、その瞬間はやってきた。「ううっ。」急に結合から離れたと思うと、その液体は弧を描いて、慎吾の顔の上方を通過して斑模様になった柱の手前まで到達した。崇は、事が済むと、肩で荒く呼吸をし、そしてふわっと、急にバランスを失って、慎吾の方へ倒れてきた。慎吾は軽く抱いて、崇を仰向けに寝かせたのだった。


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耐えてみろ!(8)

近い、とは言いつつも郊外にある大学なので、そもそも周囲に家など殆どない。崇の家もどちらかというと駅の近くで、歩いて15分ほどかかるところにあった。パチンコやゲームセンター、居酒屋が立ち並ぶ通りの脇道を入ってすぐの木造2階建ての奥の、日当たりも良くないし、築数十年経ったかと思われる、かなり老朽化したアパートだった。
「どうぞ、むさ苦しいところだけれど。」
何もない部屋ではあったが、畳は日焼け跡が残りかなりささくれ立ち、カーテンも備え付けなのかところどころ汚れや破れが目立っていた。何よりも、15時だというのに西日が当たって真夏に1時間駐車した後に車のドアを開けたときのような、こちらに熱波が押し寄せてくるかのような暑さだ。
「エアコンなくて、扇風機なんです。」
どこからか拾ってきたかのような年季の入った小型扇風機が音を立てて回りだした。ただ、熱気がかき回されてサウナの中にいるかのようだ。
「麦茶、飲む?」
灰色の煎餅座布団に座り、キリンビールと書かれた小さなコップに注がれた麦茶が、テーブルというよりちゃぶ台といった感じの茶色いテーブルに乗せられた。テーブルだろうか、それともこのアパートだろうか、何か床がフラットではない感じがする。
何でこんなところに住んでいるのか、聞きたいけれど、きっと聞いてはいけない何かがあるのだろう。部屋全体は古びているが、全てがきれいに整理整頓されていて、ほこりどころか磨きがかっていてツヤツヤしている。しかし、暑いなんてものではなく、じっとしていても汗が滴り落ちて、畳へと吸い込まれる。
「ごめん、暑いでしょ?気を使わないで。」
崇は着ていた大学の名の入ったTシャツを脱いだ。色白で細い印象だったが、脱ぐと体脂肪がほぼないのではないかというくらい、筋繊維一つ一つがちょっとした動きでも浮き出て見える。脱いだTシャツはまた着るのだろうか、金属製の細いハンガーを強い日差しが差し込む窓のカーテンレールにかけた。
「かけるよ、脱いで。」
崇が慎吾の肩を軽くつまむようにつかんだので、慎吾もTシャツを脱いだ。崇は座布団を取って、向かい側に座り、麦茶を一気に飲み干した。
「どこを鍛えたいの?」
「いや、どこをっていうのは特に決めていないんです。全体的に、バランスのいいカラダをキープできればいいなって感じで。」
「バランスかぁ。左利き?」
「何でですか?」
「バランスでいうと、筋肉の付き方が左側が若干太い感じがするかな。」
崇は慎吾の両手首を握って見比べる。
「一回りくらい太いっしょ?」
うん、そういわれてみると、確かに左手首の方が太い。そんなことを今までほとんど気にしたこともなかった。
「その影響が体幹に影響しているんだよね。ちょっと仰向けになってもらっていい?」
日に照らされて熱くなった畳に仰向けに寝る。そして、指で横腹を思いっきり押し出した。
「痛い、痛い。」
「痛い?ここは?」
ものすごい力で、ピンポイントで押される。筋肉の鎧で覆い固められたかのように複雑な形状をなしている腹の辺りを、指一本の力でものすごく深いところまで押していく。
「あぁぁぁ。」
「気づかないうちに歪みが蓄積されているんだよ。その歪みをカバーしようとして筋肉がついているからバランスが取れているようで均等でないつき方をしているんだよね。」
「・・・。」
恥ずかしいことに、このやり取りで下腹部に硬直が始まり、グレーのスウェットにくっきりと、まっすぐな鉄棒を入れているかのように現れた。


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耐えてみろ!(7)

慎吾は、いつものように大学のフィットネスルームでウェイトをしていた。
慎吾の行っている大学のフィットネスルームは、市の施設と違ってマシンが新しくて充実しているし、使用料も学生であればかからず、何よりも日中は人が殆どいないので、慎吾は週に3,4回は利用していた。
トレーナーも学生を雇用していたが、トレーニングの方法やメニューなど、同じ学生ということもあって親身に相談に乗ってくれて、結構打ち解けて話すようになった。中でもいつもいるトレーナー、崇は体育会系のボクシング部に入っていたが、どちらかというとマネージャー的役割をしているそうで、ボクシングも試合をこなしたり観たりというよりは、シェイプアップのために続けているそうだ。
そのためか、他のトレーナー(といっても、皆、学生だが。)とは違ってマシンの効果的な使い方とかどこをどうやって鍛えたらいいかといったことに異様に詳しかった。信吾はどちらかというと空いた時間の暇つぶし程度に通っていたのだが、トレーナーの崇の言葉に影響され、いつしかのめり込んでいった。
慎吾から誘うということ自体が珍しいのだが、もっといろいろ聞きたいと思って、カフェテリアでコーヒーでもと誘ってみた。しかし、崇はコーヒーは体に悪いから、と断った。まあ、向こうにとって見たら、コーヒー飲みながら金にならない鍛え方の相談されるのもうんざりだよな。いくらなんでも自己中心的な誘いだったと、さすがに気まずい空気が流れた。
「今日、空いていますか?うち、近くだから。」
家?
「借りてるんです。」
むしろ、急な申し出に慎吾の方がちょっと戸惑ったが、この後は授業がないしと思って行って見ることにした。

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雑記帳(2017/07/11)

10日以上更新していないですが、一応見てくれている人もいるんですね。終わってからもアクセスが結構あるんで、ちょっと意外でした。「堕ちるところまで堕ちて」を加筆してます。もっと「堕ちる」のかどうかは構想中ですけどね。経過の部分を書いてます。人の小説ブログも見たりしています。ま、やっぱり人によってタッチが違うのは当然ですね。俺のなんてまどろっこしいなってきっと思われているんじゃないかと思うんです。ま、俺の全くの妄想を書いているだけなんでね・・。

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終わりの見えないデスマッチ(42)

いつの間にか10秒が経ち、俺は終わった。周囲は静まっていて、大の字になってリング上に俺一人が倒れていた。そっか、もう終わったのか。起き上がろうとすると、俺の腹の上には大量の卵の白身のようなゾル状の液体が出されていて、深く刻まれた腹筋をあみだくじのように分かれて伝い、まるで一つの大きな流れとなってリング上に滴り落ち、液溜まりを作っていた。俺の下腹部は、まだまだ責め苛まれた余韻を残して鈍痛を伴っていたが、試合に負けたとは思えないような猛々しい容貌をし、ビクついていた。まだいけるぞという、ファイティングポーズを取っているようにも見えた。まだまだ終われないな。俺は実質は勝ったんだ。手をついてゆっくり立ち上がる。智哉もリベンジを挑んでくるだろう。俺に新たな確固たる目標ができた瞬間だった。股からいかにも重そうにぶらさがったモノもそれに応えるかのように身震いし、まるで獲物を探しているかのように先から透明な液を垂らしていた。

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終わりの見えないデスマッチ(41)

正気に徐々に戻っていくと、目の前に智哉の顔があった。とても冷静で乾いた目で俺を見つめていた。「これで最後だ、弘さん、参ったと言えよ。」腫れて一回りも二回りも大きくなった玉を優しく手で包み、揉み解し、まるでさっきの行為が嘘のように、打って変わっていたわっているかのような態度だった。そして、グッと近づいて、真剣な目で諭すように言った。「本当に最後だ、参ったと言え。」そんなに俺に勝ちたいのか。けれど、俺のプライドが許さなかった。「言わねえよ。」すると、智哉は俺をロープから荒々しく外し、そして俺の両足を掴んで、うぉぉぉと雄叫びをあげ、そして全体重をかけてかかとから股間めがけて振り下ろした。スローモーションでも見るかのようにゆっくりと金的へと振り下ろされる瞬間まで一コマ一コマが明確に見えた。それから、いきなりテレビのコンセントを抜いたかのように目の前が一瞬ピカッと強い光で煌めいた。リング上でカラダが、油の中に生きた蝦を投入したかのように、一瞬跳ね上がった。そして目の中で火花が飛び散り落ちた後、プツッと記憶が途切れた。

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終わりの見えないデスマッチ(40)

智哉は真剣な眼差しで弘一の顔を見つめ、一呼吸おいてから、「いくぞ。」と念を押すように言い、何かに取り憑かれたかのように顔を紅潮させて目を見開いて歯を食いしばり、万力のように徐々に手に力を込めていった。その力は半端ではなかった。「ギヤァァァァァ!!!」俺は生まれて初めて、腹の奥底から雄叫びのような声を出した。意識的に出しているのではなく、本能から勝手に声が出ていた。智哉からは今までも急所への攻撃を喰らったことはあったが、こんなに長時間にわたり苛まれたことはなかった。「ガアァァァアア!!!」体中の血の気が引いて、全身に悪寒が走った。全身の筋肉という筋肉がその痛みに抗うかのように脈動していた。汗だけが、その痛みの元凶の方向へと伝っていった。全く逃げ場のない俺の玉は、防御力ゼロの状態で、ただ智哉の押しつぶさんばかりの握力に辛抱強く耐えるだけだった。ケツから生きながら鋭い刃で串刺しにされたかのような、猛烈な痛みが全身を稲妻のように襲った。「ヒヤァァァァ!!!」どれくらいの時が経ったか、天井を見て目を見開いて口を開け、ヨダレを垂らしたまま、もう声が出なくなっていた。体中が痙攣をおこし、汗は脂汗のような粘着質なものに変わり、噴出してカラダをコーティングした。大理石のような純白なカラダだったが、全身がうっすら紅潮し、反面先ほど執拗に責められた腹だけが特に、隕石が次から次へとぶつかってクレーターを作ったかのように、まだら模様の青緑色に変色していた。

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終わりの見えないデスマッチ(39)

年下なのにぞんざいな口の利き方だ。ただ、声を出そうとしても腹に受けたダメージでなかなか口に出てこない。さすがに鋼のように鍛えた腹筋を以てしても、こんなにも一つ一つが重いパンチを喰らうのは堪えた。「お前、誰に口聞いてんだ?言う訳ないだろ?」息を整えて何とか振り絞るように言うと、「後悔するぞ。」智哉は、そう言い放ち、その後ろにふてぶてしく垂れ下がった2つの玉を無慈悲に握りしめた。「参ったと言え。」これから行われる行為が確実に効果的に行われる準備をするかのように、二つの玉を逃がさないよう、その小さな手の平では持て余し気味のそれの位置を確かめている。この先のことを考え、恐怖で呼吸がまた荒くなってきた。あまりにも救いようがなく絶望的な状況だが、智哉の目を見据えて言った。「いいから、やれよ。」智哉は、弘一の悲壮なる決意を聞くと、軽く微笑んだ。

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終わりの見えないデスマッチ(38)

しばらくして何とか目の焦点が合い始めてきた。リングの端で俺は寄りかかっていた。介抱されているのかと思ったが、違う、ロープで俺の腕が引っかけられているのだった。そして、目の前には智哉が立っていた。ダウンは取られていなかったようだ。智哉の顔がちょっと笑ったように見えた。途端、急に腹を抉るような痛みがして夢見心地から現実に引き戻された。鍛え抜かれているとはいえ、弛緩した腹への一撃は堪えた。そして、俺をサンドバックのように、智哉は腹に拳を打ち付ける。その一つ一つが俺の腹に楔のようにめり込み、波動状の衝撃が湿っぽく緩慢に、しかも休息する間もなく次々と襲ってくる。足が思うように動かないためにロープから腕を外せない。ロープにもたれかかり、一つ一つが全て力のこもったパンチを腹で受けた。俺も歯を食いしばってこらえるが、そろそろ限界だ。足が痙攣したかのようにガクガク小刻みに震え出した。すると、智哉は俺のその無防備に垂れ下がり揺れ動くバカでかいウインナーのようなモノを握り、乱雑に扱いて、若干大きめの声で言った。「おい、どうだ?弘さん、参ったといえば許すぜ。」

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終わりの見えないデスマッチ(37)

試合開始のコングがなると、智哉は軽快なステップでこっちに向かってきて、積極的に回し蹴りやフックを繰り出してくる。もちろん全然届かないが、距離を取るためでもあるし、デモストレーションの意味もあるのだろう。智哉の回し蹴りは初めて見たが、かなり速いし安定している。しかし、俺の間合いに踏み込まなければ当たらないことくらいは分かっているだろう。俺も応えて、蹴りを入れていく。ハイキックは踏み込まれる怖れが高いから、ミドルで様子を見る。ただ、どれも腕でブロックされている。右でフックを入れると避けずに踏み込んできた。やはり腕でガードする。ボクシングの技術のようだ。前蹴りで距離を取り、もう一度左フックを入れても、やはり腕でガード。カラダの軸も安定していて倒れない。智哉がずっと俺の垂れ下がるモノを見ていることが分かっている。金的のチャンスを虎視眈々と狙っているのだ。また意味もなく蹴りを放つ。俺から踏み込んで智哉の顔面を狙ったが、ガードされて、同時に智哉のストレートが俺の腹に当たる。中ぐらいの石が腹にめり込んだような感覚だ。距離を置いて蹴りを放ったが、若干バランスを崩したところを智哉の拳が俺の右脇腹にヒットする。そして、俺が渾身の力で顔を狙っていったところを避けられて、顎の辺りにアッパーを喰らい、天井のまばゆいばかりの灯りを見た後、フラッシュのように瞬いて、視界が揺らいだなと思うと足から崩れ落ちた。目眩でしばらく立てなかったが、その間に腕を抱えられてリングを引きずられていった。

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雑記帳(2017/06/20)

「終わりの見えないデスマッチ」も、ようやく終わりが近づきましたね。一応、終わったと言いつつ書き足してます。なんかね、書き急いで雑なところも目立つので。他の話もそうですけどね。説明が多いとまどろっこしいっていうのもあるんですけど、この辺はメリハリをつけているつもりなんですね。背景としての説明は結構前からしておこうと思って。の割に、最初の頃はストーリーの行方が定まっていないから、結局微調整をする羽目になるんですが。あと、登場人物が他の話と被って出てくることについて、別にスピンオフとか勿体ないからとかで出しているわけではないです。ゲイの世界は狭いんだということを暗に言いたいんですけどね。パラレルワールドのようで実は絡み合ったりくっついたりしてつながっているんだと。これ以降は短編小説が続きます。

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終わりの見えないデスマッチ(36)

携帯でそろそろということを知らされ、ロッカールームで服を脱いだ。鏡を見ると、この前のマッチョ男と試合で受けた左腕の上腕二頭筋から肩にかけた箇所が青く内出血のように痣になっていた。そんな痛みも今まで感じなかったのに。そういえば、左腕を上に持ち上げる動作に最近力が入らない。肩から上に上げようとすると違和感がある。カラダのパーツが知らず知らずに悲鳴を上げている。考えてみれば、いろいろ負担をかけるようなことをしてきた。いろいろガタが来ているのかもしれない。智哉は一向に現れないと思っていたら、リング上に既にいた。VIP席から上がったようだ。吸い寄せられるように俺もそこへ向かった。コングが鳴る。こうしてギャラリーがいる前で広いリングで対戦するのはもちろん初めてだが、智哉の成長をずっと見守ってきたのは俺だ、俺が智哉の弱点を一番よく知っている。実践は俺の方がよっぽど積んでいる。ただ、俺は今までリング上で金的を喰らったことは殆どない。長いリーチと懐の深さを活かしていることと、俺のモノは撒餌のようなもので、金的狙いに来た奴はだいたい膝蹴りか右フックを喰らうことになる。自分の急所くらい守れないようではファイターとは言えない。ただ、智哉はそれをすり抜けて狙ってくる。俺に勝つには金的しかないだろうから、そこだけは注意していなければならない。
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終わりの見えないデスマッチ(35)

憂鬱な気分でまた試合を迎えた。ただ、チラシを見て、そんな気分は吹き飛んだ。智哉、俺の相手が智哉だ。髪型がオールバックになっていて精悍な顔立ちになったが・・あれから5か月、久しぶりに見る智哉に全身に電気が走ったかのような刺激が走った。どこにいるのだろうか、控室を見てもその附近にも姿は見えない。しかし、リングの方を見ると、その前列でサングラスをかけた男と談笑している黒いTシャツを着た男が、まさしく智哉だった。相手は黒いスーツを着ていて、リクライニングされた椅子席、VIP席と呼ばれているエリアに座っている。試合が始まったが、智哉と黒スーツの男が何をしゃべっているのかが気になって、全然試合を見ていなかった。オッズは7.1対1で俺が勝つ予想になっている。デビュー戦だし、俺の方が実績があるし、当然といえば当然だ。タバコを吸うが、緊張でタバコを階下に落としてしまった。手が知らずして震えていた。対戦慣れしている相手であるし、場数を踏んでいるのに、これほど緊張するのはデビュー戦以来かもしれない、そう思うとお互いがデビュー戦のようなものか、しかし、智哉は終始何か話しかけていて、試合がこれからあるなんていう様子を感じさせなかった。気を落ち着かせようと外に出た。やはり港から見る海は今日も変わらず黒く、そして月明かりに照らされた波の尖端部だけが白く輝き揺らめいていた。

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終わりの見えないデスマッチ(34)

智哉とは最近ご無沙汰だ。声をかけるけれど、高校を辞めてからバイトをしているが、そっちが忙しいんだとか。ジムのサンドバック相手に蹴りを打ち込む。ズバッと重い音が響き、脛にその振動が伝わるが、めり込み方がやはり人とは違うし、その蹴ったリアクションも分からない。無機質な相手に、規則的に打ち込んでいく。人がサンドバックのようにいつも同じところにいるわけではないし、ずっと不死身で倒れないなんてこともない。何をしても、ずっとそこに何もなかったかのように存在するだけだ。智哉は俺に飽きたのか、と思うと、不意に涙が頬を伝った。それを紛らすかのように、ほぼ垂直まで傾かせた腹筋台にぶら下がる。シャツがめくれて研ぎ澄まされたシックスパックが露わになった。周囲の目が弘一に注がれるが、何事もないかのように、また黙々とメニューをこなす。ただ、何か遣り甲斐のようなものを急に失った、喪失感に襲われていた。脳裏では、黒々として水平線のかなたまでずっと広がった底知れない海の情景を思い浮かべていた。果てしなく拡がり、とらえどころのなく光さえも届かないような深い闇のような海を。

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終わりの見えないデスマッチ(33)

相手は拳同士を腹のあたりで打ち合い、気合を入れているようだ。大胸筋が連動して波打っている。余計エキサイトさせたようだ。窮鼠猫を噛むというが、手負いの熊だったらどれほど危険なのだろうか。普段だったら勝ち急いでいたが、心の余裕というよりはぽっかり空いた空虚さが判断ミスを犯し、相手に休息とチャンスを与えたのだ。会場は野次の嵐だ。試合を観に来たのではなく、皆、賭けをしに来たのだから。しかし、相手はやはり平静さを失っていた。繰り出す技が単調で、雑で正確さを欠いていた。獲物をしとめようとする気持ちが先走って、一発逆転のラッキーを狙っているかのようだったので、俺は足を使ってそれをかわしていった。それに、急所を守ろうとして自然と腰が引けていた。顔にフックが面白いように当たる。次第に動きも鈍くなっていく。目が腫れてきたから、視界が悪くなってきたこともあるだろう。筋肉野郎が自分でよろけて倒れたら、急に手を股間に持っていく。急所攻撃がよっぽど怖いらしい。狙い甲斐がないや、そんな小さいの。俺は薄笑いを浮かべつつ顔をサッカーキックした。意識がなくなったのか、それっきり筋肉野郎はほぼ動かず、10秒が経過して勝利を得た。

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終わりの見えないデスマッチ(32)

「うぐぅぅぅっ。」筋肉で身を固めたようなタイプの男は前にも対戦したことがあるが、大体が見事な筋肉に反比例してお粗末様なモノを、ぶら下げていると言うよりも付けているとでも言った方が適切かもしれない。筋肉をまとっている男は頭が悪いというのは俗説かもしれないが、モノが小さいと言うのは栄養摂取が筋肉基準で考えられているからあながち間違いのではないのかもしれない。ただ、大きかろうが小さかろうが関係なく、効果は絶大のようだ。勢い余って仰向けに倒れていったところを、その流れで膝に全体重をかけてそのまま落とし、更にその小さな股間を打ちのめした。「きゃぁぁぁ。」と、女の金切り声のようなみっともなく甲高い悲鳴を上げた。血まみれの口を大きく開けて、目は上方を剥いて泡でも噴くのかというような感じで、酸欠のフナのように口をパクパクさせている。だから何のための筋肉なんだよって呆れてちょっと藁けてきた。面白いので、コーナーに戻って回復を待ってみることにした。奴はカラダを起こして、肩を激しく上下させて呼吸を整えていた。鼻に指を当てて、鼻血の塊を出す。その辺りがどうも場慣れしている印象を受けた。

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