2018年09月22日

耐えてみろ!(20)

宿舎生活というのは窮屈なものだ。絶えず人の視線を気にしなければならない。それも先輩との相部屋なので終始気を遣う。ましてや気難しい陽一郎と同じ部屋などというのは誰だって嫌がる。いくら陽一郎に可愛がられている慎吾であっても、それは努力した結果可愛がられているのであって、それなりに神経を擦り減らしているのだった。隣の部屋の恭太も同じだった。恭太は色黒だが細くて小柄で、丸坊主だったので幼く見えた。寮生活は時間が厳しく、さらに上下関係も絶対だったので、食事や風呂もまずは先輩から順々に済ませ、最後の下級生は掃除や片付けも含めて全て急いでしなければならず、その下級生の間でも平等ではなくて、小柄で純朴な恭太の負担は人一倍多かった。例えば、「恭太、悪いけど俺、急いでてさ、悪い、今日の掃除、代わってくんないか?」と言われれば、人のいい恭太は不平不満も言わずするが、かと言って恭太の番になると、代わってやったはずの奴はそんなことをすっかり忘れているかのように知らないふりをする。それを見た他の奴も同じようにするので、恭太は休む間もないのだった。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)耐えてみろ!Ⅶ 

2018年09月20日

登場人物(2018/09/20)

登場人物
基本的に、誰が主人公とかはありません。小説ごとに主人公も違いますし、設定も全然違います。
ただ、同じ名前なら同一人物です。大抵は架空ですけれど、実在の人物をモデルにしているものもあります。(ま、俺しか知らないけど。)あと、年齢は悩ましいところで。アップした当時の年齢ってことでお願いします。

高梨 啓太郎(たかなしけいたろう)
売れない劇団員で主にバイト生活。33歳。「川辺にキラリ」で登場。

大戸見 邦史(おおとみくみふみ)
世田谷区図書館でアルバイト。特技はフルートが吹けること。28歳。「川辺にキラリ」で登場。

池尻 翔太(いけじりしょうた)
大学を出てフリーターだった。享年23歳。「短かった夏」で登場。

中村 敏夫(なかむらとしお)
中堅企業の派遣社員だったが、鬱病を発症しリストラをされる。享年42歳。「短かった夏」で登場。

馬淵 昇平(まぶちしょうへい)
妻も子どももいるが、実態はセックルレスの仮面夫婦。享年36歳。「優先順位」で登場。

住谷 和明(すみたにかずあき)
昇平のセックスフレンド。世話好きで料理が趣味。享年33歳。「優先順位」で登場。

高坂 悟(こうざかさとる) 
コンビニでバイト生活。29歳。結構ドSで茂人に様々な要求をしていく。けど、実はネコ。「愛しているって言って」で登場。

北村 茂人(きたむらしげと)
悟に言われるがままに従うドM。だけどタチ。「愛しているって言って」で登場。

鈴木 克利(すずきかつとし)
フリーター。資格試験を受けると言う名目で定職に就かず、コンビニ等でバイトをして暮らす。32歳だが、長年の不摂生が祟り中肉中背キューピー体型。しかし、本人はイケている、モテると思い込んでいる。「ハサミムシ」で登場。

加藤 光男(かとうみつお)
フリーター。人とコミュニケーションをとるのが苦手で定職に就かず、ハッテン場でバイト生活をする31歳。「栗の香りに囲まれて」で登場。

柄谷 努(からたにつとむ)
県立高校の数学講師。28歳。曲がったことが大嫌い、神経質で凝り性の完璧主義者。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。

小林 圭一(こばやしけいいち)
百貨店で経理を担当している。努の彼氏。31歳。「とことん付き合って・・いけるか、俺?」で登場。

坂上 明(さかがみあきら)
IT会社SE。31歳だが外見は20代前半と言っても通るくらいの童顔イケメン。「夜明け前」で登場。

新庄 智幸(しんじょうともゆき)
ゲイバーのママで、そこでは幸子という名で通している。まだ26歳と若いのだが、夜の生活が祟り、30代に見える。「夜明け前」「堕ちるところまで堕ちて」で登場。

北村 慎吾(きたむらしんご)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。バレー部員。19歳。「耐えてみろ!」で登場。

伊藤 陽一郎(いとうよういちろう)
法政大学スポーツ健康学部の学生。寮生活をしている。ウエイトリフティング部員。21歳。「耐えてみろ!」で登場。

横溝 崇(よこみぞたかし)
法政大学社会学部の学生。ボクシング部員。大学のスポーツ施設でアルバイトをしている。21歳。モデルはセクフレ。「耐えてみろ!」で登場。

丸山 恭太(まるやまきょうた)
法政大学経済学部の学生で、寮では慎吾の隣の部屋で暮している。陸上部員。19歳。「耐えてみろ!」で登場。

鈴木 浩輔(すずきこうすけ)
明治大学商学部の学生。水泳部員。23歳。「堕ちるところまで堕ちて」「スプラッシュ」一石二鳥のアルバイト」で登場。自分がM体質だということに気付く。

若松 太一(わかまつ たいち)
廃品回収業の社長。アル中で肝臓を患っていて常時赤い顔をしている。浩輔にバイトを斡旋する。51歳。モデルは某社の営業部長。「堕ちるところまで堕ちて」で登場。

沢村 耕太郎(さわむらこうたろう)
佐川急便の配達員。朝から晩まで弱音も吐かずに働く、武骨でまっすぐな好青年。28歳。「デリバリー」「デリバリーC」で登場。

一条 達彦(いちじょうたつひこ)
一部上場企業の課長。ジムが日課で、高級スーツの下にはマッチョなカラダが隠されている。35歳。「デリバリー」で登場。

門田 淳平(かどたじゅんぺい)
佐川急便の配達員。朝から晩まで働かされて待遇に不満を持っている26歳。「デリバリーB」「デリバリーC」で登場。

苫米地 篤(とまべち あつし)
33歳。4年間結婚生活を送っていたが、性の不一致により2年前に離婚。自動車修理工。「デリバリーB」で登場。

齋藤 信明(さいとうのぶあき)
中堅企業の営業マン。営業成績は振るわず、課長に怒られてばかり。43歳。「そんなに仕事が大事?」で登場。

権 基哲(クォンギチョル)
明治大学商学研究科に通うイケメン韓国人留学生。26歳。日本語はまだまだ勉強中。とても短気で自己中だけど情熱的。モデルは元彼。「僕の彼氏は韓国人」で登場。

宮下 健一(みやしたけんいち)
ギチョルの彼氏、32歳。韓国人のギチョルに何とかついていこうと必死。一方で単身旅行中に台湾人の治文にも恋してしまう。モデルは作者。「僕の彼氏は韓国人」「台南の風に吹かれて」で登場。

金 大権(キムテガン)
韓国の左翼系新聞社の記者。31歳。「灰色の空間」で登場。

三反園 弘一(みたぞのこういち)
IT会社契約社員。資産家の息子で駅前のタワーマンションに一人暮らしをしている。24歳。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

西條 智哉(さいじょうともや)
川崎工業高校3年だが、後に中退する。弘一のトレーニング相手。17歳。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

坂井 亘行(さかいのぶゆき)
中堅企業の技術マンで趣味が筋トレ。33歳。モデルはセクフレ。「終わりの見えないデスマッチ」では弘一に金的を執拗にやられる筋肉野郎として登場。「ゴーグルマン」で再登場。

定岡 光和(さだおかみつかず)
川崎市H商業高校の数学講師。当時30歳くらい。「終わりの見えないデスマッチ」で登場。

三上 洋一(みかみよういち)
スカウト兼カメラマン兼ディレクター。43歳。「ゴーグルマン」で登場。

謝 治文(シェジーウェン)
台湾の和風喫茶で働く長身イケメン台湾人。27歳。モデルは前彼。「台南の風に吹かれて」で登場。

西条 実来(さいじょうみくる)
ソープランドで産まれ、親を知らずに育つ。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

宇津木 健(うつぎたける)
母子家庭で育つが、小1のときに母親が若い男と蒸発してしまう。実来の5歳上。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

ジャナバル・インジェ(いんじぇじゃなばる)
トルコ人。生まれたときから腕が4本ある。実来の4歳上。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

ナデート・メーキンタイ(めーきんたいなでーと)
タイ人。全身が黄金色の毛で覆われていて尻尾もあるが、れっきとした人間。カラダの構造上2足歩行があまり得意ではない。実来と同い年。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

シディーク・カシュバル(しでぃーくかしゅばる)
インド人。見た目は華奢だが、動体視力や瞬発力、記憶力に長けている。実来の5歳上。「終わりの見えないデスマッチB」で登場。

末次 高志(すえつぐたかし)
不動産業を営む40代。バブルの余韻が残り、茶髪でロン毛を未だに守り続けているが、髪の量は当時と比べて薄くなり、額も後退した中年男性。「一石二鳥のアルバイト」で登場。

佐埜裏 茂樹(さのうらしげき)
死刑判決を受けて執行の日を待つ24歳。「こんなはずではなかった」で登場。
 

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toppoi01 at 14:18|PermalinkComments(0)はじめに 

2018年09月15日

一石二鳥のアルバイト(10)

浩輔は起き上がるとゆっくりと近づき、そして渾身の力を込めて無防備な股間へと膝蹴りした。上方を向いて威嚇しているモノとは別人格であるかのように、傲然とぶら下がっていた玉を確実に仕留めた。大きく垂れ下がった玉はその衝撃でひどく歪み、そしてカラダへ押しつぶされた。「ギニャァァァァ!」獣のような雄叫びを発したが、高志はその姿勢を保ったままだった。「ゲヘェ、ゲヘヘヘェ、全然じゃねーかよ、何だよ、しっかり狙えよ、無防備じゃねーか、俺の玉、見えてんのか?あるだろ、テメーと違ってちゃんとあるだろうがよ、潰せよ、ゲヘヘ、しっかり狙って・・」そして、その言葉が言い終わらないうちにもう一度、膝を高志の股間へと食い込ませた。あの若干湿ってまとわりつく、テニスの軟球を踏みつぶしたような独特の感触があった。と、高志は後ろ向きに倒れた。白目を剥いて、開きっぱなしの口からは舌が出ていたが、股間からはドクドクと濃厚な液が流れ出して黒いマットを濡らしていた。「ふぅっ、終わった。」これがアルバイトの1ターム。シャワーを浴びて濡れたビキニを置き、代わりにそこに置いてあった万札を掴み取って、まだ伸びている高志を横目にここを出て行った。


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2018年09月12日

一石二鳥のアルバイト(9)

「おい、憎いか、俺のことが憎いかよ。」まだ股間を踏みしだくが、段々投げやりになってきた。「来いよ、その憎しみを俺にぶつけて来いよ。大事な大事な玉を潰されたその屈辱、悔しいだろ、切ないだろ、オマエの玉、もうねえんだよ。俺が潰してやったんだよ。」おそらく、射精したことを自分の中で潰された設定に勝手に置換しているらしい。浩輔はいくつかの星が頭上をゆっくりと回っているような快楽に浸っていたが、高志の方は違うスイッチが入ってしまい、こちらのことを構わずに一方的に喚いている。「何だよ、その筋肉無駄じゃねーか、玉なし、玉なし、オマエは玉ついてねーんだ、おら、かかって来いや!俺はオマエみたいな根性なしじゃねーんだぜ。」と、股を開いて仁王立ちになっている。ポッコリ膨れ上がった腹の下に剥き出しになった股間は、既に天井に向かって若干湯気のようなものを立ててそそり立ち、そして二つの大きな玉が何の防御する術もなくぶら下がっている。「やれよ、潰してみろよ、俺のタ、タ、玉を。岡本ぉぉぉ、来いやぁぁ、オマエにできんのかよぉぉぉ。」最早、浩輔を岡本と同一視して、目は既に焦点が合っていない様子で、口の周りは若干泡立ち、絶叫している。
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2018年09月08日

一石二鳥のアルバイト(8)

「手、手は除けろ、で、しっかり股開け。」とまたも同じ格好をするように言われ、ズキズキとした重い痛みに襲われつつも先ほどと同じ体勢になった。「岡本がよぉ、言うんだよ、分かるか、俺の屈辱が、分かるのかよ、えって。もちろん分からなかったし分かるわけがないって思っていたけどよ、今ではその弱っちい岡本の言うことがさ、分かるようになったんだよ。シンパシーオブソウルっつーの知ってっか、お前?それだよ。分かってもらう奴が欲しかったんだよ、岡本はさ。」高志は浩輔の股間に右足を置いて、グリグリと足指で揉み解すかのようにしだした。「うはぅ。」声にならないような声を上げ、浩輔は先ほどとは打って変わって警戒を一気に解いた。頭の中で炭酸水の泡が急に瓶の口からドクドクと溢れ出していくかのような、痛みでずっと押さえつけられていた快感がどっと湧き出して血流に乗って全身を駆け巡った。「昔の岡本のことを知らねーんだけどよ、きっと岡本も同じようなことを先輩にされてきたんだろ。それをカラダで教えようとしたんだろうな、カラダでさ、このカラダでよ。」と、踵で強めにグリグリとし出した。そして、足の指で、もはやはっきりと硬直して形が浮き出ているモノを挟んでなぞった。「恥って何だろな、恥ってよ。」と、股間をガンガンと踏みしだく。そして、その何度目かで快楽の絶頂と共にビキニがぐっちょり濡れて、その獣のような薫りが辺りに漂っていった。
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2018年09月05日

一石二鳥のアルバイト(7)

「あぁぁぁ!」手で股間を押さえてもんどりを打っている浩輔を尻目に、話を続けた。「でさぁ、痛えだろ、痛えだろ、分かるだろ、俺の痛さ。玉をやられたときの痛みもそうだけどよぉ、実際はな、痛さじゃねぇんだよ、男の象徴を踏みにじられる屈辱というかさ、ずっとずっと大事に大事に守ってきたものが踏みにじられたっていう感じがさ、たまんねえだろ?」そう言いつつ、剥き出しになった高志の股間は、さっきまで夕方の朝顔のようにしょんぼりしていたものが打って変わって、赤銅色に染まり、硬くそそり立っていた。浩輔は、股間へのかかと落としの衝撃がなかなか取れずに七転八倒していた。あまりにも痛すぎて、声も出ないくらいだった。
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2018年09月02日

一石二鳥のアルバイト(6)

「ちょっとさぁ、違うよなぁ。」頭をボリボリ書きながら、甲高い声を張り上げている。フケが窓から差し込む太陽光に照らされて、ダイヤモンドのかけらのようにキラキラと輝いて落ちていく。そして、首筋や脇腹を掻き出し、あっという間にミミズ腫れになっていった。「ちょっと、寝ろや。」肩甲骨のあたりも体毛でうっすら覆われていて、最早血がうっすら滲むほど引っ掻いている。浩輔は言われたとおりに仰向けに寝た。「足開けよ、足!言われなくてもちゃんとしろや!」頭では分かっているが、どうしても無防備で晒したくはない箇所だけに臆してしまう。もちろん、ビキニパンツの中身も、鍛え抜かれたカラダとは正反対の行動を取って縮こまっている。「岡本もさぁ、弱いくせにさぁ、すっげえ弱いのよ?あいつが試合で勝ったの、見たことねーんだよ。そいつがさぁ、恥かかされたっつってさぁ、後で呼び出されてよぉ、こうやって足を掴んでよぉ。」と踝辺りを掴むと、かかとを垂直に股間目がけて振り下ろした。
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2018年09月01日

一石二鳥のアルバイト(5)

「でさぁ、恥をかかされたってんだぜ?俺が避けたからうまく大外刈りができなかったっつーんで。大外なんか誰だってできるじゃねーかな。できない奴なんてまず、いないだろ。な?」といいつつ、手を頭の上で交差させていることを確認してから、俺から数歩後ずさっていく。で、右手で軽く横に仰ぐような動作をする。そっか、内股気味になっているから開けって言ってるのか。深呼吸をして心を落ち着かせようとするが、鼓動はどうしても速く落ち着かなくなっている。そして、軽く助走をつけてこっちに向かってくると思いっきり金的目がけて膝蹴りをしてきた。一部始終を見ていたので、思わず反射的に腰を引いてしまった。高志は思いっきり膝を振り上げたものの、空振りした反動で重心が不安定になり、そのまま無様に後ろ向きに倒れ込んだ。その有様を見て、浩輔は失笑してしまった。すると、高志は顔を真っ赤にして激高しだした。
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2018年08月29日

一石二鳥のアルバイト(4)

問わず語りに高志は話を続けた。「練習中に先輩から、内股をかける前に反動で玉を蹴られるなんてのはかわいいもんだ。岡本って1年上の先輩がいて、そいつはそもそもカラダがただデカいだけで動きが鈍くて、まあ動作も鈍ければそれに輪をかけて頭の回転も遅いから、普通に乱取りやってても投げられる練習台にしかならないくらいどうしようもない奴なんだけどよ、そいつとまともにやりゃ、そりゃ俺らの方が強えわ、けど先輩だから一応稽古つけてもらわにゃならんってことで、ま、こっちも手加減するんだけどよ、なんせ基本がなってねーもんだから技をかけたんだか何だか分からないもんで、仕方ねえからワザとかけられた体で受け身を取ったわけさ。そしたら周りが爆笑。」何がおかしいのだが分からないが、苦痛で顔を歪めたままの俺に、ゲタゲタ笑いながら話をし続ける。脂で歯は全体的に山吹色をしており、上の前歯が欠けてそこから虫歯になって黒く変色している見にくい歯を気にするでもなく、刺激臭を時折吐き出しながら。
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2018年08月26日

一石二鳥のアルバイト(3)

「いいじゃないか、え?」ニタニタと笑いつつ、高志は自らの服を脱ぎ去った。一糸乱れぬ姿は一言でいうと中肉中背、中年特有の体型であった。しかし、元柔道部主将の名残はそのカラダつきに刻まれていた。昔はあったであろう筋肉が今では贅肉に変わったのであろうが、それが筋肉であった頃を彷彿させる、浅黒くて脂の乗りきった、そんなカラダであった。しかし、浩輔のこの鍛えに鍛え抜かれたカラダと比較すれば、脂肪ばっかりの中肉中背の中年体型以上の何物でもなかった。「どうだ、痛いか、痛いだろ。」苦痛に歪む浩輔の顎を掴み、当たり前すぎる質問をした。内臓が腐ったような口臭がツーンと鼻腔を刺激した。「俺が柔道部にいた頃はこんなもんじゃなかったぜ。」この台詞、そしてその後の話は毎回聞かされて、それをただ痛みに耐えている状態で聞いている。きっと、その柔道部のしごきでも同じような光景だったのだろう。

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2018年08月23日

一石二鳥のアルバイト(2)

「ガチャ」と唐突にドアが開いた。この部屋の借主であり、浩輔の雇い主だ。髪はオールバックにし、金の太いネックレスをつけ、金色の腕時計をしているが、トレーナーとジーンズというラフな格好にはアンバランスでかえってその金色が悪趣味で際立って見えた。「おい。」「お疲れ様です。」浩輔は若干ビクつきながら返事をする。「おい、どうだ?」「はい、順調です。」「こっち来てみろ。」浩輔はその声に応えて高志のところへ小走りで駆け寄った。「おうおう、いいじゃねーか。」と肩、そして胸をベタベタと触り、握って固さを調べる。「腕上げろや。」言われるがままに上げると、高志はその汗でうっすら湿った腋毛をまじまじと見る。「おら、両手を頭の後ろで組め!」腕を上げて指示通り組む。「なんだ、オマエ、言われないとやらないんか?足も開けよ!」と粗雑に足をこじ入れて開かせる。そして、メキョっという音と共に浩輔が後方に崩れ落ちた。手は後ろ手で組んだままで尻餅をついた。高志は金的に膝蹴りを喰らわしたからだ。しかし、すぐにまた立って同じ姿勢をした。すると、今度は助走をつけて足を大きく振り上げて、足の甲で思いっきりまた金的を蹴り上げた。今度は浩輔はバランスを崩すことはなかったが、若干前かがみになり、膝がガクガク震えていた。

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2018年08月19日

一石二鳥のアルバイト(1)

アパートの一室にあるトレーニングルームで、浩輔はせっせとベンチプレスに励んでいた。かれこれ2時間になるだろうか。そこに置いてあるバナナを2本食べ、筋肉増強用プロテインのドリンクも飲む。元々水泳を幼い頃からやっていて、骨格は逆三角形なのだが、水泳をするようなカラダでは最早ない。手のひらは豆が積み重なって固くなり、肩も腕も不自然に盛り上がっている。浩輔の自慢は胸だ。胸を中心に鍛え上げたために、かなり重度の肩こりと偏頭痛がするほど、そしてプールに入ったら間違いなくブクブクと沈むくらいの筋肉、そしてその下にはバキバキに割れた腹筋を身にまとっている。しかもこれは成功報酬のアルバイト。筋肉をつければつけるほど金がもらえる。なので、プロテインも多少無理して飲んで、汗をダラダラかきながら黙々と筋トレに励んでいる。たった一人で、備え付けのビキニパンツを履きつつ、地道にトレーニングを続ける。

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2018年08月18日

ゴーグルマン(19)

三上は感想を聞いた。
「良かったです。」
自分でもその一言では足りないと思ったのか、
「次もまた、やりたいです。」
という言葉が知らずして口から飛び出した。今まで知らなかった領域をこじ開けられたような、そしてその自分の知らなかった世界が急に開かれて、そこに何も知らない自分が放り出されたかのような、未知の世界の入口附近にいるんだなということだけは自分でも分かっていた。今まで「受ける」といったことは考えもつかなかったし、それは男として途轍もなく恥ずかしいこと思っていた。しかし、それを飛び越えた世界の向こうは別世界だったことが分かった。カメラに向かって一言と言われ、これが撮影だったことを思い出した。どんな感じで俺の姿が映っているんだろうかと思うと、急に不安になった。先ほどの「男として恥ずかしい」といったことが再び頭の中を駆け巡った。
「すみません。」
亘行はこういうと、立て続けに、
「やっぱりちょっと、俺には無理かもしれないです。」
と、自分のあられもない姿が世の中に出てしまうことに急に抵抗感が生じた。

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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅣ 

2018年08月15日

ゴーグルマン(18)

三上は器用に片手でコンドームを装着すると、ローションをサッとそこに塗って、間髪入れずに亘行のケツに挿入した。三上はノンケのケツは数え切れないほど試している。誰も最初は入れようとしても異物を排除するかの如く押し出そうとする力が働くのだが、亘行のケツに関していえばもう先ほどのような頑なに拒むような抵抗はなく、むしろグイグイ包み込んでいくかのように三上の怒張したモノを受け入れていった。それは先ほどのポイントまで導く船頭のように、非常に滑らかであった。ある程度奥まで入れると、堰を切ったように亘行が呻き声を大きく上げた。そして三上の肩を強く握った。三上は小刻みに腰を動かすと、徐々に呻き声が大きくなっていった。亘行のモノはさっきまで蛹のように縮こまっていたが、急速に回復して硬直していった。三上はそのモノを握り、そしてボリュームのある胸に乗った乳首をペロリと舐めた。「ああっ」という言葉と共に、三上の握られた手の中から、白濁した液体が四方八方に散りばめられた。三上も自らを制御できなくなり、引き抜いてコンドームを剥がそうとしたところで絶頂を迎え、ねっとりした液体が亘行の深く刻まれた腹筋の溝へと吸い込まれていった。亘行は、しばらくは動けずにいた。呼吸は徐々に整っていったが、カラダが余韻で小刻みに震えているのはなかなか収まらなかった。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月12日

ゴーグルマン(17)

亘行のまだ未開発な箇所を丹念になぞりつつ、三上はタイミングを探っていた。初めは誰でも何物でも拒むようにするものだけれど、それもごく最初のうちだけだ。指を入れると締め付けは確かにあったけれど、どちらかというとウェルカムのようにスイスイと入っていって、中指があっという間に根元まですっぽりと入ってしまった。しかし、すぐそれを出すと、またローションをつけて、また同じようにした。亘行は何だか変な気持であった。入っているようで入っていないような、残尿感というか何か引っかかっている感じはするけれど、それ以上でもなく、結構あっけない感じがした。そして4回目に入れたとき、何か脳にジワッと甘味料が浸み込んだかのような、とても甘美な快感が点滴を入れたかのようにカラダ中を循環した。三上の指が亘行のポイントを手繰り当て、その壁の向こう側にあるゴロゴロしたものを指の腹で撫でまわすと、亘行は言葉にならない呻き声をあげてそれに答えた。このポイントを知ってしまうと、もう後戻りはできない。これはゲイであるなしに関係のない、男だったら誰でもある隠された快楽のポイントで、亘行のモノからはドクドクと透明な液が流れ出していた。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月11日

ゴーグルマン(16)

戦々恐々としている亘行を余所に、三上は丹念にケツの割れ目を指をなぞると共に、さっき探り当てた感度の高い部分をそっと舌で舐めた。亘行はずっと責められっぱなしだったので、カラダの随所が性感帯へと変わっていった。ちょっとした刺激でも快楽を感じ、ましてや感じるスポットにピンポイントで刺激をされるとカラダが跳ねるように反応した。明らかに待っている自分がいた。普段、女とヤッていても、ただ欲望の赴くままに突っ込んでそして吐き出して、そして急速に冷めて現実に引き戻される虚脱感を抱く、その永遠の繰り返しだったのだが、初めてやられる側になるとその「待つ」という期待値がどんどん上がり、それにカラダが応えていることがよくよく分かった。乳首を軽く甘噛みされて、「あっ」っと自分でも驚くくらい女のような声を出した。恥ずかしいと思ったのも一瞬で、今まで味わったことのない快楽に対して、なされるままに身を委ねることにした。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月08日

ゴーグルマン(15)

三上は、そのちょっと上ずったような呻き声を聞き逃さなかった。そして元の体勢に戻すと、ポーチから中くらいの透明なプラスチック容器を取り出し、それからトロッとした透明な液を手のひらに出した。亘行はローションを使ったことがなかったので、その一挙手一投足をジッと眺めていた。それをケツの割れ目にじっくり塗り、そして指を入れようとする感触が伝わってきた。抵抗はしなかった。拒否感情はもちろん頭の片隅にあるけれど、一方でケツに入れるってどういうことなのかということにも興味があった。前に白人と黒人がまぐわっている動画を見たことがある。携帯だったけれども、その白人のモノの大きさと言い、それを受けている黒人のケツといい、とても性行為というものには見えず、何ともアクロバティックというか、大道芸やサーカスでも見ているような感覚だった。第一、入れる側は全然平気だろうが、入れられる側の負担が半端ないだろう。カラダの中でどういうようなことになっているのか、腸や肛門が裂けたり破れたりしないのだろうか、絶対に気持ちいいなんてことがあるわけはない、もし気持ちいいっていう感覚が生まれたとしたらよっぽどのドMの変態だとそのときは思っていた。こんなのは訓練を積まなければできるわけがない、あんな高速でガンガン突っ込まれたら、消化器官が摩耗・損傷して肛門附近は痔になることが間違いなく、常時開きっぱなしになって使い物にならなくなるのではないか、そういう不安もあった。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月05日

ゴーグルマン(14)

そして、三上は亘行の足を掴むと自分の方に引き寄せた。亘行の玉の裏側とプリンと引き締まったケツが無防備に三上の前に突き出された。さすがに亘行はそんなポーズを取らされることが恥ずかしかった。自分のケツの穴を見られることがこんなにも恥ずかしいことだとは考えもしなかった。三上はしかし慣れた手つきでケツをマジマジと見つめていた。ケツの肉付きは意外と重要で、肉が付いていない痩せたケツは骨が直接ゴツゴツ当たって痛いし、またたいていのケツは肉はあっても柔らかく、痩せたケツほどではなくともやはり痛い。これくらいプリッとしたプリケツが望ましい。また、ケツの割れ目はうっすらと毛で覆われ、その中心部にはピンク色のつぼみのように窄まった肛門がはっきりと見えた。三上は肛門を見れば、大体何をどうすれば分かる。これは脈なしって感じのケツではない。割れ目から固く窄まった襞の部分にかけて、ゆっくりと舌でなぞった。汗で湿っていて、若干苦みがあった。亘行は「そこは、そこ、あっ。」と抵抗はしたけれど、舐められて嫌な感じではなかった。もちろんこんなところを舐められる経験など今まで皆無だったが、実はケツを撫でられるとこそばゆいと言うよりもむしろ気を抜いたら声を出しそうなくらい何とも言いようのない感じがしていた。ケツが無防備にさらけ出されて、しかもその奥深いところまで舌が捻るように入れられて、恥ずかしいことこの上なかったけれども、初めて体感したこの心地よさに微かに呻き声を漏らした。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月04日

ゴーグルマン(13)

キスをしながら、カメラに写るようにビキニパンツをゆっくり剥ぎ取った。赤銅色にピンと下腹に張り付いたモノが現われた。そして、徐ろに三上は自分のジーンズのチャックを下ろし、半分被ったままの黒ずんだモノを取り出した。そして、それを亘行の口元へと持って行った。亘行は軽く反応したものの、自然とそれを頬張った。蒸れてツンとしたアンモニア臭と恥垢の入り交じった臭いが気になったが、口にしたら気にならなくなった。ただ、口に含んだ当初はクニャッと柔らかかったが、ムクムクと怒張し、口腔では持て余すようになった。そして三上が亘行の後頭部を手で押さえて腰を振ると、そのモノが喉の奥まで否応なく入っていく。そんな経験がなかったことと、陰毛から醸し出される異臭から、口からそのモノを除けるように吐き出すと、そのモノは大きな手製のかりんとうのような形状で眼前にそそり立っていた。さっきまで被っていた部分が全てめくれて、亘行の唾液でテカテカに光っていた。ホクロなのか痣なのか、2,3箇所黒ずんでいるところがあったのが気になった。そして、三上はソファの上に足を乗せる形で69の形になった。先に見本を見せるかのように三上が亘行のモノを口に含んだ。亘行の前にも先ほどのモノが、真っ黒く垂れ下がる玉と共に眼前に迫ってきた。選択の余地はなく、また再びしゃぶると三上はまたも喉の奥底まで突き刺すかのように腰を動かした。
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toppoi01 at 08:30|PermalinkComments(0)ゴーグルマンⅢ 

2018年08月01日

ゴーグルマン(12)

するとすぐに透明な液が湧き出す源へと行き着いた。こもった温もりと粘着質な湿り気が指先に優しく伝わってくる。そしてその浸入に敏感に反応して、体脂肪の極端に少ない腹筋が波打ち、そしてその上の肉厚な大胸筋が細切れに痙攣した。三上はそのすっかり湿った棒に直に触れた。親指をちょっと太くした程度の、おそらく平均からするとかなり小さめなモノだが、硬直して熱を発し、それなりに存在感を示している。その先から絶えず流れ出している潤滑汁で、三上の手もぐっしょり濡れた。その下方にある二つの玉の方まで手を伸ばし、そしてむんずと握った。亘行のカラダが驚いたかのようにビクンと跳ねるように動いた。勃起していても手で隠せるサイズなんだな、と変に納得しつつ、亘行の方を見ると、いかにも物欲しそうな目をしてぼんやりとこちらを見ていた。ビキニパンツの中に入っている手でそのモノをこねくり回すと、「うううっ」と、先ほどよりも気持ち高めに小声で喘いでいる。腕はソファから投げ出されてだらんと垂れ、カラダ全体がほんのり桜色に染まっている。マジマジと見てもエロいガタイだ。それが無防備にされるがままになっている。物欲しそうな唇に三上は吸い寄せられた。舌を奥深くまで入れると亘行もまた絡ませてきた。手は筋肉でパンパンに張り詰めた胸板を揉みほぐし、そしてその先端の乳首をそっと刺激した。下半身の濡れた部分は膝でゴリゴリ刺激する。吐息が口移しに伝わってくる。そして亘行の手が三上の背にそっと回された。「これはイケる。」と三上が思った瞬間だった。


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